2010年6月9日水曜日

NHK『サッカー王国3大陸の旅』

NHK『サッカー王国3大陸の旅』

【再放送予定】
ざっくり言えば、NHK-BS1で、6月12日(土)の午後8時~9時20分。

「日比野克彦・体感・アフリカンパワー」
チャンネル: 101(48)ch : NHK衛星第1
放送日時: 6月12日(土) 20:00-20:20
Gコード: 801725

「三浦泰年・南米2強の秘密」
チャンネル: 101(48)ch : NHK衛星第1
放送日時: 6月12日(土) 20:20-20:42
Gコード: 4671015

「山本浩・欧州サッカー最前線」
チャンネル: 101(48)ch : NHK衛星第1
放送日時: 6月12日(土) 21:00-21:20
Gコード: 808638


自分でも覚えていないのだが、いつだったかに放送したのを録画していたらしいので、何の気なしに見てみた、ら望外に面白かった。
内容としては、カメルーン、ブラジル、アルゼンチン、オランダ、スペインの育成事情はこんなだったよって話。
で、俺の感想は
「ブラジル負けろ。お前が嫌いだからじゃない。お前を愛しているからだ」
です。

各サッカー強国が育成で何に重きを置いているのかは共通していた。
それは、ダイヤの原石を見逃さない、だ。
決して、石ころを金剛に変える錬金の秘術を追い求めているんじゃない。
泥の中の何万という石ころの中に混じっている、ダイヤの原石を粉砕してしまわないような環境を作ること、それがサッカー強国における育成のすべてと言っても良い。
これは残酷な宣告でもある。
頑張っても、なるようにしかならないってことだから。
ただしブラジルだけは違った。
この国では、まるで工業製品か農作物のように、最も高く買ってくれる市場が求めている“商品”を生産することを第一に育成年代の選手を選抜していた。
ブラジルの、確かサンパウロだったかの育成の担当者が言っていた言葉が象徴的だった。
「万に一つの才能を待っていたら、クラブ経営は成り立たない」
こんなようなことだったように覚えている。まあ俺の腐れ脳みそのことだから、細かいところは間違っているかもしれないが、主旨としてはこういうことだった。

ヨーロッパのトップクラブで、中国や韓国の選手がたくさん流通しているのは、まさにこれと同じ理由だ。
安くて丈夫でクセがなく、なおかつでかくてよく走る、そういう選手だからこそ、各クラブが買っていくのだ。
まして中国や韓国の選手なら、広告収入も期待できる。放映権やグッズの市場も大きい。

日本選手が欧州のトップクラブに少ないのは、高くて壊れやすくて生意気で、なおかつ小柄でのろまだからだ。
いくら、目を見はるような輝きを“年に一回”見せるからといって、そんな商品を買うお大尽はそうそういない。

この先、何がどうなったって、円がウォンや元より対ユーロで割安になることはないのだから、安くて丈夫なサッカー選手を育成することは難しい。どうしたって中国製韓国製には負けてしまう(家電と一緒だ)。
日本サッカーがビジネスとして、さらなる成功をつかめるかどうかは、選手のヨーロッパ輸出ではなく、国内リーグの活性化にかかっている。イギリスのプレミアに選手が行くのではなく、日本のリーグがプレミア化しなければ、日本のプロサッカーは消滅してしまうだろう。
そのためにも、日本代表には実績を積んでもらわなければならないのだが、あの岡田思い込んだら試練の道を武史氏のような人材しかいないようでは、夢も希望も持てない。
悲しい。(TωT)ウルウル

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