2010年10月14日木曜日

爪先(つまさき)重心の代表格─クライフ─続き

爪先(つまさき)重心タイプの代表格であるヨハン・クライフ

クライフのアシスト&ゴール

Johan Cruijff best goals (4:30)



『ボールを足下にピタリととめる』とか『吸い付くようなボールタッチ』なんてさらさら考えていないことがよくわかる。
クライフのスタイルは、クライフという選手の特徴を最大限に長所とするようなスタイルなのだ。
爪先重心なためにリフティングがぎこちない彼がもし、少年時代に毎日細かい柔らかいボールタッチの訓練だとか、華麗なリフティングのためのトリック修得だとかをしつこく強要されていたら、ヨハン・クライフという選手は誕生していなかっただろう。

サッカーのスタイルは、人それぞれ違うのだ。
ひとつの型に押し込め、何かの形に仕立てようとするのは、工業製品の生産方法だ。
サッカー選手は、レベルの上下にかかわらず、全員が唯一無二の芸術作品(できの善し悪しはあるけど)。
芸術作品に正解はない。

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