2010年5月28日金曜日

ちょっとエロ系? いえエコ系

NHKの『いのちドラマチック ヒトがつくりかえた生命の不思議』

Vol.6 ヤギ -そのミルクが子どもたちを救う-
BS-hi6月30日(水)午後9:30~9:59
BS-2 7月1日(木)午後8:30~8:59


録画してあった上記の番組を見た。
わざわざ片仮名で「ヒト」と表記しているということは、人間と他の生命体とを同じカテゴリーに入れているという暗示なのだろう。非常に幼稚ではあるが、番組の『匂い』を表題で伝えようという姿勢には、誠実さを感じる。
授乳期でもないのに乳房が大きいのは、単に脂肪が蓄積しているだけのことであるという解説には、「でしょうね」って感じを持った。化膿姉妹、もとい、加納姉妹の胸が、胸として正当であるとは到底思えないのだから。

四つ足で歩いていたときは、オスはメスの尻から生殖適期を読み取ろうとしていたのだそうだ。絶好のタイミングで受精できるか否かが、即、己のが生きていることの意味の有無を左右するのだから、それは命がけの行為だったろうと思う。
やがて二本足で活動するようになると、見えなくなった尻の代わりに、体の正面に位置する乳房が、その指標となったのは、それこそ生命の摂理だ。二本足で立っているメスの尻をのぞき込んでいるオスがいたとしたら、たちまち殺されてしまったにちがいないのだから(もしかするとそういう人類・種族がいたのかもしれないが、淘汰されて現代まで生き残っていないということなのかもしれない)。

番組に出てきた、食物アレルギーの息子を持つ(微妙に)若い薄倖(そんなことはないんだろうけど)そうな母親が、
「何を食べさせていいのかという不安がいつもあった」
「これだけは大丈夫というものが見つかったので、生活が変わった。明るくなった」
と言っていたのが印象的だった。

本来「生態」を意味する「エコロジー・エコロジカル」の「エコ」が、いつしか「節約・つましい・省エネ」の「エコノミカル」の「エコ」になっている。
ここでいまいちど、【ギリシア語で家を意味するoikos + LOGY = 生活環境に関する学問】という意味の「エコロジー」に立ち戻り、エコを見つめ直してみてはどうだろう。サッカーができる「ふつう」が、どれほど幸せなことなのかがわかるだろう。
子供たちがサッカーをしているそばで、お母さんたちがサポートしている。そんな光景が見られる限り、この国は平和でいられる。
ヤギの乳の味は、人間の母乳の味に非常に近いのだと番組では言っていた。それを飲み、「オイチイ」と振り向いたアトピーの子の笑顔が忘れられない。あの母子は、少年サッカーを楽しむような生活を送ることができるのだろうか。
きっとできるようになるだろう。ヤギさんのおかげで、生活が明るくなった、とあのママさんは言っていたのだから。サッカーじゃなくてもいい。何かスポーツを楽しめるようになって欲しい。
少年サッカーとは、その街の幸せを計るバロメーターなのかもしれない、なんてことをふと考えさせられた番組だった。

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