2010年11月8日月曜日

予測なんて外れてなんぼ

日経トレンディ 2009年12月号
特集「2010年ヒット予測ランキング」

『2010年に登場する製品・サービスで何が売れるのか。
ヒットを生み出すキーワードを徹底検証した結果、導き出した2010年のヒット商品はこれだ。』

1位 2万円高機能テレビ
2位 アーバン産直マルシェ
3位 低価格クラウドPC
4位 深夜「羽田発」海外ツアー
5位 脳波トイ
6位 会員制ネイチャーフィトネス
7位 フィットHV(ハイブリッド)
8位 “食べる”ガツ盛り調味料
9位 平城遷都1300年祭・東大寺展
10位 電子ブック
11位 モバイル燃料電池
12位 デザイナー快眠カプセルホテル
13位 NEO電動スクーター
14位 どこでもダウニーグッズ
15位 OL向けキャラ弁キット
16位 ご近所づきあいケータイゲーム
17位 “おしゃべり”キャラケータイ
18位 デジタル遊牧文具
19位 24時間対応ファンデーション
20位 銘酒B級缶“ハイボール”


さて、いくつ当たっていただろうか?
ヒットどころか、聞いたことないようなものもいくつかあったように、私には思える。
例えば2位の「アーバン産直マルシェ」だとか、3位の「低価格クラウドPC」だとか、4位の「深夜「羽田発」海外ツアー」だとか、5位の「脳波トイ」だとか、6位の「会員制ネイチャーフィットネス」とか、8位の「“食べる”ガツ盛り調味料」だとか、12位の「デザイナーズ快眠カプセルホテル」だとか、14位の「どこでもダウニーグッズ」だとか、15位の「OL向けキャラ弁キット」だとか、16位の「ご近所づきあいケータイゲーム」だとか、17位の「“おしゃべり”キャラケータイ」だとか、18位の「デジタル遊牧文具」だとか、20位の「銘酒B級缶“ハイボール”」なんていうのは、いつヒットしたのだろうか?

ちなみに「アーバン産直マルシェ」は、

欧米風のおしゃれな産直市場“マルシェ”が急増。都市生活者を魅了。

ちなみに「会員制ネイチャーフィットネスクラブ」は、

カヌーやトレイルランニングなど、屋外スポーツを主体にしたフィットネスクラブの新業態。新定番に。

ちなみに「デザイナーズ快眠カプセルホテル」は、

著名デザイナーが手がけたカプセルホテルや、スタイリッシュな簡易宿泊所が増加。女性を取り込みブレイクの可能性。

ちなみに「どこでもダウニーグッズ」は、

輸入柔軟剤「ダウニー」の香りが日用品に拡大。独特の香りが日本でも定着。

ちなみに「デジタル遊牧文具」は、

人の手から手に渡る遊牧文具のデジタル版が登場し、若者に浸透。

だそうだ。



日本経済新聞の記者や日経BPの編集者が、それこそ経済・消費・流行・トレンドといった専門分野での予測で、人も予算も時間もかけて、会議に会議を重ねた結果がこの程度なのだから、俺の予測・見込みが多少外れたくらい、なんてことはない。
今期のユベントスには期待したのだが、全少予選後から夏休みそして秋口への強化・トレーニングで失敗したということなのだろう。自信が持てる自分たちのサッカー、最善の自分たちの形、というものを見いだせないまま、今期は終わってしまった。
そうなってしまった理由の大部分は、コーチ・指導者らの経験不足だろう。ありがちなことだ。
ユベントスのベンチに座っている顔は、しょっちゅう変わっていた。あれでは先を見通した長期的な強化方針の設定や、それを実現するためのトレーニング(山と谷、ゆるめるしめる、の頃合い)プランの設計といったものは難しいだろう。
パパさんコーチがやらなければならないのなら、それこそ専門のコーチが指導するとき以上に腹を割って話し合って、そこで出たアイデアを一冊のノートに記して、それをパパさんコーチ間で共有するなどして意識の統一を図らないと、バラバラになってしまう。

しかし、負けてはしまったが、ユベントスは自分たちのやりたかったサッカーの一部は実現することができたのではないだろうか。昨日の県大会一回戦でも、前半の開始から10分まで、と後半はよかった。柔軟で自由なサッカーだった。勇気もあった。なかでも特に前半、わけのわからない失点を食らう少し前までの8分間は、図抜けてすばらしかった。あの日熊谷スポーツ文化公園東多目的広場で繰り広げられたサッカーのうち、ダントツに美しくて面白くて楽しいサッカーだった(例えば直前の隣ピッチでぐだぐだだった江南南と比べても、スケール感・創造性ともに、はるかに上のできだった)。あれで行くのなら、もっと前、それこそ春先からあれで、いやせめて7月くらいからでも徹底してあのサッカーで行っていれば、もっとがっちりしたチームになっていたことだろう。葉がかたいタイプの芝ピッチでゴロのスピードが落ちる環境で、1点ビハインドの心理プレッシャーを受けとめつつ、ガチガチに引き籠もった相手をこじ開ける試合の経験を積んでいたら、そういう展開でも平気な練習を積んでいたら、昨日もなんでもない試合だったろうと思うのだが。けど、まあ、これもサッカーだ。

少年サッカーチームとしては終わってしまったが、個々の選手としてはまだまだこれからようやく成長の階段を登り始めたばかりだ。
この機会を、他の勝ち上がったチームの選手より先に、上のカテゴリーである中学・ジュニアユースのサッカーに慣れるチャンスだと思って、気持ちと練習メニューを切り替えて、あらたなスタートにして欲しい。

私に少年サッカーの魅力を気づかせてくれた、ユベントスのみんなには感謝している。
どうもありがとう。

これからもサッカーを楽しんでください。
あなたたちが今知っているサッカーの楽しさなんて、しょせんは「イージーモード」。本当の面白さ・楽しさは「ノーマルモード」でやらないとわかりません。
では、ようやく少年マンガを閉じ、本物の本を手にしようとしているあなたたちへ。
あなたが手にしたその『あなたのサッカー物語』が、すばらしい作品であることを祈っています。




おわり


追伸
背を伸ばせよガキども。ホルモンバランスが変わってくるこれからの最終成長期にどれだけ伸ばせるかが、サッカー選手としての将来にも大きく影響するぞ。自分の体に秘められている、成長最大値までは絶対に伸ばす覚悟を持ってくれ。そのためには、十分な睡眠とタンパク質。(メシを食えない)寝ている間に骨は成長するから、大量のタンパク質を蓄えておけよ。カルシウムは取りすぎると、他の大事な栄養素もろともションベンになって排出されるから、取りすぎは逆効果だぞ。
ポイントは「睡眠と肉と大豆」。
朝晩納豆食え。焼き鳥は皮を食え。低脂肪乳を飲め(まずいけど)。
でもって寝ろ。長時間ぐっすり寝ろ。
長時間ぐっすり寝ると、体温が目覚めているとき(日中活動しているとき)よりもやや下がった状態で安定するから、骨細胞が成長モードに切り替わるんだ。
体温が高いと、脳と体は成長モードよりもカロリー消費モードになっちまうから、骨が伸びないぞ。成長に使われなかった栄養素がどんどん蓄積されてデブになるぞ。

「寝る子は育つ」はホントのこと。
寝ない奴はチビになるぞ(理屈上は)。

だから寝ろ。




以上

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