2011年3月4日金曜日

カンニング

カンニングっていうより、いわゆるセカンドオピニオンを求めたんだろう。

試験開始時に配点の大きそうな問題を、ヤフ袋に投稿して、そのあとは試験に集中。
見直しのときに、余裕があったらヤフ袋をチェックして見落としがないか確認する。
そのための行為だったろうと、私は思う。

確か、そのヤフ袋の回答そのままの答案は無かったとかという報道を目にしたような気がする。
これは私の仮説を補完してくれる。

またヤフ袋への投稿のタイムテーブルも、私の仮説を補完してくれている。

もし私の仮説が正しいなら「これはそもそもカンニングなのだろうか?」という疑問がわく。

彼は「正解」を盗み見た訳ではない。

「問題の一部」を会場の外へ掲示したのだ(ただし、それが京大の入試問題だとは明らかにはしていない)。

試験問題を持ち出してはいけないという注意はされただろうが、内容をネットに投稿することは、はたして「持ち出す」ことにあたるのだろうか?(産業スパイなどの案件でよく問題になります)
予備校が、試験後に入試問題を受験者の記憶に基づいて再現することと、どこが異なるのか。
実際に答案へ書いた回答をネットから入手しない限り、試験時間中に投稿することは、受験者の不利益になるだけでそれ以外の立場の者に、なんら被害は生じていない。


繰り返すが、これはカンニングなのだろうか?

そして、偽計業務妨害は成立するのだろうか?

ぜひ京都大学法学部の見解をうかがってみたいと切に切に願うものなのである。



あ、そうそう、京都大学が警察にお願いして逮捕してもらった19歳の少年A君は、ばれたというただ一点で同情の予知無しです。ただし、彼がカンニングしたと証明されない限り、合格が取り消されるようなことがあってはならないと声を大にして言いたい。

答えを盗み見てはじめてカンニングは成立すると私は思う。
だから逆に言えば、答えを盗み見ていない限り、カンニングは成立しないのだ。
カンニングしようと思って、筆箱にちっちゃく折りたたんだメモを忍ばせただけではカンニングじゃないように、問題の一部をネットに投稿しただけではカンニングにはならない、と私は思うのだ。

違うだろうか?

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