2010年8月29日日曜日

円高不況といいますが、円安の時も不況っていってませんでしたっけ?

今が円高なら、そのうち円安へ揺り戻すんだから、その前に資源を買っておけばいい。
これからもっと円高になるなら、それは欧米の不況が一層深刻化するってことだから、どーせ欧米への輸出は伸びない。つうか、海外からの行き場を失った資金がどっと流れ込んできて、また20年前のように不動産バブルになるかもしれない。関東なら、当時国道16号線沿いで起きたように、圏央道周辺の土地がどかっと上がるかもしれない。

そんな素人考えを巡らせていたら、日本サッカーの未来が見えてきた。
動く人体模型中田英寿が引退してから、日本サッカー界にはスターがいなくなった。
こんな状況は、杉山釜本時代以降では初めてのことだ。
育成段階で、欠点のない選手の方が重宝されるため、結果として「型破りなスター」の芽が摘まれているのだから、まあこうなるのも当たり前だ。

企業で言うと、ソフトバンクのように、名前だけはIT企業のようでいて、実態は旧態依然の技術専門誌出版業なのに、社長の頭の輝きと笑顔と勢いとでまかせで資金をかき集めて上場までしてしまう、ような企業の芽が摘まれている、今の産業界のようなものだ。

優等生の企業ばかりじゃあ、世の中に勢いは生じない。

町田で貸しレコード店を細々やってた“ディスコ狂い”の兄ちゃん(踊りはド下手。でも企画するイベントは面白かった)が、ディスコソングを集めたカセットを売ったら結構売れて、その勢いで調子に乗って、気がついたら大レーベルの社長様におさまって、元モデルの嫁さんと豪邸で暮らしてた、くらいのことがなきゃあ、世の中つまらない。

スター選手が育つためには「勘違い」と「お山の大将さ」が必要だと思う。
そういった意味で、J下部の小中年代チームと、また同じ意味で小中世代のトレーニングセンター(トレセン)は廃止した方がいいように思える。
勘違いしまくってるお山の大将の「男」同士をガツンとぶつけるから爆発するんであって、「お子様」の年代で顔見知りにさせて、妙な「お友達関係」を持たせてしまうことは、スポーツ選手の育成という面からは「百害あって一利なし」だ。

このままだと、円高になろうが円安になろうが不況だ不況だといってるのと同じように、いつまでたっても得点力不足だ、フィジカル負けだ、と嘆くような日本サッカー界のままになってしまう、かもしれない。

でもねえ、俺は、そろそろ次のスターが発見される時期に来ているような気もしてるんだ。
それも今の小6世代から。
次の次のワールドカップでは、19、20歳のスター選手が、日本代表の中心にいる、と私は予想する。

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