第14回国際交流サッカー大会U-12前橋市長杯
2010年 平成22年 9月20日
月曜日 敬老の日 彼岸入り
大胡総合運動公園で行われた、中国の東北路小学対バディーSC戦にて珍プレーがあった。
前半1-0で東北路がリードしている状況で、バディーの17番が倒されてPKとなった。
東北路のGKは、身長が低い。
ゴールは大人サイズ。前日のレイソル戦で、すでにPK戦を経験しているバディーの17番なら確実に決めるだろうと思われたそのとき、この珍プレーは起こった。
何と、東北路のゴールに、東北路のバカでか4人集のうちのひとりが、さも当たり前のようにポジションをとろうとしたのだ。
キーパーのように。
ゴールキーパーも、キーパーグローブを外して、そのバカでか君に手渡している。
これには場内騒然。
審判も困惑しているようだった。
中国ベンチから通訳の女性と、コーチがピッチの中へ走ってきた。
事情を説明し、審判からも指示を受けている。
今度は、小学6年生にはみえないくらいに小柄なゴールキーパー君が、自分の赤いキーパーユニを脱ぎだした。
そしてそれを、高校生の中へ入っても長身の部類に入るであろうくらい大柄な、その臨時キーパー選手に渡した。
大柄君は、渡されたちっちゃなキーパーユニを、レオタードを着るようにしてかぶっていた。
驚いたことに、彼はそれを着てしまった。さすがは雑伎団の国だ。
ちびっこ元キーパー君は、バカでか君のバカでかユニをワンピースみたいに着て、所在無げ(しょざいなげ)に立っている。
赤いキーパーユニをまとったバカでか君がゴールで構えて試合再開。
バディーの17番は、あっさりとPKと決めた。
すると今度は、さっきと逆のことが行われた。
ゴールにはまた、あのちびっ子君が入り、臨時キーパーとして何の役にも立たなかったバカでか君は、またフィールドへと戻った。
PK戦の場合にはこうした交代もたまにあるが、試合中のPKでこうした光景と見たのは初めてだった。
おそらくこれからも見ることはないだろう。
非常に珍しいものを見せてもらった。
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