マーケティング系のビジネス書には必ず出てくる「AIDMA」。
「AIDMA」と書いて「アイドマ」と読みます。
これは何かというと、人が物を買うという行動を起こすまでにはどういう段階を経るか、は5段階に分類できるという説を説明するキーワードです。
1920年代に、アメリカのサミュエル・ローランド・ホールという人が提唱しました。
A Attention 注意
I Interest 関心
D Desire 欲求
M Memory 記憶
A Action 行動
インターネットが一般化してからのマーケティング・広告業界では、もはや古典として軽んじられている菅も、もとい感もあるのですが、なかなかどうして、普段の生活の中での自分の行動や他人の行動をコントロールする際には十分現役で使える法則だと、私は確信しています。
【AIDMAを日常生活に応用する方法】
私などは、自分で自分に行動を起こさせるようもっていくのに、このAIDMAを使います。
最後のA(Action)から順を逆に追っていくのです。
まず手はじめに、M(Memory)を補佐するため、行動に移すべき事柄をかき出したり、張り出したりします。忘れないようにするわけです。
それでもだめなら次のD(Desire)です。
その行動を起こしたら、何が手にはいるか、どういう変化が期待できるか、そういうことをできるだけ具体的に絵にします。文字だと私はイマイチなんですよね。やはり絵の方が私には向いているみたいです。その絵には、必要なら地名とかブランド名とか金額とかも、調べて正確に書き込みます。
しかしこれでもダメってことはしょっちゅうです。
となるとI(Interest)が必要になります。やはりどんなときも愛は必要なのです。
実はこの段階がもっとも重要なのではと、私は思っています。
つまり、本気でその気があるのか、マジでやりたいの? ってことを確認すること、それがこれなのです。
たまたま流行っていたから、とかテレビで見たからとかだと、それって自分の「関心」じゃないですよね。向こうから与えられた「関心」だと私は思うんです。そしてそれじゃあ、人を動かすことはできない。少なくとも、私はそれでうまくいったためしがありません。
ただし、第一観では本物の自分の関心ではなかったように見えても、視点や切り口を変えると、同じテーマであっても本物の関心をつかむことができる場合が少なくありません。少なくとも私の場合はそうです。
その視点や切り口を見出すために必要なのが、最後に残った最初のA(Attention)です。
今日、東北新幹線の新型車両『はやぶさ』が運行デビューしました。
東京駅は鉄道ファンでごったがえしたとニュースでやっていました。
彼らをそこまで突き動かしている原動力は、鉄道に関する知識の量と深さです。知っているからこそ価値がわかるのであって、知っているからこそもっと知りたくなるのであって、知っているからこそ愛してしまうんです。
浦和レッズの熱心なサポーターも同じだと思います。みんな、知っているからこそ、行動してしまうんです。
知らないことにああはなれません。
もし子供たちにもっと自主練習をさせたいなあと思っているのなら、あるいは我が子にもっと自宅学習させたいなあと思っていらっしゃるのなら、この「AIDMA」を骨格にして計画を肉付けしてみてはいかがでしょうか。
ただ口でいくらすっぱく「やれ! やれ!」言っても、自分も含めて人は動きません。
「もっと練習しろ!」「もっと勉強しろ!」
で成果が上がるなら、誰も苦労はしていないでしょう。
まあこれも、私はこうしてきましたよっていう程度のヨタ話ですから、そのつもりでお願いします。
bye-bye
追伸
名古屋グランパスの永井謙佑選手(FW 177cm 74kg 福岡大←九州国際大学付属高)は相当いいね!
ケガにも強そうだし(今日のあのPKになったタックルなんて、田中達哉選手なら骨折、小野伸二選手だったら足がもげてたはず)。
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