2010年01月20日
ジオバンニ、2度目のサントス復帰
地球の裏側、ブラジルではサンパウロ州、リオ・デ・ジャネイロ州など、各州の選手権が16日、17日に開幕しました。ブラジルでは昨年の12月第1週に国内リーグが閉幕、クリスマス休暇明けに始動し、2週間前後で開幕を迎えます。しかし、ビッグクラブは開幕からベストメンバーで全開というわけではなく、州選手権では若手にもチャンスを与え、その後のコパ・リベルタドーレス、ブラジル全国選手権に向けて、戦力を整えていくチームが多い。
開幕戦では、サントス、パルメイラスが勝利、コリンチャンスは引き分け、サンパウロは敗れました。鳴り物入りでブラジル復帰を果たしたロベルト・カルロス、"フェノメノ(怪物)"ロナウド(ともにコリンチャンス)は開幕戦を欠場した一方、ワシントン(サンパウロ)、ジオバンニ(サントス)は初戦から元気な姿を見せています。
サントスでは、元ブラジル代表のジオバンニが久しぶりに表舞台に帰ってきました。と言っても、(ジオバニ)ドス・サントスのことではありません。バルセロナに所属していたところは同じですが、1996年から99年まで在籍し、ロナウド、リバウド、フィーゴらと一緒にプレーしたジオバンニです。
モンチ・アズゥとの開幕戦、ジオバンニは60分にピッチに登場。4分後には、ペナルティエリア内で相手DFのチェックを受けながらボールを受けると、安定したポストプレーからゴール前に走りこんでくるパウロ・エンヒーキのゴールを引き出しています。サントスは20歳のエンヒーキが2得点、17歳のネイマールもゴールを挙げ、若手の活躍で勝利を手にしています。気の早いマスコミは、ジエゴ、ロビーニョのいたチームと比較するなど、周囲の期待も高まっているようです。ヤングサントスを影から支える経験豊富なジオバンニにも注目しています。
~ブラジル全国選手権~2005
かつてカンプ・ノウを魅了した“10番”、9年越しのサントス凱旋!
オリンピアコスのMFジオバンニ、古巣サントスへ移籍。
現在、リベルタドーレスで準決勝の椅子をアトレチコ・パラナエンセと争っている名門サントスが、新たな戦力を補強した。サントスへ移籍を果たした選手は、オリンピアコス ( ギリシャ ) の10番、MFジオバンニ。この元ブラジル代表は、古巣でいったいどのような活躍をみせてくれるのだろうか。
ジオバンニは、1972年生まれの33歳。柔らかいボールタッチと豊富な運動量で中盤を制覇するゲームメイカーだ。1994年にサン・カレンセでデビューすると、翌年サントスへ移籍。彼の名が知れ渡った1996年には、欧州ビッグクラブの激しい争奪戦の末、スペインの名門バルセロナへ移籍した。
背番号10を与えられたバルセロナでは、FWアンデルソン ( 現ビジャレアル ) 、FWヒバウド ( 現オリンピアコス ) とともに「ブラジル・トリオ」と呼ばれ、UEFAカップ・ウィナーズ・カップを制するなど、異彩を放ち、カンプ・ノウのソシオを魅了した。
1998年フランスW杯ではセレソンにも名を連ねたジオバンニは、オリンピアコスでの栄光を経て、この度、サントスに移籍することとなった。1996年夏にサントスを離れて以来、実に9年ぶりの古巣復帰となった。
サントス入りを果たしたジオバンニは、早ければ6月12日のブラジル全国選手権第7節 ( 対フルミネンセ戦 ) からの出場もありえるとのこと。また、ホビーニョ、レオの離脱で危ぶまれているコッパ・リベルタドーレス準々決勝 ( 対アトレチコ・パラナエンセ戦 ) にも出場するかもしれない。
かつてカンプ・ノウを湧かせた司令塔が、ビラ・ベウミーロを9年ぶりに熱狂の渦に巻き込むことはできるのだろうか?
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