2011年3月18日金曜日

2人に1人がガンになる世の中での0.04%

適当なサイトがないかとちょっと検索しただけで、すぐ見つかった説明がこれ。↓



放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)

(1Sv シーベルト、=1,000mSv ミリシーベルト、=100万μSvマイクロシーベルト)

1.身体的影響
  被曝した人自身が受ける影響で更にa.急性影響、b.晩発影響に分けられます。急性影響は被曝後極短時間で現れる影響で、下の表に示したように被曝した線量で各種の症状が現れます。

a.放射線による急性の影響(全身照射)
線被曝線量(mSv:ミリシーベルト) 症状

250以下  ほとんど臨床的症状無し
500 白血球(リンパ球)一時減少
1000 吐気、嘔吐、全身倦怠リンパ球著しく減少
1500 50%の人に放射線宿酔
3000 5%の人が死亡(骨髄障害)
4000 30日間に50%の人が死亡
6000 14日間に90%の人が死亡(中枢神経障害)
7000 100%の人が死亡


b.晩発影響
  晩発影響は被曝後長時間を経て現れる症状で、がん、白血病、放射線白内障などが挙げられます。
  「国際放射線防護委員会(ICRP)1990年勧告」によると、1Sv(=1,000mSv=1,000,000μSv)の放射線被曝をしたときに生涯のあいだに生じる致死的なガンの発生確率は0.04%と報じています

2.遺伝的影響
 被曝した本人ではなく子孫へ伝わる影響のことです。広島や長崎の原爆被爆者に対して行ったこれまでの調査では、放射線によってヒトに遺伝的影響が増加したという報告はありません。しかしながら、国際放射線防護委員会がまとめた動物実験結果では 10mSvで1/10000の確率で遺伝的影響が現れると報告されています
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こういうのもあった。
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ほんの一瞬のうちに、1000ミリシーベルト(1シーベルト、もしくは100万マイクロシーベルト)を、全身に浴びても10人に1人が気分が悪くなって吐くかどうか、というのが、我が国の総理大臣や政府の広報官である官房長官の騒いでいる「健康への影響」の実態である(「全身照射」でないなら、浴びてない部分で修復されるので、ますます影響は小さくなる。いやむしろ影響はなくなると考えていい。長崎広島で至近距離被爆しても全身照射を受けていない人は、火傷などの外傷を乗りこえることさえできれば、意外なほどみなさんお元気です。でもって今回みたいな超微小微少な放射性物質が風に乗って飛んできて衣服について被曝したくらいでは、どうやったって全身照射は無理っつうか不可能っす)。

さらに「リンパ球の減少や白血球数の増減」にしても、こんなのは何も特別なことじゃなくて、日常生活の中で普通に繰り返されているごく当たり前の“事象”だ。

そもそもそれが本当に放射線の影響によるのかだって、相当にアヤシイ。なぜなら、ストレスや緊張といったものそれ自体が、リンパ球の大きな減少要因だからだ。睡眠不足もそうだし、急な運動だってそうだ。
「危ない危ない」と不安を煽られて、あわてて避難して、制限された食生活とトイレ、プライバシーのない環境、騒音、臭い、空調、そんな慣れない避難施設で、先の見えない中、普段と異なる緊張した生活を強いられれば、それだけでリンパ球はかなり少なくなる。
じゃあリンパ球が減少した結果、ではどんな健康リスクが生じるのかというと、いつもより風邪をひきやすくなるとか、肌が荒れるかな、といった「重大な健康被害」くらいなのだ。そんなものなのだ。


現在の菅枝野予測不安政権と、東京の大マスコミ様方は、国民を安心させる方向とは真逆のことしかしていない。
こんな連中のオモチャにされるよりは、自分でちょっとネットを検索してみれば、福島原発にからんでの不安はほぼ完全に解消させることができる。

寒風吹く中自分から裸踊りをしつつ、「このままだと、最悪の事態になる可能性がないとは言えない!」とわめいているアホに付き合って、こっちまで裸踊りするのもバカバカしいではないか。ましてやその最悪の事態が風邪をひくくらいのことだとしたら、いったい何を騒いでいるのか、という話なのだ、そもそも、が。




0.04パーセントの確率変化に、はたしてどれほどの意味があるというのだろう。
ましてそれは、「人間の生涯」という不安定で不確定の範囲での“発生”確率の話なのだ。

それぞれの人生に与えられた限られた時間の中で気にすべきことは、もっと他にあると私は確信している。
少なくとも、福島原発のニュースを見るためにテレビの前で時間を費やし、存在しないリスク予測によるストレス負荷を自らに与えるのは、あらゆる面で100パーセント無駄であると、私は断言したい。


おわり

【おまけ】
★原発80キロ圏に退避勧告 米大使館、自国民に
在日米大使館は17日付で、東日本大震災に伴う福島第1原発の事故を受け、同原発の半径80キロ以内に住む米国民に対し、予防的措置として避難するよう勧告した。避難が難しい場合は、屋内への退避を要請した。
同大使館は声明で、天候や風向きなどさまざまな条件が放射能汚染の範囲に影響すると指摘。低レベルの放射性物質は80キロ以上離れた地域に及ぶ可能性もあるとした。
2011/03/17(共同通信)

こういう反応を見ると、ホント、アメリカってパニック体質というか、パニック耐性のない国なんだなあと思わずにはいられない。イラクの時といい、昨年のトヨタの時といい、同じことを繰り返してる。
埼玉県民の私としては、このニュースのBGMにはこれしかないと思うのだが、いかがだろうか。
ぱにぃっく♪ぱにぃっく♪ぱにぃっく♪みんながあ~わ~ててぇる~♪

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