2010年6月23日水曜日

8人制必勝パターン

8人制での必勝パターンを考えてみよう。

まず8人制の特徴1は、ピッチが狭いのにスペースがある、ことだ。
現代サッカーでは、守備側のGKを除いた21人がハーフピッチ内でプレーするような場面もめずらしくない。
8人制では、同じ広さの中で、大人よりも体の小さな選手たちが16人でプレーすることになる。
単純に計算しても
68メートル × 50メートル = 3400㎡
3400㎡ ÷ 20人(GKを除いた) = 170㎡ →およそ13メートル × 13メートル
3400㎡ ÷ 14人(同上) = 243㎡ →およそ15.5メートル × 15.5メートル
もの違いが生じることになる。

これだけスペースがあれば、誰でも「引いてタテポン」をしたくなる。
大宮アルディージャジュニアのスペイン遠征(8人制の大会)でも、ネットの映像からは、この戦術が非常に効果的だったように見えた。
審判1人制でオフサイドの判定が甘くなるであろうことも、この戦術の効果を強めてしまうような気がする。
さらに飛距離のいらなくなるコーナーキックやロングスローのバリエーションが、勝敗を決定するような試合展開も増えるだろう。
キックオフからの直接ゴールは、得点にならずにゴールキックで再開されるようだが、体格差筋力差の大きい小学生年代では、ロングシュートを打てる選手を有したチームが圧倒的に有利となることは間違いない。風の強い試合などでは、追い風になったチームはドンドン狙ってくるだろうね。試合になるのかなあ? 
試合時間も短くなるから、オールコートプレスでボールうばったら即シュート、みたいな戦術をとるチームも出て来そう。
選手交代もいつでも自由に何度でもできるようになるから、わけわかんなくなるよね。背番号もいらないって話だし。

いまの6年生以外の年代はとっくに8人制で試合をしてるんだろうから、今週末にでもどこかさがして観戦してみよう。
意外と面白かったりして。

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