2011年4月3日日曜日

このままじゃあ楽しめない。

【東日本大震災】
“震災孤児”見えぬ実態
2011.3.29 産経新聞

 「いつ迎えに来てくれるの?」。少年は母を待ち続けた。だが、自分を愛してくれた人はもういない。東日本大震災で両親を失った“震災孤児”の実態が見えてこない。

 宮城県石巻市の市立小学校の避難所。同小1年の少年は、母親の迎えを待ち続けた。少年の両親は車で避難する途中、津波にのまれて命を落とした。学校にいた少年は難を逃れたが、両親が亡くなったことは知らされていなかった。

 避難所には近所の住民も多く、親代わりを務めて一緒に遊んでくれたが、避難所にいる親子連れをみると少年の目から涙がこぼれた。泣きながら大人たちに聞いた。「お母さんはいつ迎えに来てくれるの?」

 地震から1週間ほどたったころ、少年は一家の安否を心配して避難所を訪れた親族に引き取られた。避難所を出るときまで、母親の迎えを待っていたという。

 避難所で少年を見守り続けた男性は「子供に必要なのは親や親族だった。自分たちの無力さを痛感した」と、声を震わせた。

 石巻市教育委員会によると、市内だけでも数十人の震災孤児がいるとみられるが、その実態は明らかになっていない。

 自治体の調査は難航している。宮城県子育て支援課は県内の全自治体と全児童相談所に孤児の実態把握を要請。存在を確認すれば、児童養護施設への入所や里親への養育依頼を行う計画だが、今も多くの自治体から報告は届いていない。沿岸部の自治体は「児童生徒の安否確認さえ終わらず、孤児にまで手が回らない」と話す。

 岩手県でも、地震の被害で親が亡くなったり行方不明になったりしている子供の数を把握しようと、児童相談所の職員と応援に来ている横浜市こども青少年局の職員が避難所を回り、責任者に親を亡くした子供がいないかなどを聞き取っている。

 同県陸前高田市では、市の教育委員会も同時に調査を実施。市の担当者は「地震後、親戚(しんせき)などを頼って市外や県外に出た子供も多くいるため、実態把握には相当の時間がかかるだろう」と話した。

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私はお願いしたい。

私はお願いしたい。
全国の少年サッカーチームにお願いしたい。
いまから準備をして、今年の夏休みに被災地の子供たちとサッカーしてあげて欲しい。
原発の方がまだおさまっていなくて、あるいは被災地の状況が一向に向上していなくて、こちらから出向けないのなら、

こちらに招待して、ホームステイさせてあげて欲しい。





被災地で活動された看護師さんが書いていた。
その避難所の子は、今年のクリスマスにサンタさんが来ても、家がなくなっているので帰ってしまうのではないかと心配していたと。
その子はサンタさんに「ママとおうち」をお願いしたいのだと言う。

NHKの番組でインタビューされた少年が言っていた言葉が忘れられない。
「もし叶うなら、タイムマシンで地震が起きるずっと前にまで戻って、そしてこんな辛いことを知る前に死んでしまいたい」と彼は言った。まるで壊れた鏡にうつった自分に語りかけるかのように。

今年の夏休み、彼ら彼女らに笑顔は戻っているだろうか。

同じ空の下で、同じ年代の子が避難所暮らしをしていることを知っているのに、それを忘れたふりをしてするサッカーに、いったいどんな価値があるというのだろう。

たくさんの人が、100年に一度、1000年に一度の災害での1年目の夏に自分が何をしていたか、あとあと堂々と語れるような、笑顔で握手ができるような、そういう判断・意思決定・行動をするだろう。

被災地に行くだけが支援ではないし、ボランティアでもない。
そこに行かないからこそできることだってたくさんあると私は思う。

普段なら無理なことであっても、到底自分の役割じゃないと思えることであっても、自分の仕事や生活の余計な負担にしかならないことであっても、彼ら彼女らのことを考えると、本当にそうなのか、と自分自身に何度も問いかけてしまう。ふとしたとき、もう一人の自分から冷たい目で見つめられているような焦燥感に苛(さいな)まれてしまう。

被災1年目の今年の夏休みだけの特例として、全国の少年サッカーチームやジュニアユースチームが、被災地の子供たち少年少女たちをホームステイさせてあげたいと思ったときの、その総合調整窓口を、日本サッカー協会が設けてくれないだろうか。
サッカー協会とJの下部チームや全国の有名な強豪チームが率先して動き出せば、全国の他のチームもあとに続くような気がする。清水の少年少女草サッカー大会などでの、大量のホームステイに関するノウハウも応用できはしないだろうか。

【日本サッカー協会】
連絡先
財団法人 日本サッカー協会
〒113-8311
東京都文京区サッカー通り(本郷3丁目10番15号)JFAハウス
電話 03-3830-2004(代表)、03-5273-6877
FAX 03-3830-2005、03-5273-6878
メールアドレス
to:web_admin@jfa.or.jp




被災した彼ら彼女らのことを考えるとき、

できる範囲で、
無理のない範囲で、
負担にならない範囲で、

などと言ってはいられない。


サッカーをしたことのない子、そして女の子であっても、声を出して、走り回って、ボールを蹴る、そういう夏休みを過ごす権利があるはずだ。


壊れ物を扱うようなお客さん扱いなんてしなくていい。
朝起きて、ご飯食べて、サッカーして、テレビ見て、ゲームして、風呂入って寝る。
笑って、怒って、ケンカして、泣いて、ご飯食べて、クソして、寝る。
それができるだけで、子供たちの夏休みとしては満点なのだから。

狭くて、ゴチャゴチャしてて、気むずかしい兄弟がたくさんいて、いっつもみんな怒鳴ってばっかり、雑魚寝、そういう中の方が、きっとぐっすり眠れる。

被災を経験した子供たちに、これからだって楽しいことはあるよ、新しい友達もできるよ、出会いだって、出来事だって、無限にあるんだってことを実感させてあげる力添えをしたい。

ふだんなら、こういう事は、やりたい人がやればいいのかもしれない。
もし、本音のどこかでは正直かなりの負担で面倒くさいと思っていても何かしなければいけない時があるとしたら、この1年間がまさにその時なのではないだろうか。
ふつうの自分なら絶対にしない、どう考えても無理、準備不足で強引過ぎる、そういうことであっても、でも被災1年目の今年の夏休み、頼る親戚や行くあてのない子供たちのことを考えると、やらなければいけないことがいくつもあるように感じている。

被災地から来た子が、「こっちの夏は暑いなあ」なんて言いながらスポーツドリンクをぐびぐび飲んで、またすぐボールを追いかけて汗だくになる、そんな夏にしてあげられるのは、被災しなかった地域の大人たちだけだ。

そして今年2011年のクリスマス、
サンタさんにサッカーボールをお願いする子がひとりでも増えてくれたら、
と私は願う。



何かあるはず。
何かできるはず。

家がなくなったからサンタ・クロースが来ないかもしれないと心配してる子が、日本の同じ空の下にいる。
サンタクロースにお願いしたいのは「おうちとママ」だという子が、いま同じ時間の中で同じ空気を吸って確かに生きている。
腹を空かせて。
夜も眠れず。
寒さに震えている。

すべてはテレビの向こう側の話ではない。
テレビから流れてくるのは、放送コードで許されるフィルター越しの「災害地の風景」だけだ。
子供たちの現実は、そのフィルターを通り抜けることができないでいる。



南極探検での遭難から奇跡の全員生還を果たしたエンデュアランス号の艦長アーネスト・シャクルトン卿が、1914年にロンドンの小さな新聞の片隅に出したとされる世界的にも有名な 「 南極探検隊員募集広告 」 の冒頭部。

「求む男子。 至難の旅。 僅かな報酬。 極寒。 暗黒の長い日々。 絶えざる危険。 生還の保証なし。 ただし、成功の暁には名誉と賞賛を得る。(MEN WANTED for Hazardous Journey. Small wages, bitter cold, long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful. Honor and recognition in case of success --- Ernest Shackleton. )」

『エンデュアランス号漂流』アルフレッド・ランシング著 新潮社 1998年 (2200円)、もしくは新潮文庫 2001年 781円(税別)



あしなが育英会
http://www.ashinaga.org/

あしなが育英会
東日本大地震・津波遺児への募金
「みなさまからのご寄付は、東日本大地震・津波でかけがえのない親を失った子どもたちへの『特別一時金』の支給などや心のケア活動のために大切に使わせていただきます。」
インターネットからクレジットカードを利用してご寄付いただく場合、MUFGカード、DCカード、UFJカード、ニコスカード、VISA、MASTER、JCB、AMEXのマークのついているカードがご利用いただけます。
https://ashinaga.donation.fm/index2.html



日本丸は大氷山に座礁して半壊状態にある。
このままタイタニックの運命を辿るのか、エンデュアランス号のように全員生還するのか、それは乗組員一人一人にかかっている。

自粛しているつもりはない。
でもこのままじゃあ、何も楽しめない。
艦長と副艦長が先頭に立って「この座礁は俺のせいじゃない。危機的な状況ではありますが、ただちにすぐに沈むという心配はない、と専門家は言っています。でも念のために避難してください。そして汚染されているかも知れない可能性のある物は念のため食べないでください。飲まないでください。でもって近いうちに大幅増税します」と艦内放送で繰り返しているのだから、とても普段通りの気分にはなれない。
せめて、お金を使ったらそれが被災地と被災者の支援へつながる仕組みを整えて欲しい。
消費税や酒税、自動車重量税、を時限的に復興税へしてしまうとか(予算を組み替える努力なしに、安易な増税でまかなおうとするのは大反対。家族の誰かが大事故に遭った場合とか大病を患った場合を考えれば、家計の予算計画がそのままって訳にはいかない)。
そうしてもらえれば、消費にも積極的になれる。

でも、このままじゃあ、楽しむことが後ろめたい。
それを「自粛は悪」で片づけないで欲しい。


がんばろう日本!


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※ 引用参考サイト
正論ジャーナリズム

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