2010年11月21日日曜日

葵丸進@浅草の天丼ごちそうさまでした。


葵丸進(あおいまるしん)

混んでいるようでも、びびることはない。
オペレーションの腕が抜群で、受付時に「30分待ち」と言われても実際はもっと早く席に着ける。
気どった店で食べる超高級天ぷらもいいが、元気のある店で、元気が出てくるような天丼を食べたいなら、葵丸新は外せない。
「てんや」の上天丼(580円)も好きだけど、葵丸新の天丼(1680円)のコスパは、それよりはるかに優れていると断言できる。

江戸前のごま油臭(アク)が苦手な人にこそ、ぜひお奨めしたい。
逆に、ザ・江戸前的天丼を期待して行くと、ちょっと物足りないと感じるだろう。
しかし、それでも「うまい」とは思ってもらえるはずだ。
この味をこの値段で提供するためのツアー客だと考えると、次から次へと到着する観光バスに対する目線も、自然と大らかに温かくなってくる。
「ありがとう。皆さんのおかげで、私もお手頃価格で天丼をいただけてますよ」と。

【もうちょっと気合いを入れて食いたいなって時】
ザ・江戸前の天丼なら大黒家(だいこくや)の天丼(えび2本、かき揚げ1本 1,700円) 、天ぷら定食なら中清(なかせい)の天麩羅定食(3,150円)が定番だろう。ま、浅草の飯屋はどこに入っても大外れはないから安心っちゃあ安心なんだけど。

浅草だからって和食じゃなくてもという気分の時には、インド・パキスタンカレーの「アリシディーク浅草店」の日替わりカレー(700円)やラムカレー(750円)も悪くないっす。

◇◇葵丸進沿革◇◇
◆昭和21年12月
第二次世界大戦終戦の翌年、渡邊たけ(初代店主)と渡邊晃佑(初代店主実弟)が浅草雷門通り(現所在地)に木造2階建ての天ぷら・和食“丸進”を開業。
◆昭和25年7月
有限会社に組織変更。
(資本金200万円、社長に渡邊晃佑就任 二代目店主)
◆昭和29年
木造2階建ての別館丸進オープン、業務拡張をはかる
(浅草1-17-3 現新館)
◆昭和34年 1月
組織を株式会社に、商号を株式会社葵丸進に変更。
同年“葵丸進”の商標登録をする。
昭和32年
◆昭和41年 2月
資本金2500万に増資。
◆同 年11月
本館店舗を鉄筋コンクリート地下1階地上8階店舗を建築、総面積537坪、客席数600席。
「浅草が世界に誇る味の殿堂」をキャッチコピーに飲食店では初めてテレビコマーシヤルをながし一躍注目を集めた。
◆昭和46年10月
渡邊晃佑退任、渡邊興次郎社長就任。
◆昭和61年 3月
渡邊興次郎退任
渡邊拡識 代表取締役社長就任 四代目店主。
◆平成 2年 4月
旧別館(浅草1-17-3)に鉄筋コンクリート
地下1階地上5階建ての葵丸進新館建築
(総面積116坪)社宅及び従業員施設・駐車場
昭和42年
◆平成 2年 5月
本館店舗の老朽化並びにお客様のニーズにお応えするため全館工事に着手。
◆同 年 8月
新装リニューアルオープン
◆平成8年12月
創業50年を迎える。
◆平成11年12月
渡邊拡識 代表取締役社長を退任し代表取締役会長に就任。
渡邊憲一 代表取締役社長に就任 現五代目店主。

◇◇葵丸進店名由来◇◇
渡邊晃佑の生家である茨城県に由来し、敬愛するところの水戸徳川様よりその紋章である三つ葉葵を頂き“丸進(角無き様すすむ)”に葵の冠をつけ“葵丸進” とする。
“葵”は花言葉で平安と高貴を表す。

《私のお奨め》
◎江戸前でありながらアクのない葵丸進の良さが凝縮されている。
金龍かき揚天丼/2,580円
芝海老と烏賊のかき揚、青味、
小新香
○コストパフォーマンスでも味でもイチオシ。
名代天丼/1,680円
海老ニ尾、旬魚、烏賊、青味、
小新香
△エビ好きならこれ一択(黒虎と思われるが、十二分においしい)。
大海老天丼/1,880円
大海老ニ尾、青味、小新香



自称「和菓子の海原遊山」である私に言わせれば、言問団子は完全に期待はずれ。


直径一寸(約3㎝)のちっこい三色団子が6個(6串じゃないよ)入って1,200円というほどの味も見栄えも有り難みもないように、私には感じられた。
もちろん食べ物の好き嫌いは個人の好みです。はい。




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