

【庚申様】
身体健康・延命長寿・病難除去
大まかに言えば、人間の体には健康・不老長寿をさせまいとする三虫(さんちゅう)という虫が住み着いている。
住み着いている場所は、体の上・中・下。つまり、頭腕・胸・腹脚、である。
この虫が庚申の日(60日ごとに巡ってくる)に、天の神様に住処(すみか)である人間の悪さ・欠点を告げ口して、その人間をとっとと処分してくれと訴えるので、それをどうにかやめてもらおう、やめさせよう、妨害しよう、という信仰。
日光東照宮の三猿「見ざる・聞かざる・言わざる」も、天の神様(天帝)に報告しないでね、つまり健康で長生きさせてね、という願いが込められている。ちなみに庚申の申は申年(さるどし)のサルである。
庚申様に願掛けをした夜に、肉や魚を口にすると、目・耳・口の機能が失われ、さらに大病・大けがをするとされている。
庚申様はサルなだけに、かなり気分屋で気性の激しい神様なのである。
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