2010年10月22日金曜日

名言備忘録 ことわざ

疑心暗鬼を生ず ぎしんあんきをしょうず

疑いの心があると、何でもないことまであやしく思えてしまう。
怖いと思っていると、何もない暗闇に鬼を見てしまうように。




馬には乗ってみよ、人には添うてみよ
うまにはのってみよ、ひとにはそうてみよ

馬の善し悪しは乗ってみなくてはわからない。人の善し悪しも一緒に過ごしてみなくてはわからない。
何事も、第一印象で決め手はならない。夫婦の相性というのも、暮らしてみなければわからない。



灯火親しむべし とうかしたしむべし

秋は涼しく、夜長となるので、読書や勉強に向いている。




頭の上の蠅を追え あたまのうえのはえをおえ

他人の世話をやくよりも、お前はまず自分のことをちゃんとやれ。




病は気から やまいはきから

病の症状というのは、気の持ちようで重くも軽くもなるということ。
落ち込んでいると病気になるという解釈は誤り。




生酔い本性違わず なまえ(よ)いほんしょうたがわず

酔っぱらっていても、その人の本性は変わらない。



寡は衆に敵せず かはしゅうにてきせず

少数は多勢にはかなわない。
戦うときには頭を使えという意味にも使われる。




明日は明日の風が吹く あしたはあしたのかぜがふく

帆船に由来する。風のない時、風向きの悪いときに気を病んだり労を尽くそうとがんばるより、明日になったらいい風向きになるかもよってこと。




明日は淵瀬 あすはふちせ

昨日は淵だったところが、今日は瀬になっているように、明日のことは誰も保証できない。




今日、明日のことを知らず きょうあすのことをしらず

今日という日はこれだけ確かなものなのに、今日この時に存在している誰も明日のことは何もわからない。




只今が其の時、其の時が只今なり ただいまがそのとき、そのときがただいまなり
『葉隠』

私たちには「今」しかないということ。「さっき」も「次」も、現実には存在しないということ。

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