2010年11月28日日曜日

明日のスター選手は僕だ!

サッカーボーイズ「明日のスター選手は僕だ!」

チャンネル :NHK-BS1

放送日 :2010年11月28日(日) ~12月3日(金)

放送時間 :午後7:00~午後7:50(50分)

ジャンル :ドキュメンタリー/教養>スポーツ
スポーツ>サッカー

番組内容

イタリアのプロサッカーチーム、インテル・ミラノとのユース契約を目指し、イギリスの少年たちが厳しいセレクションを勝ち抜くサッカーオーディション番組。(全6回)

イタリアのプロサッカーリーグ、セリエAの名門「インテル・ミラノ」のユースチームとの1年契約を目指し、イギリスとアイルランドのサッカー少年たちが、数週間にわたる厳しいセレクションを勝ち抜いていくサッカー選手のオーディション番組。7000人の応募者から選ばれた10人の少年が競い合い、成長していく様子や、一流チームのコーチや選手たちが、彼らをどのように導いていくのかを見つめる。

イタリア、セリエAの名門「インテル・ミラノ」のユースチームとの1年契約をめざし、イギリスとアイルランドのサッカー少年たちが数週間にわたる厳しいセレクションを勝ち抜いていく姿に密着する。選抜はインテル・ミラノのユース・コーチ自身が行い、最後まで残ったひとりの少年が契約を勝ち取る。
コーチは技術だけでなく、親元を離れて海外で暮らせるか、プレッシャーに耐えられるか、追い詰められた状況でも仲間と助け合って勝利を目指せるかなど、多くの要素を見極めようとする。一方、少年たちはさまざまな壁にぶつかるが、ひたむきに頑張り目覚ましい成長を遂げていく。
応募者は総数7千人。予選を勝ち抜いた10人がイタリアに渡り最終選考に挑む。各エピソードでは、2、3人が脱落候補である「危険ゾーン」にいることをコーチから告げられ、翌日の練習試合で課題を克服できるかが試される。その結果で毎回1,2人が帰国を宣告されるという形で進行し、最終回までに2人に絞られる。少年たちをサポートするのは元イングランド代表選手のジェイミー・レドナップ。更に2009-10シーズンのインテル監督ジョゼ・モウリーニョ、元インテル選手のフィーゴなども登場する。

第1回  イギリス・アイルランドで選抜 7000人が10人に!
第2回  モウリーニョ監督と対面
第3回  残るは8人 しかし選手に不運が・・
第4回  ミラノでパーティ!プロへの決意
第5回  いよいよ残るは3人!!
最終回  インテルのユニホームを着るのは君だ!

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どんなもんかな、と思いつつ第1回目の放送を見てみたら、けっこう面白かったので紹介する。

しかし、今日の1回目の放送を見逃したと思ってガッカリする必要はない。
これはユース年代のインテル式育成法を順を追って紹介する番組などではなく、内容は想像通りの、オーディション番組のサッカー版なのだから。
オーディションで落とされる人を中心に、その背景や人物像にスポットを当てて、視聴者に共感を抱かせたところで「残念」ってことになる構成。
だから、今日フューチャーされた登場人物は、今日落選してしまったので、忘れても問題はない。

選手のレベル自体はさすがに高い。でもその一方で、7000人もの数から勝ち残った候補にしてはアラが目立つようにも感じられた。これは日本の「欠点のない選手が高く評価される」という風土に、私の目も、やはり染まってしまっていたということなのだろう。ド素人の分際で若い選手の欠点に目がいってしまっては、せっかくのサッカーの美味しさが味わえないではないか。俺のバカ。
選考に残ったFWのヒシャムという選手などは、ふつうのメガネをかけたままプレーしていて、コーチも何も言わない。こんなのは日本じゃああり得ないんだろうなあ。

元イングランド代表MFであるジェイミー・レドナップ(親父はトットナムの監督)が、オーディションの候補たちを勇気づけるのだが、これがとても巧いので驚いた。監督やコーチは、むしろこっちの方から学びとることが多いかもしれない。レドナップの手法の基本は、モチベーションに火をつける、意識を闘いに向けるように煽(あお)る、そして褒める、だ。彼は落とすための非難はしない。彼がするのは、持ち上げるための非難だ。実にイングランド人っぽい、騎士道的な鼓舞だと感心した。

次回は明日の午後7時から。
興味がなくても、ご覧になることをお奨めする。


おわり

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