2010年11月27日土曜日

2勝2敗─竜王戦─

竜王戦第4局、羽生名人が勝利…2勝2敗に
読売新聞 11月26日(金)19時20分配信

 将棋界の最高位を争う第23期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(26)と挑戦者・羽生善治名人(40)の七番勝負第4局が25日から兵庫県加古川市の鶴林寺で行われていたが、26日午後7時11分、羽生が139手で勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイにした。

 角換わり相腰掛け銀に進んだ本局。2日目は羽生の攻め、渡辺の受けという展開が続いた。

 終盤、羽生の攻めが細くなり、優位に立った渡辺が△6九銀から寄せに行ったのが疑問だった。羽生が▲4四角から巧みに反撃、際どく競り勝った。投了図から△6三玉と逃げても▲5三金で後手玉は詰む。

 第5局は12月1、2日に石川県加賀市の「あらや滔々庵(とうとうあん)」で行われる。

 羽生名人の話「ずっと自信がなかったが、最後に▲6四金と打って上部を厚くして勝ちを意識した」

 渡辺竜王の話「持ち駒が増えたので寄せに行ったが、もう少し粘り強く指すべきだった」
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2010年11月25・26日 第23期竜王戦 七番勝負第4局


↑これは、盤上の様子をテレビゲームみたいに再現できるサイトなのだが、ここで96手目あたりから見ても十二分に面白い。

この時点で解説陣は皆、後手の渡辺竜王が優勢だと判断している。
だが実際の結果は、羽生挑戦者の勝ちだったので、このあとのどこかで逆転したことになる。
劣勢の羽生側に立って、どうやって戦いを続けるかを考える。
一発での逆転の道はあるのか。あるいはイーブンへと徐々に押し返す手段はあるのか。
また、勝勢だった後手渡辺の側に立って、いったいどこで流れが変わってしまったのかを考える。

そうしてるだけで、本当に楽しい。


おわり

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