車椅子ひき逃げ:自賠責非加入「高くつく」…容疑者 茨城
2011年2月7日 毎日新聞
茨城県高萩市の国道で6日朝、車椅子の神長せつ子さん(73)と介助していた夫三次さん(76)=同市高浜町3=が乗用車にはねられ死亡した事故で、県警高萩署は同夜、同県日立市十王町山部、無職、古山浩(こう)容疑者(56)を自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。高萩署によると、事故車は車検切れで、古山容疑者は自賠責保険に入っていなかった。「『カネが高くつく』と頭によぎり、逃げた」と供述しているという。
逮捕容疑は6日午前9時10分ごろ、道路を横断中の神長さん夫妻を車ではね死亡させ、そのまま逃走したとしている。
高萩署によると、古山容疑者は「気付いた時には間に合わなかった」と供述している。ただ救護義務については「救急車が着くまで現場にとどまった」と主張しているという。
【佐久間一輝 記者】
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車検切れの車を運転していて、何かしら警察のお世話になってしまった場合は、まず問答無用で「無車検運行」となり、「違反点数6点」、罰則は「6月以下の懲役又は30万円以下の罰金」となってしまう。
でもって、車検が切れているなら強制保険(自賠責)も切れていることがほとんどなので、そうなると「無保険運行」となり、「違反点数6点」と「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」の罰則も追加される。反則金ではなく罰金刑以上の刑だというところにも注目して欲しい。これはつまり、前科が付くということを意味している。
累積点数が6点になると、免停30日。
累積点数が12点になると、免停90日。
これでは終わらない。
車検切れ車両で事故を起こした場合、車検切れ=整備不良車両と任意保険会社でみなされるため任意保険は一切使えない。
また車検は通してあっても、なぜか自賠責が切れていたということが仮にあったとすると、任意保険の対人補償は自賠責保険の補償限度額を超えた部分(金額)について支払われることになっている関係上、自賠責保険切れで人身事故を起こした場合は、任意保険では自賠責保険分は支払われない。
「あれ~車検切れちゃってるじゃん。ま、今度時間があるときに取ればいいや」などと軽く考えていると、とんでもない目に遭います。
この機会に車検証と自賠責保険証を開いて、ちゃんと確認しておきましょう。
関東陸運局のマスコットキャラが見つけられなかったので、
東北運輸局マスコット“とうほくろっ犬”
形は東北地方をベースに極力特徴を生かしたデザインとした。
色はビーグル犬の配色とし、県を示している。
ネーミングは東北6県の県と犬をかけたもので、親しみやすいように犬以外はひらがなとした。
首輪のメダルは国土交通省のマークとした。
ポシェットには運輸局の業務を表す船、自動車、鉄道を入れた。
ポーズは飛び跳ねている様子を表し、躍動感をイメージさせている。
らしいです。
車検切れ以外でも、ちょっと酒が残っていたりしたら、その罰則たるや世界でも類を見ないくらいに重いです。
また自転車のマナーも運行ルールもメチャクチャなのに、ちょっと接触したら打ち所が悪くて人身扱い、なんてことになった場合でも、人生へのハンデ大です。
またねずみ取りだったり、オービスだったり、Nシステムだったり、携帯電話だったり、シートベルトだったり、駐車違反だったり、それこそ運転は、運転以外のストレスのかたまりです。
冗談抜きで、もし車の要らない生活環境を整えることができるなら、それだけでそうとうストレスから解放されるでしょう、この日本では。
車を運転する人が減れば、交通事故も減りますし、余計な道路も造らなくてすみます。
これからはガソリンだって、どんどん値上がりしますし、保険料だって税金だって上がります。
日本で車を使いにくくしているのは日本国政府なのですから、自家用車はなるべく所有せず、またできるだけ自分では運転しないようにするのは、ある意味国民の義務でもあるのです。
頼りにならないくせに国民の取り締まりと増税だけには熱心な、日本国政府に乾杯!
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