2010年5月27日木曜日

誰のための参加資格か

『第34回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会 実施要項』によると、大会への参加資格は以下のように規定されている。



参加資格

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(1)2010年度財団法人日本サッカー協会第4種又は女子(少女)登録済みで、年間を通じて継続的に活動している単一チームであり、地区予選を勝ち抜いたチームであること。

(2)選抜チーム(複数チームの所属選手で構成し、年間を通じて活動しないで本大会への参加のみを目的としたチーム)の参加は不可とする。

(3)前(1)のチームに所属する選手であり、財団法人日本サッカー協会発行の選手証を有する者で、かつスポーツ傷害保険に加入済であること。

(4)第34回全日本少年サッカー大会参加申込書提出後の選手変更は認めない。
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似たような話で私の頭に思い浮かんだのは、高校野球での特待生問題だった。

当時、この問題についてどのような報道がなされていたのかを検索してみた。



[ニュース]

特待生「問題ない」3割 甲子園49代表監督に聞く

ある私立の監督によると、「ほかの学校はすべて免除なのに、こんな条件しか出せないのか」と、中学生の親や少年野球の指導者から迫られることが多いという。「物を値切るような感覚で学校を選ぶようでは、教育現場とは呼べない」と嘆く。 ブローカーなどから中学生の売り込みがあるかを尋ねたところ、私立2校が「ブローカーから売り込みがあった」と回答。17校が「少年野球チームの指導者からある」と答えた。 野球をするために親元を離れ、遠方の学校に進学する「野球留学」について否定的な監督は少数派で、「問題ない」「やむを得ない」が合わせて約7割にのぼった。理由は「進路の選択は生徒の自由」が大半を占める。
 だが、容認しながらも、周囲の大人が進学先を決めている実態を挙げ、「子どもの意思によるものでない例を多く聞くのは残念」「金銭が絡むのは問題だ」などの声もあった。
http://www.asahi.com/special/070426/TKY200709190073.html


[視点]

規制を強めれば野球にマイナス 

脇村会長は「(特待生に)歯止めがかかったことが大きな前進」と言った。「望ましい姿はルール化。ルールにすれば処分できる」とさえ言った。その発言からは、「各学年5人以下」という努力目標の設定を足がかりに、少しずつ規制を強めていこうという思惑が見え隠れする。
 会長には会長の理想とする甲子園像があるのだろうが、なぜそこまで特待生を目の敵にするのか。高野連が特待生への規制を強めれば強めるだけ、私学の野球離れは進むだろう。その分、ほかの運動部の強化に力を割くようになる。それは野球というスポーツにとって大きなマイナスではないか。競技団体にとって、それはみずから首を絞める行為ではないか。
 2009年度からの3年間の試行期間を経て、次の制度が決まる。高野連が「理想像」に向かって暴走しないように、加盟校は厳しくチェックしていく必要がある。(小石川弘幸)
(2007年12月1日 読売新聞)


[視点]

特待生の必要性明らかに 

昨年、日本高野連が世論の厳しい批判を受けて、ようやく容認した特待生制度。新たに採用する学校数が89校に達したことは、高校野球の現場で、いかに必要とされているかの証明でもある。
 それでも、1学年5人以下が望ましいと条件が付けられたことで、地方には「5人と制限されたら、来年度の野球部員は5人しか集まらないかもしれない」と危機感を募らせる私学もある。少子化が進む中、公立校志向が根強い地方の私学は、野球以外の競技や生徒会活動にも特待生制度を設け、学校の特色をより鮮明に打ち出し始めている。
 特待生を認めない日本学生野球憲章の見直しを迫られた日本学生野球協会は今年、検討委員会を発足させた。その場でさえ、「特待生を含むスポーツ推薦制度は(選手の)学業参加の機会を奪っている」と、いまだに制度廃止を求める意見がある事実に驚かされた。時代のニーズに合致した制度を確立する議論が必要だ。(杉元雅彦)
(2008年10月9日 読売新聞)





より深刻な問題を抱えている競技にラグビーがある。

ラグビーでは、大会の維持さえ危ぶまれているのが現状である。




[教育ルネサンス]部活激変

ラグビー部の部員不足は限られた地域の問題ではない。高校総体の地方大会に参加したラグビーの合同チームは昨年75チームと、5年前の2倍近くになった。
 「顧問同士で『今年は何人入りましたか』というのがあいさつ代わり。強豪校以外は部員獲得が共通課題だ」と言うのは、全国高等学校体育連盟(高体連)のラグビー専門部事務局長で、東京都立富士高校ラグビー部顧問の川中子(かわなご)修教諭(47)だ。同校もここ数年、他校と合同チームを作っている。 (2006年9月15日 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20060915us41.htm




ラグビー人気が急降下した最大の理由は、ラグビーワールドカップでの連続惨敗にある。

ラグビー国際大会といえば5カ国対抗(英国4協会+フランス)と3カ国対抗(南半球強豪3国)という時代が長く続いた。その頃は日本でもラグビー人気が高かった。新日鐵釜石が何連覇したとか、明治の北島監督の「前へー!」がどうだとか、陸の王者の炎のタックルvsワセダワセダワセダ、とかで冬の国立競技場と秩父宮には人だかりの絶えることはなかった(記憶の美化作用により、やや大げさに表現されています)。


その人だかりはもう消えてしまった。

ラグビーでもワールドカップが始まり、そこで無様な姿を見せる日本代表に目を覚まさせられたのだ。

自分たちが熱中していたものは何だったんだ?

今年はどこが強いんだなんて、どうでもいいことじゃないか。だって全部弱いんだから。


明治の近代化以降、極東の島国であることを強烈に意識させられるようになった日本国民は、自分たちが井の中の蛙だと突きつけられることに耐えられない。

明治の近代化以前には、そんなことはなかった。外国とも対等に付き合えていた。自分たちの国と、他の国とを、「強い弱い」「進んでいる遅れている」「正しい間違っている」という尺度で見ることはなく、単純に「自分たちとは違う国」としてだけ見ていた。

だから話もするし、交渉もするし、ケンカもした。

しかし視点が、強弱や上下になってしまうと、「自分は下だから、あるいは弱いから、そうなっても仕方がない、とか○○する資格はない」と思ってしまったり、また逆に「私の方が進んでいるから、あるいは正しいのかだら、こうするのは当然だ、とか○○を得る権利がある」と思ってしまったりする。

つまり「強い立場にいる」ことを自覚することができないと、「自分たちには権利がないんじゃないか」と思ってしまうがために、自分が井の中の蛙であることを認識したくないのだ。井の中の蛙であることを知らなければ、自分は強いままでいられる。そのためには上を見あげてはいけない。上を見たら、井戸の口から空の高さを見てしまうから。

バカバカしいと私は思う。

どっちが上だ下だなんてど~でもいいことなのに、と思う。

ラグビーで全日本がよわよわだっていいじゃないの。弱くったって自分たちのラグビーを追求すればいいのにって思う。

高校ラグビーが合同チームだらけになったっていいじゃん。高校野球が特待生だらけになったっていいじゃん。って、ふつーに思ってる。

暴力団が取り囲んでいる土俵の中で、外国人がまわしを締めてとっている相撲を、日本放送協会が地上波と衛星で世界中に放送してるんだぜ。日本人が、この狭い国土の中で、どんなチームに所属したっていいじゃん。ちっさい話だぜ。

FC浦和がなくなった。その代わりに××少年団が有力選手をかき集めたらしい。名前だけ登録してあって、全日本少年サッカー大会になると現れる幽霊チームがあるらしい。最初は偽名や微妙に違う漢字で選手証を申請しておいて、後で修正するっていうやりかたをしてるチームがあるって話だ。

こんなレベルの噂でゴタゴタするのはちっさいちっさい。そもそもそういうことをするのは全部大人であって、子供じゃない。大人が悪いんだ。特に親が悪い。子供にそれを拒否することはできない。

どんなにずるしたって、その行き着く先は、バカくぼとかバカめだ程度。あるいは犯罪者か、むこう正面たまり席に陣取るか、いいとこそれが関の山だ。

ぺらっぺらメッキでしかないその実力は、当然国際社会じゃあ通用しない。そういえばアホくぼさんは海外移籍したことがあったように記憶してるけど、どーなったんだっけ? また給水ボトルけっとばしてたのかな? かっこいいなあ。あこがれちゃうなあ。

埼玉県中から現時点での精鋭をかき集めて少年サッカーチームを作ったとしても、その中からは国際的に通用するような選手は生まれない。日本代表になれる選手が含まれているかさえ、かなり怪しい。日本中から精鋭を集めた(はずの)日本フル代表だってあの程度なんだから、それから推察すれば、現時点での旧浦和市小学生選抜なんて、ちっさいちっさい。完全に、指導者たちの“腐った臭いのするさみしい権力争い”と、まるで昔の自分には才能があったはずと記憶修正済みの“痛いお父さんお母さん”たちの、浅はかな作戦なんだから、「まいったです~、それは禁じ手です~」と福島社民党党首口調で抗議してあげる程度で、それ以上は相手にしないことだ。疲れるだけだ。そういう連中は、抜け穴を見つけて、どうせまた同じことをするんだから。痴漢がこりないのと一緒のメンタリティ。病気なのです。

もういっそのこと、予選で勝ち上がったチームは、既に負けたチームから選手を補強できるようにしたらどうだろう。

そうすれば、最終的に代表となったチームは、名実共に代表となれるじゃないか。すばらしいアイデアだ。

そうだこのシステムでも選手だけじゃあ片手落ちだな。

監督も入れ替え可にしよう。

選手、監督もいいのを揃えられた。あと残りは親か…使えそうな親は、いるのか、な。

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