2012年10月3日水曜日

前橋市長杯

今年も前橋市長杯を観戦にでかけた。

第16回国際交流サッカー大会前橋市長杯U-12
前橋市制施行120周年記念事業 東日本大震災復興支援
9月15日(土),16日(日),17日(祝)

総合結果順位(1位より降順)

浙江緑城FC
川崎フロンターレ
バディーSC
柏レイソル
レジスタ
VF甲府
アスペガス生駒
JACPA東京
NEOS
柏RAA’82
VIVAIO船橋
図南SC
SP-フッチ
アビリスタ
在日本朝鮮選抜
アイリス住吉
ソウル市選抜
韓国全国選抜
前橋市選抜
江南南SS
アスルクラロ沼津
名古屋FC
横浜F・MP追浜
FTP SC
コラソン
三菱養和巣鴨
アルティスタ
スクエア富山
エスポルチ秋田
福島ユナイテッド
杉並アヤックス
VIENTO
門真沖SC
FC杉野
チョンリマFC
FC Enable

以上全36チーム


1位の浙江緑城FCというチームだが、ウィキペディアによれば――

 杭州緑城足球倶楽部(こうしゅう-りょくじょう-)は中華人民共和国の東部、浙江省杭州市を本拠地とするサッカークラブである。中国サッカー・スーパーリーグ(中国超級聯賽、国内リーグ1部に相当)に所属。1998年 緑城房産、浙江大学、浙江省サッカー協会が共同で浙江緑城足球倶楽部創立。


現在トップチームには、レッズにいたマゾーラやフロンターレにいたレナチーニョが所属しているらしい。

浙江省杭州市といえば、先日の反日デモで日本料理店や日本のラーメン店が破壊されたことでも有名な街であり、上尾市の姉妹都市でもある街。
http://sankei.jp.msn.com/world/photos/120819/chn12081922130005-p8.htm

緑城(グリーンタウン)というのは浙江省で好き勝手やってる大手不動産グループ。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0216&f=stockname_0216_106.shtml


 わたしは大会初日に、今年オープンしたばかりの天然芝グラウンドである下増田多目的広場で観戦した。
 伊勢崎オートレース場のすぐ裏ということだったのだが、何本もの川とローカル鉄道に挟まれた立地で、会場へ着くには意外と手間取った。
 会場のコンディションはすばらしいの一言。できたばかりとあって、雑草の一本も生えていない天然芝のグラウンドで試合ができる子供たちは幸せだ。
 ただし、なぜかカラスが大量にいて、フェンスの上からじっと試合を眺めていた。
 おそらくカラスの方が先に住み着いていて、そこにあとから人間がグラウンドを造成したということなのだろう。

 観戦した試合は、バディーSC対ソウル市選抜選。全日本少年サッカー大会ベスト4のチームが、おそらく一学年もしくは二学年上も混じっているであろうソウル市選抜とどういうゲームをするのかが楽しみだった。
 ちなみにソウル市選抜に上の学年が混じっているだろうというのは、わたしの憶測だ。
 この大会に参加する海外チームは、学制の違いからなのだろうが、例年中学生が混じっている。ソウル市選抜もそうなんだろうなあと考えた。

 実際体格では一回り以上、ソウル市選抜の方が大きかった。髪も、韓国ファッション独特の茶髪が何人もいた。態度も、日本の基準からするとそうとうに悪く、時間もまったくルーズだった。
 まあ別に悪気があるのでもないのだろう。あくまで日本の感覚からすると、わたしにはそう感じられたという話だ。
 ちなみに、試合開始時も後半開始時も、規定の時間が来て、審判が呼んでも、まったく意に介さずだらだら歩いて来るあたり、それに対してコーチらも気にしていない様子は、同じ東アジア人といっても外国人なんだなあとあらためて学ばされた。

 試合内容は、個人技でまさるバディーに戸惑うソウル選抜という感じで終始進んだ。
 相手が小学生だと思ってなめていたら、ガツンとやられたってところだろう。
 前半早々にバディーの決定的なヘディングがバーをたたき、そこからもシュートチャンスがあったのはバディーだけ。ソウル選抜はシュートゼロだった。

 後半になると尻をたたかれたのかソウル選抜が猛攻をしかけてきた。当たりも激しくなり、シュミレーションも大げさになってきた。オーバーに転んで「オオウ、アオオウ」と審判へアピールする辺りは、さすが泣き女の文化の国の人たちだなあと、腹の中で大笑いした。

 試合結果はバディーが前半に、完璧な崩しからインサイドで冷静に流し込んだ1点を守りきって、1-0でバディーの勝利。

 各大会会場がもっと近ければ、レイソルやレジスタ、韓国全国選抜、江南南、フロンターレ、アビリスタ、そして浙江緑城の試合を見たかったのだが、この日はとにかく暑くて、1試合だけの観戦で早々に退散した。

 『泣き女』
 韓国や台湾の冠婚葬祭文化の代表的なもののひとつ。葬式の際、故人がいかに徳のある人だったかをアピールするために雇われる、泣きのプロ集団。どれだけ激しく泣きじゃくるか、またその人数がどれほどか、によって故人の「すばらしい人ランク」が決まる。この風習のことを知らずに、韓国や台湾の方の葬式に出席すると腰を抜かすほど驚く。なにせ、徐々に盛り上がって泣くのではなく、「ではお願いします」といった感じに突然スイッチが入って、大の大人が駄々をこねる子供のように泣きじゃくるのだから(でもたぶん、上手い下手はあると思う。絶対)。
 感想はいろいろあるとは思うが、昨今のあまりにさっぱりあっさりした日本の葬式も、正直なんだかなあとわたしは思っているので、あの盛り上がりっぷりは、韓国の飲み会と共に、敬意を払ってしまう。だって今時の日本の葬式じゃあ、ほんとに香典渡しに行ってるだけみたいだもん。わざわざ喪服に着替えるのも面倒に思えるくらいに形式的になってる。あれじゃあ、そう遠くない時に廃れてしまうだろうね。


以上









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