2010年6月4日金曜日

ブラジル代表は1次リーグ落ち決定

G組(日本時間)
6月15日(火)
2300 コートジボワール × ポルトガル ポートエリザベス
2730 ブラジル × 北朝鮮 ヨハネスブルクエリスパーク
6月20日(日)
2730 ブラジル × コートジボワール ヨハネスブルクサッカーシティー
6月21日(月)
2030 ポルトガル × 北朝鮮 ケープタウン
6月25日(金)
2300 北朝鮮 × コートジボワール ネルスプロイト
2300 ポルトガル × ブラジル ダーバン

この日程を見れば一目瞭然だが、ブラジルは予選最終戦にピークを合わせて調整してくる。それどころか、あわよく2連勝できれば、最終戦は控え中心の面子でという皮算用さえしていると思われる。
逆に、ライバルであるポルトガル、コートジボワール、北朝鮮は、第1戦からピーク全開にせざるを得ない。
となると、周囲から「強い強い」と言われていて、選手やスタッフ自身もそう思っているということに、ブラジルは足をすくわれることになる。ラテン気質ってのはそういうもんだから。

元々ブラジルが優勝するのは、他に優勝候補がいた大会であることが多い。
予選リーグはラッキーなPKなどでよたよた勝ち上がってきたくせに、俄然注目の集まる準々決勝、準決勝あたりになると、まるで別のチームかのように個々が輝きだし、連携も見事なものを見せる。これが本来のブラジルなのだ。
ところが今回のブラジル代表チームは、チームにさえなりきれていない。個々がバラバラで、監督ともビジネスライク、チームとしての使命感も感じられない。それは試合にもあらわれていて、仲間のミスをフォローするのがワンテンポ遅いというシーンが何度もあるのだ。
「そんなとこでミスすんじゃねえよ。おめえの責任なんだから、てめえでケツふけよ」「俺は俺の仕事を完璧にこなしてんだから、余計な干渉すんじゃねえぞ」的な雰囲気が随所に見られる。
こういうチームは、追いつめられるとバラバラになる。
これまでのブラジルは、期待されていないことをバネにして一体感のあるチームに変身し、優勝を勝ち取ってきた。でも今回のブラジルはそうじゃない。選手たちの心のどこかに、ドゥンガを優勝監督にしたくないという気持ちがあるんじゃないか、という空気さえ、背中から感じるときがある。きっと、負けたって次があるさ、くらいにしか思ってない。2014ワールドカップはブラジル開催だし。
ディフェンスラインを深くとって、体格を生かしてボールを奪い、あとは速攻狙いというワンパターン戦術は、南米予選では通用しても、研究して対策を用意してくる本番で、それもヨーロッパやアフリカ相手にはどうなんだろう。そういうのには慣れっこなんじゃないかな。

コートジボワールが3勝で1位通過。
ポルトガルが2勝1敗で2位通過。
ブラジルは1勝2敗で予選落ち。
北朝鮮は3敗で予選落ち。

こうなると思うに150万ジンバブエドル。

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