2010年9月13日月曜日

コロコロは悪くない!

トップがコロコロ変わるのは良くないという論がある。

まだテレビも白黒だった大昔には黄金時代を築いたこともある名門チームも、長期低迷に陥ったことで、『天皇』とまで呼ばれた名監督がその座を降ろされた。

新しく監督になったのは、そのチームにいた主力選手だったが、監督と対立したことでトレードされ、紆余曲折を経て別チームで日本一となった、因縁深い元スター選手だ。
この選手には、熱烈なファンも多い分、毛嫌いしているアンチも多い。
選手時代からずっとマスコミへの対応が横柄だっただけに、マスコミからも好かれてはいない。

そうそう、忘れていた。
この新監督に決まる前にも、数人の人物がこのチームの監督を務めていたのだった。
だがどの監督も、結局はチームの成績を上げることができず、選手からもファンからも見放され、さみしく消えていった。

Jリーグでもこんなことがあった。

【J最短…横浜FC開幕1戦で監督解任】

横浜FCが6日、足達勇輔監督(44)を解任し、後任監督として高木琢也コーチ(38)の昇格を決めた。横浜FCは4日のJ2開幕戦でJリーグ新加入の愛媛と対戦し、0-1と敗れたばかり。J1昇格という大目標に向けて、第1節終了後というJリーグ史上最短での監督交代を決めた。

イングランドではこんなことが……
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イングランド・サッカー界で監督解任のスピード記録が更新された。
解任されたのは、イングランド4部のトーキーで、新監督の就任が発表されたばかりのリロイ・ローゼナイアー。
その在任期間は、なんとわずか10分間だ。

監督就任会見を行なった直後に、クラブの買収成立が間近であることを知らされたローゼナイアー。
新経営陣が新たな指揮官を選任する方針を打ち出しているため、就任発表のわずか10分間に、解任される運命であることを通告されたのだという。

「マイク・ベイトソン会長は、現時点でクラブを売却する予定はないと話していた。だから、私は記者会見に出席したんだ。
しかし、会見の10分後に会長に呼ばれ、クラブを売却したと伝えられた。
いずれクラブの売却が行なわれることは分かっていたが、まさか監督就任の10分後とはね。
クラブは新経営陣の手に委ねられ、彼らが選んだ人物が監督に就任するらしい。私にはどうしようもないよ…」

1984年にクリスタル・パレスのデイブ・バセットが樹立した、「在任期間4日」の最短記録を大幅に更新したローゼナイアー。
クラブの買収騒動に踊らされ、「10分間で解任」というとんだ珍記録を作ってしまった。
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レッズのオジェックに起こったことは、記憶にも新しい。

Jリーグ1部(J1)の浦和は16日、さいたま市内で記者会見を開き、昨季アジア・ チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に導きながら今季は開幕から2連敗を喫した ホルガー・オジェック監督(59)の解任と、ゲルト・エンゲルス・コーチ(50)の 新監督就任を発表した。J1で開幕から公式戦2試合を終えての監督解任は最短。

浦和の藤口光紀社長は「選手と監督の信頼関係が崩れていると感じた。チームが一つになっていない。重苦しい状況を打開するには監督交代が一番いい方法」と説明した。
新監督のエンゲルス氏はドイツ出身で、Jリーグでは当時の横浜フリューゲルスや 市原(現千葉)京都で監督を歴任。浦和では2004年からコーチ。 突然の昇格に「プレッシャーは当然感じるが、楽しみの方が大きい。選手の
可能性を信じている」と抱負を語った。

オジェック監督は、昨季は2連覇を狙ったリーグ戦で2位。今季は開幕戦で 横浜M、15日は名古屋に敗れた。解任は16日午前に伝えられた。




『兵法』にこんなような言葉があったように思うのですが、

賢い怠け者は リーダーに
賢い働き者は リーダーの手足となれ。
愚かな(無能な)働き者は すぐに首を切らねばならない。
愚かな(無能な)怠け者は 放っておけばいい(好きにさせておけ)。


菅さんとその取り巻きは、そろって3番目で(特にレンホーさん)、
小沢さんは1か4番目。
でも小沢さんの取り巻きも、3番目っぽい……。
なんとなくだけど。


もしリーダーの責を負う者が、その任に適さないとわかったときは、その首を切るのに早すぎることはないと私は思います。
運転が下手なドライバーだと気づいたとして、でもまだ乗ったばかりだからとガマンしますか?
どうも口ばっかりで、メスを持ったことない(「いやあ、私は若い頃にすごく難しい手術を成功させた実績があるんすよ、ガハハハハハ(1回だけ)」)医者だとわかったとしても、ガマンして手術を受けますか?

私はそうは思わないんだけど、世の中の多くの人は、やっぱりクリーンな人の方がいいのかなあ。

「ねえ知ってる? あの先生、腕はいいらしいけど、裏で謝礼を要求してくるんだっていう噂よ。わたしはヤブだけど、お金にきれいな先生の方にするわ」

あるいは、

「あの監督って、ファンサービスに熱心だよな。インタビュー頼んでも、いやな顔ひとつしないし。チームはガタガタで、来期の降格も決定的だけど、おれはあの監督はいい監督だと思うね」

こういうの、どーなのかなあ?
それでもコロコロ変えない方が大事なのかなあ?

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