2010年6月7日月曜日

第34回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会優勝予想

第34回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会優勝予想

準決勝第1試合
浦和三室 × 新座片山

新座片山は三室がどういうチームなのかよく知っているだろう。
となると、11番のスピード頼みの三室はそうとう厳しい戦いを強いられることになる。
仮に天候が崩れて、11番が思うように走れないような状況にでもなれば、思わぬ大差がつくかもしれない。これはそういう対戦である。
今年のチームがいくら例年より「鈍い」とはいっても、新座片山の決勝進出はかたい。

準決勝第2試合
アルディージャ × アビリスタ

特に何事もなく、当たり前のようにアルディージャが勝利するだろう。今年のアルディージャは、何人ジュニアユースへ上がれるか、という選手陣容である。抜け出た才を感じさせる選手はひとりもいない。だがそれが良い方へ作用して、今大会のチームはこれまでになく勝利に貪欲である。春先までに見られた「ちゃらい」「ひ弱い」感じがすっかり失せ、勝つためにはなりふり構わない「鉄板流」とでも呼べるようなしぶといチームに変貌した。おそらくどこかで相当痛い目にあって、ガツンとしみるけど良く効く薬でも塗られたに違いない。

決勝戦
新座片山 × アルディージャ

アルディージャの優勝決定。残念ながら今年の片山では、今のアルディージャから得点は奪えない。
優勝のアルディージャは、くじ運さえ悪くなければ、全国でも危なげなく決勝へ進出できるチームだ。選手本人たちにも、「俺たちは押されていても負けはしない」という自信が芽生えているはずだ。
何もみんながみんなバルセロナを目指す必要などないのだから(というか、そのバルセロナでさえ、伝統的にはスターを買い集めるチームなのだが)、時には内容よりも勝利を追い求めるJクラブジュニアチームがあってもいいと思う。


6日の埼玉スタジアムでの試合を観戦していて思ったのは、ベスト4に勝ち上がったチームよりも、むしろ負けてしまった12チームの方に、これはと思わされるようなタレントがいるなあということだった。
初戦で浦和三室に負けてしまったFC鶴ヶ島などは、どう見ても勝利にあたいするチームだったし、準々決勝を見て、アルディージャとアルディージャに負けたレジスタの選手たちを比べたらどちらが個性的ですか、と聞かれて前者というサッカー好きは少ないだろう。もちろん江南南もしかりだ。
母数は違えども、ベスト4選抜とルーザー12選抜が試合をしたら、ルーザー12選抜の方が勝つだろう。それくらい、今大会のベスト4の選手たちは平均的だった。
それでもちゃんと勝ち上がって実績をつめるチームに仕上げてくるところは、さすがという感じではあるのだが…。

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