2010年5月28日金曜日

アグエロの大会と呼ばれるだろう

2010UEFAヨーロッパリーグ決勝  アトレチコ・マドリー × フルハム
競技場  ハンブルク・アレナ - ハンブルク
主審 ニコラ・リツォーリ (ITA) 副審 クリスティアーノ・コペッリ (ITA), ルカ・マッギアニ (ITA) 第4審判員 エンリコ・ロッキ (ITA) 追加副審 パオロ・タリャベント (ITA), アンドレア・デ・マルコ (ITA) ※ゴール横に位置する新審判。

セルヒオ・アグエロ(Sergio Leonel Aguero del Castillo)
1988-6-2生まれ(22歳)
マラドーナの持っていた最年少トップチームデビュー記録を破った(が、その後マラドーナがトップチームの主力をなり、4ヶ月後にはフル代表デビューも果たしたのに対し、アグエロはその後結局一年以上トップチーム出場は叶わなかった)。
U-20ワールドカップには、2005,2007の2回出場。2007ではMVP。フル代表デビューは2006年。

この試合で、彼はすばらしいプレーを見せていた。一見テベスに似ているように思ってしまうが、彼に見えているサッカーはテベスよりもはるかに広く深い。ワールドカップ代表に選ばれたようなので、南アフリカ大会はアグエロの大会だったと評されることになるだろう。
彼とマスケラーノがいる限り、アルゼンチンと対戦するチームは常にカウンターの可能性に対処しなければならない。それは相手DFラインが深くなることを意味し、それは同時に、アルゼンチンが誇る世界最強のFWセットに自由を与えることを意味している。
南米予選で標高差の持つ怖さを身に染みて学んだ現アルゼンチン代表チームは、南アでの本大会にその経験を生かすことを狙っているように見える。実績のあるベテラン選手を何人か外した理由もそこにあるのではないだろうか。
短期決戦トーナメント形式のワールドカップで勝利を続けて優勝杯を手にするには、チームに“当たり”のシューター(点取り屋)が生まれるかどうかにかかっているといっても過言ではない。クライフもジーコもプラティニもストイコビッチも掲げられなかったワールドカップを、ミューラー、ケンペス、ロッシ、スキラッチ、ロマーリオ、ベベットは掲げている。これは動かしようのない事実だ。それをマラドーナ監督はわかっている。

南アフリカワールドカップで優勝するのは、間違いなくアルゼンチン代表チームだ。
私はそう確信している。

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