2010年7月10日土曜日

第22回参議院議員選挙 2010年 平成22年 夏

明日は参議院議員選挙だ。
去年の夏の総選挙まではあれほど連呼されていた「マニフェスト」という言葉をとんと聞かなくなった。
新聞紙上でも、「各党のマニフェスト比較」のような特集を目にすることもない。
もうやめちゃったんだろうか?
そもそも、民主党の菅総理は、なんで消費税を上げるなんて言い出したんだ?
政権交代から、少なくとも4年は上げないんじゃなかったのかよ民主党。
高速道路は無料にして、子供手当は一律2万6千円、農家には個別所得保障を導入するんじゃなかったのかよ。
ホント、アマチュアだよなあ、考え方っつうか覚悟がさ。趣味の範囲。
プロだったら、請け負った仕事は何としてもやり遂げろよ。
簡単にあきらめて、「やっぱできないっす」じゃあ、もうお前のとこに仕事は頼まないよ。

なんかどこかの国には、ワールドカップでベスト4を目標に掲げて「接近・展開・連続」「人もボールも動くサッカー」を公言し、公約した監督さんがいたらしいが、それってどうなったの? って話とそっくりじゃないか。

就任会見の時には
「人もボールも動くサッカー。日本人がこれから世界と戦う上である意味、ラグビーでもよく言いましたが、接近、展開、継続というようなコンセプトは変わらないと思っています。ボールと人が動いてできるだけコンタクトを避けた状態で、しかしボールに向かっていく。ディフェンスも待っているんじゃなくて、こちらからプレッシャーをかけていく。これは変わりません」
とかほざいてた。

結局さあ、出来もしないことをホラふいてただけじゃんか。
もし家庭教師だったとしたら、第一志望(ベスト4)に落ちて、第二志望(ベスト8)にも落ちて、どうにか志望の学部じゃあないけど(つまりベタ引き、セットプレー狙いのサッカー)第三志望(ベスト16=グループリーグ通過)には合格したつうようなことじゃん。これでどうして「名家庭教師(名将)」ってことになるんだよ。
受け持ったときには
「私に任せておけば大丈夫。彼には力があります。今はまだ、彼本来の能力を発揮できていないだけです。詰め込みはダメ。考える力を付けることが一番の早道なんです」
とかいって高い授業料を取っておいて、受験日間近になったら
「こうなったらどこだろうと受かることが大事。なりふり構っちゃいられない。とにかくここからここまで暗記しろ!」
ってねじりはちまきで尻を叩きながら、志望校のランクを下げて、過去問研究に注力するようなもん。そこには当初の理想なんて微塵もない。
でも口は最高にうまいんだよなこういう家庭教師って。
頭は良いんだよ。親に取り入るのもうまい。でも肝心の、子供の学力を伸ばす能力はむしろマイナスなんだよなあ。使えないつうか、かえって混乱させて無駄足を踏ませて、回り道させる。子供だって納得してないと思うんだよね。
「そうするんなら最初からそうしてくれてれば、僕はもっとがんばれたのに」
って思ってるはずなんだ。
親は、自分のバカな子を、ちゃんと合格させてくれて感謝感謝。
家庭教師は、元々こんなバカな子は、全滅しても当然だったのに、俺のとっさの判断と経験があったおかげでどうにか合格させることができた。俺ってなんて優秀なんだろう。満足満足。
でも受験生であった子供本人は、僕が行きたかった学校・学部は違うのに。僕だってがんばったんだ。ホントはもっとがんばれたんだ。でも家庭教師の先生が、俺の言う通りにしてないと落ちるぞって脅かすから言う通りにしたのに、結局行きたい学校には入れなかった。合格した学校レベルになら、僕の力だけでも十分入れる自信があったんだ。やりきった感じがしない。もやもやしてる。納得できない。あの家庭教師は、結局僕の足を引っぱってただけなんじゃないかなあ。

つまりはさ、こういうことだ。
政治家は、日本国民の足を引っぱるんじゃねえよ。
監督は、選手の足を引っぱるんじゃねえよ。

とにかくさ、面倒くさい理屈とか正論はいいから、今一番日本で力のある政治家が総理大臣をやってくれよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿