狷介孤高(けんかいここう)
自分の意志を固く持って、俗人から遠く離れて品格を保つさま。
「狷」は主義を固く守る。「介」は孤立する。
「狷介」は自分の意見に固執し、他人と協調しないさなをいう。
奸佞邪知(かんねいじゃち)
心がひねくれていて、悪知恵が働くこと。
幕天席地(ばくてんせきち)
天を幕とし、大地を席(むしろ)とすることの意から、そのように志の大きいこと、また小さいことにこだわらないことのたとえ。
光風霽月(こうふうせいげつ)
日の照っているときさわやかに吹く風と、雨上がりに出る済みきった月・心のなかがさっぱりとしてわだかまりがなく、非常に爽快であることのたとえ。
「霽」は晴れるの意。
暴虎馮河(ぼうこひょうが)
虎を素手で打ち、大河を徒歩で渡る意。転じて、向こう見ずな勇気、血気にはやること。無謀なことをするたとえ。
破戒無慙(はかいむざん)
戒律を破っておきながら、少しも心に恥じないこと。
仏教語。「破戒」は戒律を破ること。「慙」は恥じるの意で、「無慙」は罪を犯しながら恥じないこと。「無慙」は「無慚」とも書く。
鎧袖一触(がいしゅういっしょく)
相手を簡単に打ち負かすこと。
もともとは鎧(よろい)の袖で一触れすること。転じて、そのようにちょっと触れただけで相手を負かすという意味になった。
老少不定(ろうしょうふじょう)
老人が先に死に、若者が後から死ぬとは決まっていない。人の死ぬ時を定めることはできず、命というものははかない。
一陽来復(いちようらいふく)
陰が極まって、また陽にかえること。陰暦の11月、または冬至をさす。また、冬が去り春が巡り来ること。新年がやってくること。
転じて、良くないことが続いたあとに、やっと良い方向へ向かうこと。
多事多端(たじたたん)
次々と処理すべき事が多く忙しいこと。また、事件が多く落ちつかないこと。また、そのさま。
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