『歴史は「べき乗則」で動く』
〈数理を愉しむ〉シリーズ
種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学
著者 マーク・ブキャナン(Mark Buchanan)
1961年オハイオ州生まれ。サイエンスライター。
訳者 水谷 淳
発行 2009年8月25日
早川書房
840円
目次
第1章 なぜ世界は予期せぬ大激変に見舞われるのか
第2章 地震には「前兆」も「周期」もない
第3章 地震と規模と頻度の驚くべき関係──べき乗則の発見
第4章 べき乗則は自然界にあまねく宿る
第5章 最初の地滑りが運命の分かれ道──地震と臨界状態
第6章 世界は見た目よりも単純で、細部は重要ではない
第7章 防火対策を講じるほど山火事は大きくなる
第8章 大量絶滅は特別な出来事ではない
第9章 臨界状態へと自己組織化する生物ネットワーク
第10章 なぜ金融市場は暴落するのか──人間社会もべき乗則に従う
第11章 では、個人の自由意志はどうなるのか
第12章 科学は地続きに「進歩」するのではない
第13章 「学説ネットワークの雪崩」としての科学革命
第14章 「クレオパトラの鼻」が歴史を変えるのか
第15章 歴史物理学の可能性
サッカーにおいて鉄壁なはずの守備が崩壊する瞬間も、間違いなくべき乗則に沿っている、と思う。
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