2010年7月18日日曜日

目標設定の難しさ

上尾市の平方スポーツ公園へ行ってきました。
上尾市長旗杯という、少年サッカーの大会が開催されていると聞き、観戦に行ってきたのです。
どうも会場はここだけではないらしいことが、平方スポーツ広場へ行ってからわかりました。
他にも、平塚サッカー場が会場となっているらしかったです。

暑いです。

少年野球の大会も隣でやっていて、結構盛り上がっていました。

暑いです。

ユベントスの試合をちょうどやっていました。でも、運動量がまったくありませんでした。
相手の中之条というチームのコーチが南米系の日系人らしく、ベンチからのコーチングが面白かったです。
主審をしていた、白髪タヌキみたいなおっさんの言葉遣いが乱暴で、端で見ていてもむかつきました。
「手ぇ使ってんじゃねえ」
そんな言い方で子供にすごんでどうするんですかねえ?
まあ暑くていらついてたんでしょうけど、あれは大人げないと思いますよ。
それも、ドスを効かせた声で、その子にだけ聞こえるくらいに押し殺した音量でって、あれ完全に脅してますよね。
大人の主審が、子供の選手を、試合中に脅すような形でゲームをコントロールしようというのには、あまり賛成できません。
実際あのあと、あの子は元気なくなったように見えましたよ。

といっても、私も暑くて、ちゃんと試合に集中できていませんでしたけどね。

この時期、全日本少年サッカー大会や関東大会という目標を失ったチームが、どんな目標を設定したらいいのかというのは、けっこう難しい課題だなあと感じました。
今日の大会だって、結局は練習試合だと思うんですよ。練習試合にどうモチベーションを高めて挑むかっていうのは、コーチの腕の見せ所だと思うんですけど、正直、難しいですよね。
どのチームも夏休みに入ると、それこそ毎週どこかのこうした大会に参加してるような状態になると思うんです。
そこでマンネリ化させずに毎試合盛り上げていくにはどうしたらいいのでしょうか。
私なら、モチベーションのよりどころを、外ではなくて内に設定させますね。つまり、大会のタイトルや各試合での勝利(もちろんそれは求めますが、それがまず第一ではなくて)にモチベーションを向けるのではなくて、チーム内での「どういうサッカーを目指すのか具体的に細かく決めて、そのために必要なプレーをひとつひとつリストアップしてひとつひとつできるように挑戦する」とか「各選手にどういう長所を伸ばしてどういう短所を克服するのかを具体的にリストアップして挑戦させる」とか、そんな風に、具体的にリストアップしてそれを個人個人にチェックさせることでモチベーションを維持させるんです。夏休みのドリルとか、夏休みの目標方式ですね。
ただルーチンワーク的にだらだらといつもと同じように練習と試合をこなすだけだったら、夏の後、何も成長していないチームのまんまです。成長期の子供にとっては、何事もマンネリ化が一番よくないです。スポーツでも勉強でも同じです。

全日本少年サッカー大会や関東大会を経験したチームは、ぐんと伸びて秋の4種リーグ後半戦に挑んでくることでしょう。
残念ながら北足立郡北部には、両大会へ参加できるチームはありません。
しかしそこをむしろいい機会ととらえて、チームの個々の力を伸ばし、また同時にチーム全体の約束事を固めるチャンスタイムにしてしまいましょう。
大きな公式戦へ参加するチームには、こうした細かい修正をする余裕はありません。
どうやって勢いをつけて大会に入っていくかだけで精一杯でしょう。なにせ、いくら予選を勝ち抜いた強豪チームとはいえ、相手は小学生の男子ですからね。しっかりしているようでも、まだまだとても弱い部分をたくさんかかえています。大会でいつものようにプレーさせることができるかどうか。常連チームといえども、コーチたちは頭が痛いところでしょう。

梅雨も明けました。
日焼けした子供たちの見せてくれる元気なサッカーを観戦できることが、とてもとても幸せです。

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