2010年11月21日日曜日

採用担当者の悪質なウソ

採用担当者の悪質なウソ



中国で新卒争奪戦 日本企業、「負けず嫌い」求める


2010年11月21日 アサヒ.コムより

 日本の企業が、本格的に中国で大学新卒者の確保に動き出した。年630万人という世界最大の市場に狙いを定め、日本本社の幹部要員として採用する。中国では、優秀な人材は待遇のいい欧米企業に流れていた。日本企業は、高給の「本社採用」を武器に、中途の即戦力も併せて呼び寄せる考えだ。

 「金鉱を掘り当てた気分。正直、ショックです」

 中国上海で、人材大手のリクルートが中国の有名大新卒者向けに初めて開いた集団面接会。米コンサルティング大手、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の内田有希昌パートナーは2日間の面接を終え、こう感想を漏らした。

 いい学生が2~3人いればと半信半疑で参加したが大当たり。「すでに上海と北京で6人に内定を出し、さらに数人採用するかもしれない」

 同社は近年、東大や慶応大などの有名校を中心に日本で年十数人を採用してきた。だが、「安定志向の草食系が多く、戦闘意識の強い野武士タイプが減っていた」と内田氏。それで中国に来てみたら、「負けず嫌いで、競争意識の強い、我々の大好きなタイプがうじゃうじゃいた」

 同社は、面接時の日本語能力は不問。面接に来た学生の大半は一度も海外へ行ったこともないのに英語を滑らかに話す。日本語など、素地があるから内定後に学ばせれば十分という考え方だ。中国の学生は転職意識が高いのがリスクという人もいるが、内田氏は「日本でも2~3年で辞める草食系エリートは多い。定着するかは会社次第だ」と意に介さない。

 リクルートによると、3~6日、北京と上海で開いた面接会に参加した大学は39校。北京大や清華大、上海の復旦大など中国のトップ校を中心に約1万人の学生が集まり、その中から適性テストや面接を通過した大学4年生計1千人が面接に臨んだ。

 リクルートの上海現地法人で面接会の責任者、伊藤純一さんは、中国人学生の人気が高かった背景を「日本企業の中国現地法人は欧米企業より給与が安く、優秀な人材の確保が難しかった」と説明する。現地法人採用だと企業のトップにはなれないとも見られがち。それが、今回は給料が高く、昇進もできる本社採用なのでたくさん集まったとの見方だ。

 一方、企業の方は、三井住友銀行やみずほフィナンシャルグループ、キリンビールやコニカミノルタなど22社が参加した。各社とも人事権限のある責任者が現地入りし、数日間の面接で内定を出すスピード勝負の会社もあった。

 参加料は1社100万円。さらに1人採用するごとに110万円支払う契約。決して安くないが、リクルートは「日本の10倍以上、630万人もの新卒の中で競争に勝ち抜いてきた人材から選べる」と価値の高さを強調する。

 上海の面接会に臨んだ玩具大手タカラトミーは「あまりに優秀。日本の学生より自分のキャリアアップの計画が明確で、上昇意識がある」(福元紀哉人事室長)との理由で、予定の2人を上回る3人に内定を出した。同社は将来新卒採用の半分を外国人にする計画があり、「中国人の採用が増えれば、その分日本人の枠が少なくなる」と話す。

 中国の学生も、チャンスととらえる。復旦大日本語学科4年の女子学生(22)は「日系の現地法人の給与は3千元(約3万7千円)程度だけど、日本だと初任給が約20万円と全然違う」という。本社採用なら責任ある仕事ができるのも魅力と言い、「同級生はみな米国、英国で就職する。私も海外で働きたい」。

 メガバンクの面接に参加した上海の同済大日本語学科4年で、週末は復旦大で国際経済も専攻する徐爽さん(21)は、「外国人を採用しようという気持ちが伝わってきた。日本の企業文化も変わってくるんじゃないか」と期待を込める。

 新卒だけでなく、すでに働いている現役の人材を確保する動きも始まった。中国最大の国営人材派遣会社「上海FESCO」海外就職サービス部門と、日本で中国ビジネス支援を手がけるAコマース、外国人専門人材派遣のグローバルパワーの3者は10月に提携。中国内の事務管理職(ホワイトカラー)の人材を日本企業の本社に紹介する事業に乗り出した。

 上海FESCOが、外資系企業などで働く社員から日本企業への転職希望者を募り、紹介する。年内に上海で日本企業約50社を集めた合同説明・面接会を開き、3年後には対象企業を500社に増やす方針だ。

 Aコマースの秋葉良和代表によると、中国人の人気は欧米企業が集めがちだったが、2008年のリーマン・ショック以降は「雇用の安全を重視する日本企業の良さが見直されている」という。

 中国でのビジネス拡大を目指す日本企業には、「日本人による営業では限界があり、優秀な中国人に本社で企業文化を身につけてもらい、市場開拓を任せたい」(食品大手)との声が強い。

 BCGの内田氏はいう。「優秀な外国人を採用することで、日本人の目の色も変わるだろう。グローバルでの競争意識に目覚め、学生も社員も危機感を持ってくれれば成功だ」(奥寺淳=上海、斎藤徳彦)

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まずは、東大やら慶應やらからコンサルタントになろうかな、なんていう奴と、途上国の大卒で外資系に就職しようと考えている奴を比較して、「安定志向の草食系が多く、戦闘意識の強い野武士タイプが減っていた」と日本側の人材を低評価しているバカ。
東大慶大じゃなくて、もっと劣等感を抱いている大学生を面接してみれば、お望みの「負けず嫌いで、競争意識の強い、我々の大好きなタイプ」がいくらでも見つかるだろうよ。
それこそリクルートが作ったお受験全盛の世の中で、その総本山に野武士を探しに行くって、マジでバカ。どーしようもないくらいのバカ。松林を全部切り倒しておいて、松茸狩りに行くよりもバカ。トキを絶滅させておいて、保護センターやらで中国産のトキを増やして「復活した!」って小躍りするくらいバカ。クマをさんざん射殺しておいて、鹿が増えて食害で困ってるっていう田舎人くらいバカ。

まず、「暗記や受験競争で想像力が世界と比べて劣っている」とか言ってたことを思いだせって話だ。
そして、人件費を削れるから+中国では人種差別が横行しているから、の、中国人採用だってことを、はっきり言えないバカ。

少人数学級にしておいて、競争心がないもないだろ。
いまの受験状況で野武士が東大受かるのか?
おとなしく、ガキの頃から塾に通ってたようなのしか受からんだろうが。
もし野武士タイプが東大にいたとしても、お前らみたいな会社になんて入るかよ。
鏡に自分を映してよく見てみな。お前らのどこが野武士なのさ?
実際に戦場へ行く覚悟のないミリタリーマニア、戦国マニアってだけだろ?
好きな武将は信長ですってか。
お前なんか雑兵にもなれねえっつうの。

ホント、マジ、ちょっとは考えてくれって。
コンサルタントになりたいって奴が、どうして野武士なのさ? どー考えたって参謀志望だろ。

「数日間の面接で内定を出すスピード勝負の会社」ってあるけど、これはようするに、簡単に首を切れるってことだろ?
あのさあ、日本にはいろいろあんのよ、政治信条とか宗教とか出自とか、いろいろとさ。
だからうかつに採用できないじゃん。だから簡単に採用とかできないじゃん。
いったん採用したら、「やっぱりダメかも」くらいじゃあ、解雇なんてそうそうできないんだから。
それこそ朝日新聞やら、人権派弁護士やら、各種団体さまからキツイお叱り(バッシング、いじめ、訴訟とも言う)を受けて、謝罪&斬首みたいなはめになるんだからさ。わかってるくせに。

本当にハングリー精神をもった日本人が欲しいなら、地方の高卒を採用してそれこそ中国の大学や企業にでも留学させればいい。お受験育ちの東大生、慶應大生を面接して、日本人学生全体を断じるって……それでよくも「コンサルタントでござい」なんて胸張ってられるよなあ。

中国の“エリート”大学生がハングリーなのは、その、世界のこれまでの常識では考えられないくらい尋常じゃない量の自称エリート大学卒(なぜ自称なのかというと、まだまだその大学卒の人材が活躍したという実績が足りないから。合格困難校であることは間違いない)の学生らは、全員、中国国内の従来のエリートエスカレータからこぼれ落ちた人材だからに決まってるじゃないか。共産党やその他、中国国内で成功できるであろうコースに乗れなかった奴らが、日本企業やその他外国企業への就職面接に来てるんだ。それもわからんの?

「優秀な人材」って簡単に言ってるけど、ホントにお前さんに人材の優劣を見極める目があるのかって聞きたい。
「数日間の面接で内定を出すスピード勝負」なんだろ?

結局のとこ本音は「日本人による営業では限界があり」ってとこなんだって、正直に言えよ。
素材の優劣じゃなくて、バリバリに営業してくれる大昔の「モーレツ社員」みたいなのが欲しいんだよな。

なあ知ってる? そういうの、今の日本にもいるんだぜ。
訪問営業詐欺とか、テレアポ詐欺とか、FX詐欺とか、先物詐欺とか、IPO詐欺とか、そういうのやってる連中。
そらもう、みんなバリバリのイケイケっすよ。
でもそういう連中って、みんな東大卒とか慶應卒じゃないからね。
探すところを間違ってるんだよ。
いないとこ探して、「いないいない」って嘆いてたってダメダメ。

もっとさあ、正直になっちまえよ。
中国では、中国人じゃないと差別を受けるからだって。
だから中国の大学を卒業した日本人くらいじゃだめなんだよな。
欲しいのは中国人。
中国国内の、表に出てこない“事情”にも精通しているような、例えば反日デモの動きとかを察知できるような、そういう人材が欲しいんだって。

10年後への人材として採用するんだから、日本人を採って育てても、確実に縮小してくであろう日本市場でしか使えないと結局無駄(どころかマイナス)になると考えていて、拡大するであろう中国市場で使える人材を育てておかないと、我が社の存亡にかかわってくる、と考えている、と。
そして今後10年20年で中国が、解放され民主化され差別がなくなるだろう確率よりも、その逆へ進むであろう確率の方がはるかに高いと予想している、と。
そうなったときに「我が社は、中国国民をこれだけ採用しております。当社は実質中国企業なのです」と中国人社員に言わせたいためなんだ、と。

そのことを隠す言い訳に、日本人学生は「草食系」だからダメとかって言うなよ。

こういう記事を読んで、本当に悩む学生がたくさんいるんだから、書く記者はちゃんとその辺まで踏み込んで書け。

「草食系、草食系」って──今どきそんな言葉使って得意になってんなっつうの。




以上

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