鴻巣FC 1-1 戸田一 4PK3
クラッキ 3-2 浦和上木崎
クラッキ 0-2 鴻巣FC
すでに北足立郡北部からはユベントスが県大会進出を決定していたので、これでこの地区からは2チームが埼玉スタジアム2002の芝を踏むことができる! サブグランドだけど、埼スタは埼スタさ!
私は鴻巣FCの監督さんに好感を抱いている。といっても面識はなく、大会の時などに、遠くから目にするだけだが。
私は勝手に彼のイメージを、アニメ『メジャー』に出てくる三船リトルの安藤監督と重ねている。いろいろ気遣いをする性格で、礼儀にうるさく、厳しくしなきゃと思ってるみたいなんだけど、でも明らかに気が弱そうで、少年サッカーと子供たちのことが大好きで、最高にやさしい、そして家に帰るとちょっと居場所ない、みたいな風に勝手にキャラづけしている。
そんな監督さんのチームが県大会に勝ち上がってくれて、私はすごくうれしい。
鴻巣FCというチームは、なかなか他にはないようなチームスタイルを持っている。北ドイツあたりのジュニアチームなんじゃないかというくらい、体格の大きな子がそろっているのだ。シマシマじゃないけどインテルに似ているユニフォームが、その体格にこれまたよく似合う。この中から将来、ユニバーシアード代表に名を連ねる選手が育ってくれるのではないかと、私は秘かに期待している。
南部予選の会場が、悪天候により芝ピッチへ急遽変更となったことも、彼らを利したのではないかと推察する。
なぜなら彼らのホームタウンである鴻巣市には、芝ピッチのサッカー場が三つもあるのだ。
鴻巣市陸上競技場(天然芝)
鴻巣市上谷総合公園サッカー場(人工芝)
鴻巣市吹上荒川総合運動公園(天然芝)
天も味方してくれたんだ! そして県大会の会場も芝ピッチ。彼らにとって埼玉スタジアムは、ホームスタジアムみたいなものだ(ホントか?)。
この日は、同じ会場で闘った伊奈小針も健闘した。
大宮三橋 1-3 伊奈小針
新座片山 5‐0 NEOS
伊奈小針 0-6 新座片山
もしも相手が優勝候補じゃなからったら…と思わずにはいられない。そうなっていたら、北足立郡北部から3チーム…、いやそこまで贅沢を望んだらバチが当たる。5チームから2チーム勝ち進んだだけでも十分上出来上出来。
また、2チームが県大会へ進んだことで、北足立郡北部全体のレベルアップも期待できる。
1チームだけだと、北足立郡北部地区内でそのチームと対戦できるチームがかなり限られてしまう。それが2チーム、さらに上尾と鴻巣という別地域に所属しているとなると、北足立北部地区内のあらゆるチームが、これら県大会進出チームと対戦する機会を得ることができるだろう。「県大会」が遠い存在から、身近な存在へとイメージチェンジするのだ。子供たちにとってこれは大きい。がんばれば自分たちだって県大会へ行けるかもしれない、と思って練習するのと、県大会になんか行けっこないじゃん、つうか考えたことないし、と思って練習するのとでは、その効果がまったく違う。
鴻巣FCが県大会へ進出できたことは、こうした意味でもとても重要なのである。
よくやった鴻巣FCプライマリ! ユニフォームもかっこいいぞ! みんな足長いし! 監督、よかったね! うまい酒飲んで泣いたんじゃないっすか? でも油断することなく県大会でも勝利を狙ってください!
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