2010年5月2日日曜日

コミットメントと少年サッカー

自分は将来こういうことをしますと意思表示をして、それを確実にやると約束することをコミットメントという。
ちなみにcommitmentには「誓約、約束、公約、義務、責務」といった意味の他にも「拘留、収監、拘禁、投獄、精神病院への収容」といった意味もあるが、ここでのコミットメントはもちろん前者の意味で使われている。たぶん。

コミットメントの効果を高めるコツは4つある。
・具体的な数値目標
・ハードルは高すぎても低すぎてもダメ
・罰則には現実味が必要
・目に付くところへ掲示

人間という生き物がやたらと意思が弱い上に、将来の自分がどれくらいの実行力を持っているのかとか、どのくらい満足するのかということの予測も非常にいい加減にしかできない、ダメダメな種だということはすでに明らかになっている。
目の前にある物をとにかくまずは口に詰め込め、いかにして楽をしつつ満足を得るかだけを追い求めて生き延びてきたご先祖様からの遺伝子が、世代を経て蒸留され、私たちの中でこれからも強化されていくのはまちがいない。
つまり人間てのはどーしようもない怠け者に生まれついている。
これは認めるしかない。

じゃあどんな目標も達成できないのかというと、そうじゃないことを私たちは自分の経験で知っている。
夏休みの宿題だったり、受験勉強や文化祭の準備で、計画を立て、それを実現した体験を、誰しもが持っている。
では怠け者のエリート種である私たちが、なぜ将来の目標を立て、それを実現できたのか。
そのポイントが、上に書いた「4つのコツ」だ。

少年サッカーチームで、子供たちに自主練習をさせたいのだがなかなかやってくれない、と悩んでいる指導者も大勢いることだろう。
そうした人には、「コミットメントの4つのコツ」を活用することをオススメしたい。

思春期に入りつつある年代の少年らをコントロールする際は、大人の方にもセンスが必要となる。
そのセンスは、4つのコツの3番目「現実味のある罰則(ペナルティ)」のところで、特に求められる。
思春期の肥大化した少年のプライドと、コミットメントを達成させるための刺激となりうるペナルティ負担とのバランスは、個々の少年自身や、チーム内での立場、あるいはコーチとの関係、親のキャラ、などによって微妙に異なり、これならばこうといった普遍的なものがない。

しかしうまく活用することができれば、チームの力をグングン向上させることができるテクニック、それがコミットメントである。

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