2011年12月21日水曜日

バルサからマネぶこと

FCバルセロナからマネぶ(学ぶ)こと


それは見かけのテクニックではなくて、

“育成哲学”だと思うのです。

それは「仲間を生かすことのできる選手を育てる」ではないでしょうか。

FCバルセロナではそれを「愛」であるとか「バルサ愛」だとかと表現しているようですが、

要は「One for All, All for One」というチームスポーツの鉄則を、

具体的に修得させる方法論だと思うわけです。


メッシやイニエスタは育てられなくても、おなじこのハートをもった人間を育てることは、どんなクラブであっても可能な目標だと思います。




2011年12月2日金曜日

頭が良いんだか悪いんだか

朝日新聞
2011年(平成23年)12月2日 金曜日
オピニオン面 私の視点

TPP交渉 反対するなら批准手続きで

渡辺頼純 わたなべ よりずみ

元GATT事務局経済問題担当官
慶應大総合政策学部教授

TPP(環太平洋経済連携協定)を巡る議論が迷走している。
与野党を問わず「慎重派」と称する抵抗集団が、「反対のための反対」に時間を浪費している。
菅直人前首相が昨年10月の国会演説でTPP交渉参加を話題にしてから1年以上も「慎重に」議論してきた。
国民は彼らの言う「慎重」とは「何もしないこと」だと感じ始めている。

そもそもTPP協定なるものはまだ出来上がっていない。
交渉次第で日本にとって有益なものとなりうるのに、なぜ国会議員は「交渉入り」することにさえ反対するのか。

TPPを交渉することと、交渉を経て合意されたTPPという国際協定を受諾することは、制度上異なっている。
交渉するのは外務省を中心とした政府であり、この交渉結果を日本として受け入れるかどうかを決定する「批准」行為は国会の仕事である。

政府に交渉させて、その結果が国益に反しているなら、その時点で国会が批准しなければ良いだけの話だ。
ましてや国会が政府に対し、交渉する前から「コメは除外せよ」「医療は外せ」などと迫ることは交渉上必要な柔軟性を奪うことになり、百害あって一利なしだ。
交渉の本質は「条件闘争」であり、その「条件」は交渉の間はブラックボックスにしまい込んでおかなければならないからだ。

TPPは本当に日本にメリットをもたらすのか。
この質問も、国際交渉についての理解の欠如に由来する。
答えは簡単で、「日本にメリットをもたらすように交渉する」ことが肝要なのだ。
1986年から94年まで続いたGATT(関税貿易一般協定)のウルグアイ・ラウンドを思い出してほしい。
交渉を開始した時点でいったい誰が、今日のWTO(世界貿易機関)協定という「交渉の果実」を想定していただろうか。

TPPを巡っては農業が問題とされることが多い。
しかし、農業問題は21もあるTPPの交渉分野の一つでしかない。
他のほとんどの分野で日本は「攻め」の姿勢で臨むことが出来る。
工業製品は言うまでもなく、知的所有権の保護強化、投資環境の改善、インフラ輸出など日本にとってのメリットは多々ある。

農業はどうでもよいと言っているのではない。
むしろ逆だ。

日本農業は保護され過ぎてここまで衰退した。
今、変えるべきは「農政」であって、農政を変えることで農業を再生するのである。
そのためには日本の農業を国際競争にさらすことが重要で、TPPはそのための、またとない機会を与えてくれている。

──以上──

『他のほとんどの分野で日本は「攻め」の姿勢で臨むことが出来る。』

まったくイメージがわかないのだが、「攻めの姿勢の交渉」とははたしてどういうものなのだ?
そのあげく

『結果が国益に反しているなら、その時点で国会が批准しなければ良いだけの話だ。』

なんてことが可能なのだろうか?


どうも「国際交渉についての理解が欠如」しているらしいオレにはまったくわからん。
ちんぷんかんぷんだ。

っつうか、「ちんぷんかんぷん」って何だ?