2011年7月22日金曜日

ツイッター爆弾炸裂

『なでしこ』で検索をかけたら

なでしこ熊谷、ツイッターで被害 “合コン”内容が流出、協会は注意


というのがトップに出て来たので記事を読んでみたがいまひとつ何が問題なのかがわからない。

で、今度は、主要登場人物である「熊谷紗希」選手の名前で、

『熊谷紗希 まとめ』

と検索をかけて、顛末のまとめサイトを探した。

そしてわかったのは、熊谷選手の凱旋歓迎会における会話を参加者がツイッターで流して大騒ぎ、みたいなことのようだということだった。

背筋が寒くなった。

何かの会合で名刺交換や写真撮影をした相手が、この一件と似たような形で、「○○がこんなことを言っていたよ」というように流布したらと考えると……。

「事実ではありません」「事実無根です」「私はそんなことは言っていない」「そういう意味で言ったのではない」などと申し開きしても、関係各位への影響は免れないだろう。取引や今後の信頼関係にも大きく影を落とす。


問題は、これがツイッターに限った話ではないところにある。
刑事事件の捜査なら、ほとんどこれと同じようなレベルで十分に「証言」として証拠採用されるし(○月○日○時頃、△△さんと会っていましたね。△△さんは、あなたとこんな会話をしたと証言しています)、学生時代なら簡単に友人、恋人関係に亀裂を生じさせられる(この間の飲み会で、□□がお前のことを××だって言いふらしてたぜ)。さらにこれを国際的にやられたりすると、翻訳の問題も絡んできて訂正はかなり困難になる(原状回復は事実上不可能)。


便利な通信回線であったり安価なコミュニケーションツールのような顔をしているが、実態は地球規模の分散型データベースであるというインターネットの本当の怖さは、「情報の拡散力」ではなくて「情報の残存力」にある。
さらにそれは、人間の記憶(噂や検索キーワードの偶然を含む)との間を行ったり来たりしながら、削除と増殖を繰り返しつつ永遠に存在し続ける。

中学生時代、高校生時代、大学生時代、あるいは以前所属していた集団で、あるいは旅行先で、ふと誰かの手によってネットへ送りこまれた情報(発言や写真、あるいは伝聞や感想)が、20年後30年後、子供やま孫、または新しい所属先の誰かに目に触れる日が必ずやってくる。それは生前に限らない。死後数十年してからということだって十二分にある得る。

私の学生時代に、写メやブログやツイッターがなくて本当によかったと心から思う(AIDSもなかったし※)。

昨今の若者は元気がねえってなげく人もいるけど、仕方ねえって。
ちょっとはしゃいだら、この騒ぎなんだもん。

あしなが育英会 東日本大震災 津波遺児 単発寄付


HIV感染者・AIDS患者は累計1万人突破!~先進国で唯一感染者が急増する日本~

 厚生労働省によれば、2004年1年間の新たなHIV感染者は780件、新たなAIDS患者は385件と、共に過去最高となった。合計数は1165件となり、初めて1000件を突破。特に日本人男性の増加が顕著で、前年度を大きく上回った。日本は先進国で唯一、新しい感染者が増加しているが、この事実事態ほとんど知られていない。

【参照】
フェイスブックで人生崩壊

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