東京ヴェルディ 2011ジュニアユース 選手一覧
ポジション 氏名 生年月日 前所属
3年生
GK 山下 貴矢(Takaya Yamashita) 1996/7/28 東京ヴェルディジュニア
GK 依田 龍司(Ryuji Yoda) 1996/9/12 東京ヴェルディジュニア
DF 渡辺 太貴(Taiki Watanabe) 1996/4/21 あざみ野FC
DF 田村 勇斗(Hayato Tamura) 1996/4/24 東京ヴェルディジュニア
DF 小田島 怜(Ryo Odajima) 1996/6/10 バディSC
DF 浅沼 拓己(Takumi Asanuma) 1996/7/8 東京ヴェルディジュニア
MF 中野 雅臣(Masaomi Nakano) 1996/4/9 NEOS FC
MF 三竿 健斗(Kento Misao) 1996/4/16 東京ヴェルディジュニア
MF 谷口 友星(Yusei Taniguchi) 1996/5/6 東京ヴェルディジュニア
MF 田代 蓮太(Renta Tashiro) 1997/1/5 桜町SC
MF 武井 駿(Shun Takei) 1996/8/19 パーシモン
MF 横山 暁之(Akiyuki Yokoyama) 1997/3/26 山崎FC
FW 安在 達弥(Tatsuya Anzai) 1996/5/9 東京ヴェルディジュニア
FW 室町 仁紀(Masaki Muromachi) 1996/5/30 東京ヴェルディジュニア
FW 青戸 翔(Kakeru Aoto) 1996/8/9 ヴェルディジュニア
2年生
GK 長島 卓哉(Takuya Nagashima) 1997/5/8 あざみ野FC
DF 冨樫 凌央(Ryo Togashi) 1997/4/4 東京ヴェルディジュニア
DF 品田 竜之介(Ryunosuke Shinada) 1997/5/16 東京ヴェルディジュニア
DF 木村 祥太郎(Shotaro Kimura) 1997/8/6 小山田SC
DF 関 瑠惟(Rui Seki) 1998/1/21 東京ヴェルディジュニア
DF 羽賀 颯太(Sota Haga) 1998/3/27 東京ヴェルディジュニア
DF 神谷 優太(Yuta Kamiya) 1997/4/24 東京ヴェルディジュニア
MF 林 昇吾(Shogo Hayashi) 1997/4/9 えいあんじFC
MF 川島 優太(Yuta Kawashima) 1997/4/10 瀬田SC
MF 東山 亮(Ryo Higashiyama) 1997/6/29 東京ヴェルディジュニア
MF 井上 潮音(Shion Inoue) 1997/8/3 東京ヴェルディジュニア
MF 藤沢 和也(Kazuya Fujisawa) 1997/8/14 東京ヴェルディジュニア
MF 下村 司(Tsukasa Shimomura) 1997/9/26 東京ヴェルディジュニア
MF 出分 遼(Ryo Debun) 1997/11/24 あざみ野FC
FW 菅嶋 知希(Tomoki Sugashima) 1997/7/22 東京ヴェルディジュニア
FW 郡 大夢(Hiromu Kori) 1997/9/11 東京ヴェルディジュニア
FW 島津 黎(Rei Shimazu) 1998/1/10 小金井1SC
1年生
GK 佐藤 久弥(Hisaya Sato) 1998/4/4 東京ヴェルディジュニア
GK 諌山 英樹(Hideki Isayama) 1998/4/30 青梅新町FC
GK 村田 怜穏(Renon Murata) 1998/11/4 西砂FC
DF 平田 竜士(Tatsushi Hirata) 1998/7/31 MIP
DF 深澤 大輝(Daiki Fukazawa) 1998/8/21 東京ヴェルディジュニア
DF 鳥居 俊(Shun Torii) 1998/9/25 東京ヴェルディジュニア
DF 桑原 光希(Koki Kuwabara) 1998/10/26 東京ヴェルディジュニア
DF 小幡 祐樹(Yuki Ohata) 1998/11/13 東京ヴェルディジュニア
DF 原 大梧(Daigo Hara) 1998/12/27 バディ
MF 信太 怜哉(Reiya Shida) 1998/6/24 東京ヴェルディジュニア
MF 相馬 雄大(Yudai Soma) 1998/6/24 東京ヴェルディジュニア
MF 松本 幹太(Kanta Matsumoto) 1998/7/16 MIP
MF 井上 海希(Kaiki Inoue) 1998/7/20 東京ヴェルディジュニア
MF 大久保 智明(Tomoaki Okubo) 1998/7/23 東京ヴェルディジュニア
MF 渡辺 皓太(Kota Watanabe) 1998/10/18 東京ヴェルディジュニア
FW 中根 玄暉(Genki Nakane) 1998/4/23 東京ヴェルディジュニア
FW 菅原 賢(Ken Sugawara) 1998/7/18 FCパーシモン
スタッフ役職 氏名 生年月日 出身地
監督 亘 崇詞(Takashi Watari) 1972/3/18 岡山県
コーチ 片山 智広(Tomohiro Katayama) 1976/6/10 東京都
コーチ 小笠原 資暁(Mototaka Ogasawara) 1983/8/16 東京都
GKコーチ 沖田 政夫(Masao Okita) 1976/6/10 埼玉県
トレーナー 渡邉 健太(Kenta Watanabe) 1978/1/13 埼玉県
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
2011年6月29日水曜日
2011 帝京FCジュニアユース
2011 帝京FC
U-15
雨宮一貴 あまみや かずたか FC WARAGOMA
荒田楓河 あらた ふうが 所沢マッシュバッファローズ
奥村 哲 おくむら さとる 浦和木崎SC
尾田雄一 おだ ゆういち 柳瀬レッドローズ
小田切優斗 おだぎり まさと 練馬FC
小元大気 おもと だいき レジスタFC
笠原秀将 かさはら ひでのぶ 浦和駒場SC
倉井翔太 くらい しょうた 滝山ジュニア
笹沼和紀 ささぬま かずき レジスタFC
佐藤宏樹 さとう こうき 浦和土合SC
鈴木達也 すずき たつや 上福岡少年少女SC
平良豪盛 たいら ごうし 浦和土合SC
土屋 守 つちや まもる 東京ヴェルディJr.
永井峻太郎 ながい りょうたろう 新座片山FC
中山侑己 なかやま ゆうき 新座片山FC
南城雄輝 なんじょう ゆうき 高砂SC
野中智樹 のなか ともき プレジール入間
橋本希望 はしもと かなた FCアビリスタ
橋本悠希 はしもと ゆうき 上福岡少年少女SC
松岡経洙 まつおか けいしゅう 上福岡少年少女SC
宮崎智成 みやざき ともなり 安松FC
山田裕輝 やまだ ゆうき 所沢マッシュバッファローズ
百合草雄之介 ゆりくさ ゆうのすけ FC 大泉学園
U-14
伊藤聖悟 いとう せいご レジスタFC
梅田隆次 うめだ りゅうじ FC多摩川ジュニア
遠藤康平 えんどう こうへい 浦和岸町サッカー少年団
小川海人 おがわ かいと 武蔵野イレブンSC
加藤貴也 かとう たかや 戸塚FC
金子将和 かねこ まさかず 上福岡少年少女SC
京極健太 きょうごく けんた みずほ台ジュニアSC
工藤健人 くどう けんと FC宗岡
熊倉海都 くまくら かいと 東京久留米ひばりSC
河野智寛 こうの ともひろ 田柄FC
小平 真 こだいら しん 新座片山FC
斉藤健心 さいとう けんしん 浦和岸町サッカー少年団
櫻井康佑 さくらい こうすけ 府中4BKSC
佐藤良輔 さとう りょうすけ FCアビリスタ
島田侑輝 しまだ ゆうき 新座片山FC
清水大士 しみず たいし CLOUD
高橋翔太 たかはし しょうた 国立SSS
高橋廉弥 たかはし れんや FCコスモス
田辺耀平 たなべ ようへい FC WARAGOMA
中山達哉 なかやま たつや 滝山JFC
引間楓太 ひきた ふうた 宮前SC
平井寛大 ひらい かんた 藤久保イエローイーグルス
平塚祐樹 ひらつか ゆうき レジスタFC
福岡政輝 ふくおか まさき 南郷FC
細川優志 ほそかわ ゆうし 東京久留米ひばりSC
村上光樹 むらかみ みつき 大和北FC
茂木 哲 もてぎ てつ 新座エースFC
山田大哉 やまだ だいや FCベガ
吉野巧人 よしの たくと 大和北FC
U-13
浅野嵩人 あさの しゅうと FCアビリスタ
安達 涼 あだち りょう レジスタFC
安部裕葵 あべひろき 城北アスカFC
新垣 陸 あらかき りく FCトリプレッタ渋谷
伊能玲生 いのう れお FC宗岡
井上雄斗 いのうえ ゆうと アンティウスFC
荻野稜央 おぎの りょう FC宗岡
小倉優希 おぐら ゆうき FCアビリスタ
梶原大和 かじわら やまと 国分寺三小ホワイトイレブン
齋藤佑太朗 さいとう ゆうたろう 新座片山FC
佐藤大誠 さとう たいせい FCアビリスタ
澤畑竣介 さわはた しゅんすけ FC草加1977
塩野清雅 しおの せいが 栄和スポーツ少年団
鈴木翔大 すずき しょうた 上福岡少年少女SC
鈴木 怜 すずき れい 国立二小SC
高橋一徳 たかはし かずのり 新座片山FC
高橋一馬 たかはし かずま レジスタFC
田中拓実 たなか たくみ 浦和三室SSS
谷村海人 たにむら かいと FC宗岡
長島大樹 ながしま たいじゅ レジスタFC
西村夏輝 にしむら なつき レジスタFC
服部正也 はっとり まさや 新座片山FC
堀口哲汰 ほりぐち てった 藤久保イエローイーグルス
松本大輔 まつもと だいすけ レジスタFC
緑川大珠 みどりかわ たいじゅ 上尾上平SC
森島淳也 もりしま じゅんや FC宗岡
山崎大熙 やまざき ひろき 城北アスカFC
吉田 航 よしだ わたる レジスタFC
スタッフ
総監督
廣瀬 龍 ひろせ りゅう
アドバイザー
早野 宏史 はやの ひろし
監督
廣瀬 太郎 ひろせ たろう
コーチ
森山泰行 もりやま やすゆき
コーチ/GK兼務
山本茂太 やまもと しげた
コーチ
白井幹嗣 しらい まさつぐ
小野寺太郎 おのでら たろう
佐伯義祐 さえき よしすけ
GM
瀧田和昭 たきた かずあき
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
U-15
雨宮一貴 あまみや かずたか FC WARAGOMA
荒田楓河 あらた ふうが 所沢マッシュバッファローズ
奥村 哲 おくむら さとる 浦和木崎SC
尾田雄一 おだ ゆういち 柳瀬レッドローズ
小田切優斗 おだぎり まさと 練馬FC
小元大気 おもと だいき レジスタFC
笠原秀将 かさはら ひでのぶ 浦和駒場SC
倉井翔太 くらい しょうた 滝山ジュニア
笹沼和紀 ささぬま かずき レジスタFC
佐藤宏樹 さとう こうき 浦和土合SC
鈴木達也 すずき たつや 上福岡少年少女SC
平良豪盛 たいら ごうし 浦和土合SC
土屋 守 つちや まもる 東京ヴェルディJr.
永井峻太郎 ながい りょうたろう 新座片山FC
中山侑己 なかやま ゆうき 新座片山FC
南城雄輝 なんじょう ゆうき 高砂SC
野中智樹 のなか ともき プレジール入間
橋本希望 はしもと かなた FCアビリスタ
橋本悠希 はしもと ゆうき 上福岡少年少女SC
松岡経洙 まつおか けいしゅう 上福岡少年少女SC
宮崎智成 みやざき ともなり 安松FC
山田裕輝 やまだ ゆうき 所沢マッシュバッファローズ
百合草雄之介 ゆりくさ ゆうのすけ FC 大泉学園
U-14
伊藤聖悟 いとう せいご レジスタFC
梅田隆次 うめだ りゅうじ FC多摩川ジュニア
遠藤康平 えんどう こうへい 浦和岸町サッカー少年団
小川海人 おがわ かいと 武蔵野イレブンSC
加藤貴也 かとう たかや 戸塚FC
金子将和 かねこ まさかず 上福岡少年少女SC
京極健太 きょうごく けんた みずほ台ジュニアSC
工藤健人 くどう けんと FC宗岡
熊倉海都 くまくら かいと 東京久留米ひばりSC
河野智寛 こうの ともひろ 田柄FC
小平 真 こだいら しん 新座片山FC
斉藤健心 さいとう けんしん 浦和岸町サッカー少年団
櫻井康佑 さくらい こうすけ 府中4BKSC
佐藤良輔 さとう りょうすけ FCアビリスタ
島田侑輝 しまだ ゆうき 新座片山FC
清水大士 しみず たいし CLOUD
高橋翔太 たかはし しょうた 国立SSS
高橋廉弥 たかはし れんや FCコスモス
田辺耀平 たなべ ようへい FC WARAGOMA
中山達哉 なかやま たつや 滝山JFC
引間楓太 ひきた ふうた 宮前SC
平井寛大 ひらい かんた 藤久保イエローイーグルス
平塚祐樹 ひらつか ゆうき レジスタFC
福岡政輝 ふくおか まさき 南郷FC
細川優志 ほそかわ ゆうし 東京久留米ひばりSC
村上光樹 むらかみ みつき 大和北FC
茂木 哲 もてぎ てつ 新座エースFC
山田大哉 やまだ だいや FCベガ
吉野巧人 よしの たくと 大和北FC
U-13
浅野嵩人 あさの しゅうと FCアビリスタ
安達 涼 あだち りょう レジスタFC
安部裕葵 あべひろき 城北アスカFC
新垣 陸 あらかき りく FCトリプレッタ渋谷
伊能玲生 いのう れお FC宗岡
井上雄斗 いのうえ ゆうと アンティウスFC
荻野稜央 おぎの りょう FC宗岡
小倉優希 おぐら ゆうき FCアビリスタ
梶原大和 かじわら やまと 国分寺三小ホワイトイレブン
齋藤佑太朗 さいとう ゆうたろう 新座片山FC
佐藤大誠 さとう たいせい FCアビリスタ
澤畑竣介 さわはた しゅんすけ FC草加1977
塩野清雅 しおの せいが 栄和スポーツ少年団
鈴木翔大 すずき しょうた 上福岡少年少女SC
鈴木 怜 すずき れい 国立二小SC
高橋一徳 たかはし かずのり 新座片山FC
高橋一馬 たかはし かずま レジスタFC
田中拓実 たなか たくみ 浦和三室SSS
谷村海人 たにむら かいと FC宗岡
長島大樹 ながしま たいじゅ レジスタFC
西村夏輝 にしむら なつき レジスタFC
服部正也 はっとり まさや 新座片山FC
堀口哲汰 ほりぐち てった 藤久保イエローイーグルス
松本大輔 まつもと だいすけ レジスタFC
緑川大珠 みどりかわ たいじゅ 上尾上平SC
森島淳也 もりしま じゅんや FC宗岡
山崎大熙 やまざき ひろき 城北アスカFC
吉田 航 よしだ わたる レジスタFC
スタッフ
総監督
廣瀬 龍 ひろせ りゅう
アドバイザー
早野 宏史 はやの ひろし
監督
廣瀬 太郎 ひろせ たろう
コーチ
森山泰行 もりやま やすゆき
コーチ/GK兼務
山本茂太 やまもと しげた
コーチ
白井幹嗣 しらい まさつぐ
小野寺太郎 おのでら たろう
佐伯義祐 さえき よしすけ
GM
瀧田和昭 たきた かずあき
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
2011 マリノスユース
横浜F・マリノス
ユース選手紹介
註 横浜F・マリノスジュニアユース=マリジュニMM
註 横浜F・マリノスジュニアユース追浜=マリジュニ追浜
註 横浜F・マリノスプライマリー=マリプラMM
註 横浜F・マリノスプライマリー追浜=マリプラ追浜
番号 氏名 ポジション 生年月日 身長体重 中学年代 小学年代
高校3年生
1 鈴木椋大 すずきりょうた GK 19940210 191/82 名古屋グランパス三好ジュニアユース 名古屋グランパスエイトU-12
2 木村魁人 きむらかいと DF 19930902 171/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
3 宮本和輝 みやもとかずき DF 19930713 183/72 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
4 金沢拓真 かなざわたくま DF 19930503 173/70 マリジュニMM 横浜北YMCA
5 原田健利 はらだけんと MF 19930829 173/64 マリジュニMM マリプラMM
6 山田 融 やまだとおる DF 19940202 165/64 マリジュニMM 羽鳥少年SC
7 鈴木雄斗 すずきゆうと MF 19931207 181/67 マリジュニMM 柏レイソルU12
9 斎藤彰太 さいとうしょうた MF 19930824 171/60 マリジュニ追浜 バディーSC
高校2年生
8 喜田拓也 きだたくや MF 19940823 168/55 マリジュニMM マリプラMM
10 熊谷アンドリュー くまがいあんどりゅー MF 19930606 181/72 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
11 伊東海征 いとうかいせい FW 19940515 170/64 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
12 田中智也 たなかともや FW 19940409 158/50 マリジュニ追浜 湘南ルベントSC
13 宇佐見康介 うさみこうすけ FW 19940831 177/67 マリジュニMM マリプラMM
14 相場遥介 あいばようすけ MF 19940607 170/62 マリジュニMM バディーSC
15 高梨祐太 たかなしゆうた MF 19940427 175/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
16 宇井 颯 ういはやて GK 19940422 190/79 湘南リーヴレ・エスチーロジュニアユース FC今宿
17 斎藤一磨 さいとうかずま MF 19940506 171/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
18 村原大輝 むらはらひろき MF 19940912 170/60 マリジュニ追浜 大津FC
19 伊池 翼 いいけつばさ DF 19940514 174/60 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
20 林 拓弥 はやしたくや MF 19940703 174/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
22 岩壁裕也 いわかべひろや DF 19940517 180/66 マリジュニMM バディーSC
23 河合力也 かわいりきや FW 19940501 173/63 マリジュニMM 東FC
24 高野 遼 たかのりょう DF 19941113 169/61 マリジュニMM マリプラMM
高校1年生
21 鹿野洋治 しかのようじ GK 19950513 183/72 マリジュニMM 中野島FC
25 上野 海 うえのかい DF 19950503 174/65 マリジュニ追浜 FC津久井ペガサス
26 早坂 翔 はやさかしょう MF 19950923 172/63 マリジュニMM 藤沢FC
27 深沢知也 ふかざわともや FW 19950506 167/54 マリジュニMM マリプラMM
28 田中健太 たなかけんた FW 19950603 171/62 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
29 新里 涼 にいざとりょう MF 19950903 176/60 マリジュニ追浜 FC BRILLO
30 中村 凌 なかむらりょう MF 19950504 162/49 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
31 谷口祐介 たにぐちゆうすけ GK 19950811 182/67 前橋FC 大泉FC U-12
32 福田圭佑 ふくだけいすけ DF 19950417 164/55 マリジュニMM FC杉田
33 武 颯 たけはやて FW 19950717 172/60 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
34 尾見俊哉 おみとしや MF 19951010 166/61 クマガヤSC 江南南サッカースポーツ少年団
35 鈴木浩一郎 すずきこういちろう FW 19950722 178/67 マリジュニMM マリプラMM
36 飯塚 澄 いいずかとおる DF 19950521 172/58 マリジュニMM FC杉田
37 榎本拓也 えのもとたくや MF 19950511 172/58 マリジュニMM 田奈SC
38 瀬賀 悟 SEGAさとる FW 19950618 173/65 クマガヤSC 上尾富士見サッカースポーツ少年団
39 山中城之介 やまなかじょうのすけ DF 19960119 165/62 マリジュニMM 勝田SC
40 汰木康也 ゆるきこうや FW 19950703 181/59 マリジュニMM マリプラMM
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
ユース選手紹介
註 横浜F・マリノスジュニアユース=マリジュニMM
註 横浜F・マリノスジュニアユース追浜=マリジュニ追浜
註 横浜F・マリノスプライマリー=マリプラMM
註 横浜F・マリノスプライマリー追浜=マリプラ追浜
番号 氏名 ポジション 生年月日 身長体重 中学年代 小学年代
高校3年生
1 鈴木椋大 すずきりょうた GK 19940210 191/82 名古屋グランパス三好ジュニアユース 名古屋グランパスエイトU-12
2 木村魁人 きむらかいと DF 19930902 171/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
3 宮本和輝 みやもとかずき DF 19930713 183/72 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
4 金沢拓真 かなざわたくま DF 19930503 173/70 マリジュニMM 横浜北YMCA
5 原田健利 はらだけんと MF 19930829 173/64 マリジュニMM マリプラMM
6 山田 融 やまだとおる DF 19940202 165/64 マリジュニMM 羽鳥少年SC
7 鈴木雄斗 すずきゆうと MF 19931207 181/67 マリジュニMM 柏レイソルU12
9 斎藤彰太 さいとうしょうた MF 19930824 171/60 マリジュニ追浜 バディーSC
高校2年生
8 喜田拓也 きだたくや MF 19940823 168/55 マリジュニMM マリプラMM
10 熊谷アンドリュー くまがいあんどりゅー MF 19930606 181/72 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
11 伊東海征 いとうかいせい FW 19940515 170/64 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
12 田中智也 たなかともや FW 19940409 158/50 マリジュニ追浜 湘南ルベントSC
13 宇佐見康介 うさみこうすけ FW 19940831 177/67 マリジュニMM マリプラMM
14 相場遥介 あいばようすけ MF 19940607 170/62 マリジュニMM バディーSC
15 高梨祐太 たかなしゆうた MF 19940427 175/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
16 宇井 颯 ういはやて GK 19940422 190/79 湘南リーヴレ・エスチーロジュニアユース FC今宿
17 斎藤一磨 さいとうかずま MF 19940506 171/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
18 村原大輝 むらはらひろき MF 19940912 170/60 マリジュニ追浜 大津FC
19 伊池 翼 いいけつばさ DF 19940514 174/60 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
20 林 拓弥 はやしたくや MF 19940703 174/63 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
22 岩壁裕也 いわかべひろや DF 19940517 180/66 マリジュニMM バディーSC
23 河合力也 かわいりきや FW 19940501 173/63 マリジュニMM 東FC
24 高野 遼 たかのりょう DF 19941113 169/61 マリジュニMM マリプラMM
高校1年生
21 鹿野洋治 しかのようじ GK 19950513 183/72 マリジュニMM 中野島FC
25 上野 海 うえのかい DF 19950503 174/65 マリジュニ追浜 FC津久井ペガサス
26 早坂 翔 はやさかしょう MF 19950923 172/63 マリジュニMM 藤沢FC
27 深沢知也 ふかざわともや FW 19950506 167/54 マリジュニMM マリプラMM
28 田中健太 たなかけんた FW 19950603 171/62 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
29 新里 涼 にいざとりょう MF 19950903 176/60 マリジュニ追浜 FC BRILLO
30 中村 凌 なかむらりょう MF 19950504 162/49 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
31 谷口祐介 たにぐちゆうすけ GK 19950811 182/67 前橋FC 大泉FC U-12
32 福田圭佑 ふくだけいすけ DF 19950417 164/55 マリジュニMM FC杉田
33 武 颯 たけはやて FW 19950717 172/60 マリジュニ追浜 マリプラ追浜
34 尾見俊哉 おみとしや MF 19951010 166/61 クマガヤSC 江南南サッカースポーツ少年団
35 鈴木浩一郎 すずきこういちろう FW 19950722 178/67 マリジュニMM マリプラMM
36 飯塚 澄 いいずかとおる DF 19950521 172/58 マリジュニMM FC杉田
37 榎本拓也 えのもとたくや MF 19950511 172/58 マリジュニMM 田奈SC
38 瀬賀 悟 SEGAさとる FW 19950618 173/65 クマガヤSC 上尾富士見サッカースポーツ少年団
39 山中城之介 やまなかじょうのすけ DF 19960119 165/62 マリジュニMM 勝田SC
40 汰木康也 ゆるきこうや FW 19950703 181/59 マリジュニMM マリプラMM
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
2011 マリノスジュニアユースMM
横浜F・マリノスみなとみらい(MM)
ジュニアユース選手紹介
註) 横浜F・マリノスプライマリー=マリプラMM
註) 横浜F・マリノスプライマリー追浜=マリプラ追浜
氏名 小学年代所属
中学3年生
田口潤人 ジュニオールSC
安藤竣哉 FC本郷
池田友樹 黒滝SC
井上瑠寧 鵠沼FC
大嶌 駿 大根SC
長田 健 SKJ-FC
景山亜月 マリプラMM
後藤 航 マリプラMM
斎藤 海 マリプラMM
佐藤 陸 マリプラMM
田崎遼太郎 マリプラMM
田中郁也 湘南ルベントSC
千葉駿哉 GHU
樋口弘毅 FCパーシモン
深谷拓巨 藤の木SC
野坂晃平 瀬谷FC
増田皓夫 あざみ野FC
松崎強太 バディーSC
村田直哉 バディーSC
中学2年生
上田朝都 バディーSC
遠藤渓太 二俣川SC
大野 樹 明治フリーバーズSSS
荻野大輔 バディSC(世田谷)
川嶋岳斗 横浜つばさ
小泉潤弥 マリプラMM
酒井 健 マリプラMM
佐藤誠也 六会湘南台
白井達也 マリプラMM
曽木友樹 マリプラMM
中田貫太 レジスタFC
中村友朗 FCエスペランサ
中村 響 マリプラMM
西浦英伸 バディーSC
馬場玲児 玉川スポーツ少年団
栄田将也 スポーツクラブシクス
坂内祐太 バディーSC
蛭田悠弥 マリプラMM
藤尾悠河 SCH FC
柳沢憲蔵 山王JFC
山本 研 バディーSC
和田昌士 二俣川SC
佐藤海徳 マリプラMM
中学1年生
早川友基 マリプラMM
安藤謙生 バディSC(世田谷)
板倉 洸 マリプラMM
薄葉迅人 リトルジャンボSC
川原田 湧 マリプラMM
草野信之介 ドリームスSC
黒瀬眞之介 リトルジャンボSC
佐多秀哉 横浜ジュニオールSC
関 海斗 KAZU S.C
高橋 ラシード 杉並シーターズ
常本圭吾 マリプラMM
西川公基 マリプラMM
西田優太 JACPA東京
馬場拓哉 足柄FC
平澤拓巳 相東ユナイテッド
原田 岳 バディーSC
福島聡士 足柄FC
船越和樹 ヴィトーリア目黒
古谷綾太郎 リトルジャンボSC
矢田部竜汰 ヴィトーリア目黒
吉尾海夏 マリプラMM
米谷 力 マリプラMM
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
ジュニアユース選手紹介
註) 横浜F・マリノスプライマリー=マリプラMM
註) 横浜F・マリノスプライマリー追浜=マリプラ追浜
氏名 小学年代所属
中学3年生
田口潤人 ジュニオールSC
安藤竣哉 FC本郷
池田友樹 黒滝SC
井上瑠寧 鵠沼FC
大嶌 駿 大根SC
長田 健 SKJ-FC
景山亜月 マリプラMM
後藤 航 マリプラMM
斎藤 海 マリプラMM
佐藤 陸 マリプラMM
田崎遼太郎 マリプラMM
田中郁也 湘南ルベントSC
千葉駿哉 GHU
樋口弘毅 FCパーシモン
深谷拓巨 藤の木SC
野坂晃平 瀬谷FC
増田皓夫 あざみ野FC
松崎強太 バディーSC
村田直哉 バディーSC
中学2年生
上田朝都 バディーSC
遠藤渓太 二俣川SC
大野 樹 明治フリーバーズSSS
荻野大輔 バディSC(世田谷)
川嶋岳斗 横浜つばさ
小泉潤弥 マリプラMM
酒井 健 マリプラMM
佐藤誠也 六会湘南台
白井達也 マリプラMM
曽木友樹 マリプラMM
中田貫太 レジスタFC
中村友朗 FCエスペランサ
中村 響 マリプラMM
西浦英伸 バディーSC
馬場玲児 玉川スポーツ少年団
栄田将也 スポーツクラブシクス
坂内祐太 バディーSC
蛭田悠弥 マリプラMM
藤尾悠河 SCH FC
柳沢憲蔵 山王JFC
山本 研 バディーSC
和田昌士 二俣川SC
佐藤海徳 マリプラMM
中学1年生
早川友基 マリプラMM
安藤謙生 バディSC(世田谷)
板倉 洸 マリプラMM
薄葉迅人 リトルジャンボSC
川原田 湧 マリプラMM
草野信之介 ドリームスSC
黒瀬眞之介 リトルジャンボSC
佐多秀哉 横浜ジュニオールSC
関 海斗 KAZU S.C
高橋 ラシード 杉並シーターズ
常本圭吾 マリプラMM
西川公基 マリプラMM
西田優太 JACPA東京
馬場拓哉 足柄FC
平澤拓巳 相東ユナイテッド
原田 岳 バディーSC
福島聡士 足柄FC
船越和樹 ヴィトーリア目黒
古谷綾太郎 リトルジャンボSC
矢田部竜汰 ヴィトーリア目黒
吉尾海夏 マリプラMM
米谷 力 マリプラMM
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
2011 マリノスジュニアユース追浜
横浜F・マリノス追浜
ジュニアユース選手紹介
註) 横浜F・マリノスプライマリー(みなとみらい)=マリプラMM
註) 横浜F・マリノスプライマリー追浜=マリプラ追浜
氏名 小学年代所属
中学3年生
白坂楓馬 茅ヶ崎小和田FC
有馬侑希 78FC西柴
岩 浩平 鴨居SC
大場靖也 マリプラ追浜
カリヨ・イサミ・ホセ 六会湘南台
佐藤光希 大和南FC
佐藤翔輝 マリプラ追浜
佐藤諒弥 マリプラ追浜
長倉 颯 I・Oキッカーズ
松崎 舜 黒滝SC
諸岡章太 78FC西柴
山崎脩敬 SCH
山田長太 マリプラ追浜
山谷秀行 FC明浜
吉野 硫 洋光台SC
渡辺大斗 バディーSC
中学2年生
指崎尚大 マリプラ追浜
遠藤 翼 マリプラ追浜
河内 望 SCH
菊池大樹 マリプラ追浜
久保竜士 城北ファイターズ
齋藤慎太郎 横須賀シーガルズ
桜井玲二 マリプラ追浜
志岐彩良 FC今宿
高木聡汰 マリプラ追浜
佃 直哉 新林SC
角川俊祐 駒寄滝の沢
冨谷竜司 南ヶ丘キッカーズ
中嶋修造 マリプラ追浜
中杉雄貴 船越FC
中村帆高 マリプラ追浜
鈴木孔明 YTC.FC
花田 佑 マリプラ追浜
福村 捺 FC今宿
松崎伶惟 マリプラ追浜
山岸 陸 船越FC
中学1年生
園田悠太 並木サッカークラブ
阿部隼人 SCH
有馬弦希 マリプラ追浜
砂子田 翔 マリプラ追浜
伊藤魁莉 湘南ルベントSC
井上大輔 マリプラ追浜
岩野駿祐 マリプラMM
大塚 諒 SCH
加藤大育 SCH
川崎 凌 バディーSC
河原地亮太 マリプラMM
君島克佳 マリプラ追浜
坂本寛之 たかとりキッカーズ
土田 迅 バディーSC
永野颯人 マリプラ追浜
千田奎斗 横浜ジュニオールSC
根本圭輔 FC鷹
春木拓夢 マリプラ追浜
服屋凌平 バディーSC
渡辺力樹 バディーSC
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
ジュニアユース選手紹介
註) 横浜F・マリノスプライマリー(みなとみらい)=マリプラMM
註) 横浜F・マリノスプライマリー追浜=マリプラ追浜
氏名 小学年代所属
中学3年生
白坂楓馬 茅ヶ崎小和田FC
有馬侑希 78FC西柴
岩 浩平 鴨居SC
大場靖也 マリプラ追浜
カリヨ・イサミ・ホセ 六会湘南台
佐藤光希 大和南FC
佐藤翔輝 マリプラ追浜
佐藤諒弥 マリプラ追浜
長倉 颯 I・Oキッカーズ
松崎 舜 黒滝SC
諸岡章太 78FC西柴
山崎脩敬 SCH
山田長太 マリプラ追浜
山谷秀行 FC明浜
吉野 硫 洋光台SC
渡辺大斗 バディーSC
中学2年生
指崎尚大 マリプラ追浜
遠藤 翼 マリプラ追浜
河内 望 SCH
菊池大樹 マリプラ追浜
久保竜士 城北ファイターズ
齋藤慎太郎 横須賀シーガルズ
桜井玲二 マリプラ追浜
志岐彩良 FC今宿
高木聡汰 マリプラ追浜
佃 直哉 新林SC
角川俊祐 駒寄滝の沢
冨谷竜司 南ヶ丘キッカーズ
中嶋修造 マリプラ追浜
中杉雄貴 船越FC
中村帆高 マリプラ追浜
鈴木孔明 YTC.FC
花田 佑 マリプラ追浜
福村 捺 FC今宿
松崎伶惟 マリプラ追浜
山岸 陸 船越FC
中学1年生
園田悠太 並木サッカークラブ
阿部隼人 SCH
有馬弦希 マリプラ追浜
砂子田 翔 マリプラ追浜
伊藤魁莉 湘南ルベントSC
井上大輔 マリプラ追浜
岩野駿祐 マリプラMM
大塚 諒 SCH
加藤大育 SCH
川崎 凌 バディーSC
河原地亮太 マリプラMM
君島克佳 マリプラ追浜
坂本寛之 たかとりキッカーズ
土田 迅 バディーSC
永野颯人 マリプラ追浜
千田奎斗 横浜ジュニオールSC
根本圭輔 FC鷹
春木拓夢 マリプラ追浜
服屋凌平 バディーSC
渡辺力樹 バディーSC
【参照】
2011 マリノスジュニアユースMM
2011 マリノスジュニアユース追浜
2011 マリノスユース(上尾富士見出身)
2011 浦和レッズ ジュニアユース名簿
2011 大宮アルディージャ ジュニアユース名簿
2011 FC東京 ジュニアユース名簿
2011 レイソル ジュニアユース名簿
2011 ヴェルディジュニアユース名簿
2011 帝京FCジュニアユース名簿
2011ナショナルトレセンU14東日本
2011ナショナルトレセンU14中日本
2011ナショナルトレセンU14西日本
2010ナショナルトレセンU12関東(9月)
2010ナショナルトレセンU12関東(12月)
2010ナショナルトレセンU12関西(12月)
2010ナショナルトレセンU12中国(12月)
2010ナショナルトレセンU12四国(12月)
2010ナショナルトレセンU12九州(12月)
2011 u13ナショナルトレセン新メンバー
2011 u13ナショトレ海外遠征試合結果
2011年6月28日火曜日
サッカーは車の来ない場所でやりましょう。
サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令
2011年6月28日 朝日新聞
校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。
判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。
少年側は「ボールをゴールに向けて普通に蹴っただけで、違法性はない」と主張したが、27日付の判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。(岡本玄)
■「やや酷な印象」
〈日本スポーツ法学会理事の桂充弘弁護士の話〉 バイクが走行していた道路の通行量などが分からないので断言はできないが、今回の判決は、子どもの行為が及ぼす事態を厳格にとらえたといえる。一方で、少年は校庭で違法な行為をしていたわけではなく、ゴールに向けて蹴ったボールが門扉を越えており、やや酷な印象も受ける。仮に少年側が控訴した場合、今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか。
----------------------------------------------------------------
一見すると理不尽な判決に思う人もいるかもしれないが、車道へ飛び出したのが子供やペットだった場合、その子供の親やペットの飼い主に責任が及ぶことを考えれば妥当な判決だと言える。
ただし、バイクの転倒とその約1年半後の死因(病死)との関連性、そしてそもそもの転倒事故と運転者が高齢(事故当時85もしくは86歳)であったことに加えて脳に持病があったことの影響を考えれば、『バイクの転倒と死亡との因果関係』を認めるのはかなり強引だと私は思う。
賠償責任を問われるのは、バイクの転倒事故についてだけであって、それを約1年半後の病死についてまで広げるのは……厳しいでしょ。
サッカーをするときは、車の通らない場所でやりましょうってことですね。
2011年6月28日 朝日新聞
校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。
判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。
少年側は「ボールをゴールに向けて普通に蹴っただけで、違法性はない」と主張したが、27日付の判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。(岡本玄)
■「やや酷な印象」
〈日本スポーツ法学会理事の桂充弘弁護士の話〉 バイクが走行していた道路の通行量などが分からないので断言はできないが、今回の判決は、子どもの行為が及ぼす事態を厳格にとらえたといえる。一方で、少年は校庭で違法な行為をしていたわけではなく、ゴールに向けて蹴ったボールが門扉を越えており、やや酷な印象も受ける。仮に少年側が控訴した場合、今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか。
----------------------------------------------------------------
一見すると理不尽な判決に思う人もいるかもしれないが、車道へ飛び出したのが子供やペットだった場合、その子供の親やペットの飼い主に責任が及ぶことを考えれば妥当な判決だと言える。
ただし、バイクの転倒とその約1年半後の死因(病死)との関連性、そしてそもそもの転倒事故と運転者が高齢(事故当時85もしくは86歳)であったことに加えて脳に持病があったことの影響を考えれば、『バイクの転倒と死亡との因果関係』を認めるのはかなり強引だと私は思う。
賠償責任を問われるのは、バイクの転倒事故についてだけであって、それを約1年半後の病死についてまで広げるのは……厳しいでしょ。
サッカーをするときは、車の通らない場所でやりましょうってことですね。
2011年6月27日月曜日
配ることは簡単じゃない。
東日本大震災:スマップ・中居さん配布のゲーム機、石巻市が慰問の子から回収 /宮城
毎日新聞 2011年6月27日 地方版
◇石巻の避難所
石巻市の門脇中学校の避難所で26日、慰問に訪れた人気グループ「SMAP」のメンバー、中居正広さんが子供たちに配ったゲーム機を、市職員が、クラシックバレエの披露のために同校にいた子供たちから「避難所外の子供」を理由に回収したことが分かった。市は抗議を受け、返却することにしたが、市の対応に批判の声も上がっている。
市などの説明によると、中居さんは同日、被災した子供と一緒に、市内のバレエ教室の子供に人形や1台数万円のゲーム機を配った。中居さんから「頑張ってね」とプレゼントを手渡された子供たちは大喜びした。
ところが、被災者の子供の保護者らから「ボランティアで訪れた子供が高価なプレゼントを受けるのおかしい」と市職員に抗議。これを受け、市職員はバレエ教室の子供に返還を求めた。ゲーム機を回収された小学4年生の女児は「中居さんからもらったと、友達に自慢しようと思っていたのに」とがっかりしていたという。
一方、市には「子供たちの心を傷つけた」などと対応を批判する苦情の電話が相次いだ。市避難所対策室では「配慮に欠けた」と陳謝。ゲーム機をバレエ教室を通じて子供たちに返すことにした。【石川忠雄】
----------------------------------------------------------------
もしこれが大人のやったことだったら、事件としてはわかりやすい。
要するに、『ボランティアスタッフによる支援物資横領事件』に過ぎないからだ。
(そういえば、震災当初はとある有名市民平和運動船団体が、支援物資を独り占めしているというような報道もあったと記憶しているが、あれはどうなったのだろうか? ボランティア担当大臣とかいうのもいたような……)
さて話を戻せば、本来は異論など出る余地のない単純な構図の事件であるはずなのに、なぜ今回のことが論議を呼んでいるかというと、横領したのが「ボランティアすることを大人から強制させられた‘被災者じゃない子供たち’」であるからだ。
横領した側の意見として、記事中では「小学4年生の女児」によるコメントが紹介されている。
このコメントが、直接本人から聞き取ったものなのか、あるいは市職員、あるいは他の第三者からの又聞き、又々聞き、あるいは記者による想像、のいずれなのかわからないが、そうした内容の発言が実際にあったと仮定してみると、この女児にはそれが『支援物資』であったかどうかの認識はなかったであろうことが読み取れる。
はたしてこの小4の女の子に、ボランティアというものが理解できていただろうか?
また、被災している子供たちの状況が理解できたいただろうか?
私には、彼女が理解できていたとは、到底思えない。
大人でさえ、「ボランティア」というものを誤解している人が大勢いるのだから、小4の子が理解していなかったとしても、決して責められるものではない。
むしろ、退院するあてのない難病の子供たちがいる小児病棟へ、元気な子供たちを大勢連れて行って「さあ、ボランティアに来ましたよ! お友達になりましょうね!」と得意満面になっている大人たちの醜悪な達成感と同じ臭いがただよってくるようで、不快極まりない──は言い過ぎでも、ちょっとどうなのかなぁとは思う(私の場合は、です)。
今回の騒動を経て学ぶべきことがあるとすれば、こうした類(たぐい)の支援物資は、被災者個人に渡すのではなくて、避難所の共有物とするような方法にしたほうが混乱が生じにくいだろう、ということだ。
あの子はもらったけど、うちの子はもらえなかった。
あの人はもらえたのに、わたしはもらえなかった。
避難所という、強ストレス下のとても狭い共同体において、上記のような不公平感は危険な状況を招きかねない。
私が危惧しているのは、震災後の初盆が終わった今年の秋以降に急増するであろう、被災地での自殺や失踪のことだ。
その際、助けになるのは、地域や避難所という小さなコミュニティでの「つながり」であり「一体感」だと私は確信している。
なので、その「つながり」や「一体感」を浸食し、脆(もろ)くさせ、断ち切る要因のひとつである「不公平感」の種をまくような今回のゲーム機騒動は、支援する側にもうちょっと想像力があれば子供たちみんなが喜んだだろうに残念だなあ、というのが私なりの感想だ。
何の本だったか記憶が確かじゃないけど、内輪もめを起こさせるには足りないように与えればいい、みたいなことが書いてあった。
君主が領民を支配する方法だったか、敵の力を削ぐ方法だったか、なんかそんなようなことについての話だったはずだ。
「援助する」とか「手を差し伸べる」ってのには、情熱や共感力にプラスして、俯瞰(ふかん)できる冷静さと先を読める賢さも必要なんだよね。
サッカーと一緒。
追伸 そもそもこの慰問バレエの子供たちには、このゲーム機などの所有権はないのだから、さっさとあやまって返却した方がいい。たまたまその場所にいて自分がそれ受け取ったからといって、その物を自分の物にできるわけではない。病室見舞いの品や、引っ越しあいさつの品を、たまたまその場所にいて直接受け取ったからといって、第三者が自分の物にできるわけじゃないのと同じことだ。品物の送り主が入院している人や引っ越し先の隣人へ渡したと思っていることは明らかだし、社会常識に照らしても、それが誰に贈られた品なのかも明らかだからだ。
なので、今回避難所の被災児童へ贈られた『中居氏のゲーム機』も、当然その所有権は避難所の被災児童にあることは明らかであって、レンポゥやセンゴクウやエダノッチが強弁しても、「避難所の被災児童、もしくは避難所の管理責任者、またはそれらに類する以外の人間」に所有権は発生しない。ボケかけたおばあちゃんが、銀行の待合で銀行員と間違えて知らない人に入金を依頼したとして、じゃあその現金を手渡された第三者がそれをもらえるのかというと、そんなことにはならないでしょ。そんなことしたら横領になっちゃう。
これが野原の真ん中で「これあげる」って手渡されたのなら、「ありがとう」ってごっちゃんしちゃえばいいんだけど、誰がどう見たって、誰にあげよううとしたのか明らかな今回みたいなケースでは、「ごめんね」って素直に返した方がお利口です。
毎日新聞 2011年6月27日 地方版
◇石巻の避難所
石巻市の門脇中学校の避難所で26日、慰問に訪れた人気グループ「SMAP」のメンバー、中居正広さんが子供たちに配ったゲーム機を、市職員が、クラシックバレエの披露のために同校にいた子供たちから「避難所外の子供」を理由に回収したことが分かった。市は抗議を受け、返却することにしたが、市の対応に批判の声も上がっている。
市などの説明によると、中居さんは同日、被災した子供と一緒に、市内のバレエ教室の子供に人形や1台数万円のゲーム機を配った。中居さんから「頑張ってね」とプレゼントを手渡された子供たちは大喜びした。
ところが、被災者の子供の保護者らから「ボランティアで訪れた子供が高価なプレゼントを受けるのおかしい」と市職員に抗議。これを受け、市職員はバレエ教室の子供に返還を求めた。ゲーム機を回収された小学4年生の女児は「中居さんからもらったと、友達に自慢しようと思っていたのに」とがっかりしていたという。
一方、市には「子供たちの心を傷つけた」などと対応を批判する苦情の電話が相次いだ。市避難所対策室では「配慮に欠けた」と陳謝。ゲーム機をバレエ教室を通じて子供たちに返すことにした。【石川忠雄】
----------------------------------------------------------------
もしこれが大人のやったことだったら、事件としてはわかりやすい。
要するに、『ボランティアスタッフによる支援物資横領事件』に過ぎないからだ。
(そういえば、震災当初はとある有名市民平和運動船団体が、支援物資を独り占めしているというような報道もあったと記憶しているが、あれはどうなったのだろうか? ボランティア担当大臣とかいうのもいたような……)
さて話を戻せば、本来は異論など出る余地のない単純な構図の事件であるはずなのに、なぜ今回のことが論議を呼んでいるかというと、横領したのが「ボランティアすることを大人から強制させられた‘被災者じゃない子供たち’」であるからだ。
横領した側の意見として、記事中では「小学4年生の女児」によるコメントが紹介されている。
このコメントが、直接本人から聞き取ったものなのか、あるいは市職員、あるいは他の第三者からの又聞き、又々聞き、あるいは記者による想像、のいずれなのかわからないが、そうした内容の発言が実際にあったと仮定してみると、この女児にはそれが『支援物資』であったかどうかの認識はなかったであろうことが読み取れる。
はたしてこの小4の女の子に、ボランティアというものが理解できていただろうか?
また、被災している子供たちの状況が理解できたいただろうか?
私には、彼女が理解できていたとは、到底思えない。
大人でさえ、「ボランティア」というものを誤解している人が大勢いるのだから、小4の子が理解していなかったとしても、決して責められるものではない。
むしろ、退院するあてのない難病の子供たちがいる小児病棟へ、元気な子供たちを大勢連れて行って「さあ、ボランティアに来ましたよ! お友達になりましょうね!」と得意満面になっている大人たちの醜悪な達成感と同じ臭いがただよってくるようで、不快極まりない──は言い過ぎでも、ちょっとどうなのかなぁとは思う(私の場合は、です)。
今回の騒動を経て学ぶべきことがあるとすれば、こうした類(たぐい)の支援物資は、被災者個人に渡すのではなくて、避難所の共有物とするような方法にしたほうが混乱が生じにくいだろう、ということだ。
あの子はもらったけど、うちの子はもらえなかった。
あの人はもらえたのに、わたしはもらえなかった。
避難所という、強ストレス下のとても狭い共同体において、上記のような不公平感は危険な状況を招きかねない。
私が危惧しているのは、震災後の初盆が終わった今年の秋以降に急増するであろう、被災地での自殺や失踪のことだ。
その際、助けになるのは、地域や避難所という小さなコミュニティでの「つながり」であり「一体感」だと私は確信している。
なので、その「つながり」や「一体感」を浸食し、脆(もろ)くさせ、断ち切る要因のひとつである「不公平感」の種をまくような今回のゲーム機騒動は、支援する側にもうちょっと想像力があれば子供たちみんなが喜んだだろうに残念だなあ、というのが私なりの感想だ。
何の本だったか記憶が確かじゃないけど、内輪もめを起こさせるには足りないように与えればいい、みたいなことが書いてあった。
君主が領民を支配する方法だったか、敵の力を削ぐ方法だったか、なんかそんなようなことについての話だったはずだ。
「援助する」とか「手を差し伸べる」ってのには、情熱や共感力にプラスして、俯瞰(ふかん)できる冷静さと先を読める賢さも必要なんだよね。
サッカーと一緒。
追伸 そもそもこの慰問バレエの子供たちには、このゲーム機などの所有権はないのだから、さっさとあやまって返却した方がいい。たまたまその場所にいて自分がそれ受け取ったからといって、その物を自分の物にできるわけではない。病室見舞いの品や、引っ越しあいさつの品を、たまたまその場所にいて直接受け取ったからといって、第三者が自分の物にできるわけじゃないのと同じことだ。品物の送り主が入院している人や引っ越し先の隣人へ渡したと思っていることは明らかだし、社会常識に照らしても、それが誰に贈られた品なのかも明らかだからだ。
なので、今回避難所の被災児童へ贈られた『中居氏のゲーム機』も、当然その所有権は避難所の被災児童にあることは明らかであって、レンポゥやセンゴクウやエダノッチが強弁しても、「避難所の被災児童、もしくは避難所の管理責任者、またはそれらに類する以外の人間」に所有権は発生しない。ボケかけたおばあちゃんが、銀行の待合で銀行員と間違えて知らない人に入金を依頼したとして、じゃあその現金を手渡された第三者がそれをもらえるのかというと、そんなことにはならないでしょ。そんなことしたら横領になっちゃう。
これが野原の真ん中で「これあげる」って手渡されたのなら、「ありがとう」ってごっちゃんしちゃえばいいんだけど、誰がどう見たって、誰にあげよううとしたのか明らかな今回みたいなケースでは、「ごめんね」って素直に返した方がお利口です。
2011年6月23日木曜日
選手名鑑─160センチ54キロ─
マキシミリアーノ・モラレス Maximiliano Moralez
Maximiliano Nicolas Moralez (born 26 February 1987) is an Argentine football
attacking midfielder who plays for Velez Sarsfield in the Argentine Primera
Division.
At 1.60 m
Moralez is one of the shortest players in the Argentine league.
ニックネーム: Frasquito フラスキート(in English: little flask)
生年月日: 1987/02/26
出身地: Granadero Baigorria (Santa Fe)
国籍: アルゼンチン
身長: 160 cm.
体重: 54 Kg.
ポジション: ミッドフィルダー
背番号: -
クラブ: ベレス・サルスフィエルド
little flask=ちっこいビン。小型のフラスコ。
Maximiliano Nicolas Moralez (born 26 February 1987) is an Argentine football
attacking midfielder who plays for Velez Sarsfield in the Argentine Primera
Division.
At 1.60 m
Moralez is one of the shortest players in the Argentine league.
ニックネーム: Frasquito フラスキート(in English: little flask)
生年月日: 1987/02/26
出身地: Granadero Baigorria (Santa Fe)
国籍: アルゼンチン
身長: 160 cm.
体重: 54 Kg.
ポジション: ミッドフィルダー
背番号: -
クラブ: ベレス・サルスフィエルド
little flask=ちっこいビン。小型のフラスコ。
2011年6月22日水曜日
気にするな、死ぬぞ。
全国放射線Map
全国放射線Map
香港の放射線量は、はるかに高い。
香港:大気中の放射線量、福島第一原発に近い東京より多い
4月1日(ブルームバーグ):
日本では東日本大震災後で損傷した福島第一原子力発電所の放射性物質漏れへの対応が続いているが、香港の大気中の一般的な放射線量は東京より多い。それを考えると、放射性物質の拡散への懸念は行き過ぎかもしれない。
東京都健康安全研究センターの発表によると、新宿区の放射線量は3月31日、1時間当たり最大0.109マイクロシーベルトだった。一方、香港天文台のウェブサイトによれば、香港の九竜地区では0.14マイクロシーベルトだ。胸部レントゲンの放射線量は約50マイクロシーベルト。
英王立放射線科医協会(RCR)の元幹部、ボブ・バリー氏によれば、多くの国ではもともと大気中の放射線量が東京より多い。原発事故の影響で東京の放射線量が30倍に増え、外国人が大挙して日本国外に脱出した。しかし、東京の放射線量は今でも、ロンドンやニューヨークの値よりわずかに高いだけにすぎないと、アナリストらはみている。
バリー氏は電子メールで日本の現状について、「実際の放射線による被害より放射線に対する懸念によるダメージの方がずっと大きかったチェルノブイリ原発事故のようなパターンをたどりそうな状況だ」とし、「自然界にある放射線を考慮すれば、東京の放射線量のレベルが現時点で世界の多くの場所より低いことはかなり確実だ」と指摘した。
環境放射能調査によると、ニューヨークの放射線量は3月31日まで7日間の平均で1時間当たり0.095マイクロシーベルトとなっており、東京をかろうじて下回っている。東京は原発事故の前で0.0338マイクロシーベルトだった。
シンガポール
シンガポール環境庁によれば、同国は現地時間3月31日午後4時(日本時間同5時)時点で1時間当たり0.09マイクロシーベルト。英政府機関RIMNETによると、ロンドンは同日、約0.08マイクロシーベルトだった。
英健康保護局(HPA)の試算では、英国人が1年間に浴びる自然界の放射線量は通常、約2200マイクロシーベルト。1時間当たり換算では約0.251マイクロシーベルトと、東京での観測値の2倍強だ。
HPA放射線センターのジョン・ハリソン副所長は電子メールで、「英国の住民が年間に浴びる平均的な放射線量の半分はラドンによるものだ。ラドンは目に見えず無色の放射性ガスで、すべての土壌に存在する。世界中の土壌で発見されるウランの崩壊生成物だ。量はその土地の地質による」と説明した。
世界原子力協会(WNA)によると、大気中の放射線量が世界で極めて高い地域はインドのケララ州とマドラス州で、放射線量は平均で1時間当たり3.42マイクロシーベルト。インドの土壌はトリウムを豊富に含む。ブラジルとスーダンでは4.57マイクロシーベルトに達することもある。
----------------------------------------------------------------
世界で「日本回帰」の動き始まる 「放射線量モスクワより低い」
2011.4.20 産経新聞
東日本大震災後で初の政府賓客としてオーストラリアのジュリア・ギラード首相(49)が20日から日本を公式訪問する。これに先立ってオーストラリアは日本への渡航禁止措置を緩和し、被災地を除く地域への渡航を解除。同国のフラッグキャリアのカンタス航空も19日、成田への直航便の運航を再開した。韓国や米国、フランス、ロシア、英国なども東京への渡航制限を緩和し、香港からのツアーも再開した。各国は東京電力福島第1原発の状況には注意を払いながらも、復興をにらんで「日本回帰」の動きを始めたようだ。
原発事故拡大防止にメド
福島第1原発の放射能漏れ事故発生後、米国は原発から半径80キロ圏内からの待避を勧告。これに続くかのように、中国、インドを含むアジアや欧州各国が自国民に対し、待避を勧告し、さらに日本への渡航を制限してきた。外務省によると、正確な数字は把握できないものの、何らかの渡航制限を出した国は50数カ国に上るとみられる。
ただ、その後、原発事故による放射能汚染が拡大していないこともあって、4月に入って徐々に日本への渡航制限を見直す動きが出はじめた。19日までにデンマーク、イギリス、スウェーデン、韓国、オーストリア、カナダ、米国、フランス、オーストラリア、ロシア、さらに香港などが被災地以外への渡航制限を解除または緩和した。
放射線量モスクワより低い
原発事故直後の3月13日に自国民に関東圏からの待避を呼びかけたフランスは原発を推進する立場もあって31日にはサルコジ大統領が事故後初の外国首脳として来日。16日には「被災地訪問は勧めないが、東京への旅行は健康に害はない」として渡航自粛を解除した。18日に自粛を解除したロシアは「東京の放射線レベルの測定値はモスクワよりも低い」などと断じた。
ただ、アジア地域では香港が渡航自粛から渡航注意に引き下げたに止まる。その香港からは北海道、沖縄ツアーが16日に再開され、18日には関西国際空港にツアー客が到着した。ツアー客の一人は「西日本は原発から離れていて安全。温泉とグルメを楽しみたい」と話していた。
観光客はなお様子見
これに対し、米国で日本向けツアーを扱う旅行会社は「本来なら6月からの旅行シーズンの予約がまったくない状態。渡航制限は解除されたものの、お客さんはまだ様子見の段階のようだ」と今後に期待をかける。
こうしたなか、原発事故の影響や利用客の減少で成田・羽田両空港への直航便を止め、韓国・仁川などを経由していた各航空会社も4月に入りオランダ、フランス、イタリア、ドイツ、スイスのフラッグキャリアが直航便を再開した。さらに、羽田便についても3月から運航を中止していた米デルタ航空が6月から復便する。90日以内に運航を再開しないと、羽田を使用する権利を放棄したとみなされるためで、デルタ航空は今後をにらんで、採算を無視してでも羽田便を維持する方針という。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年3月の訪日客は35万2800人と昨年同月比で半減したものの、自粛解除と航空路線などの復活で、今後徐々に増加に転じることが期待されている。(SANKEI EXPRESS)
----------------------------------------------------------------
がんという病の発生因子が放射線被曝だけだと思っている人はいないだろう。
まるで日本中が『発ガン物質』という言葉を忘れてしまったかのように、やたら放射線量ばかり気にしている。
もちろん、実際に騒いでいるのは一部の人だけなのだろうが、声が大きいのでどうしても目立ってしまう。
放射線を浴びないで済むものなら、それに越したことはない。
しかし残念ながら、この宇宙は放射線で満ちているし、そこに存在する地球という天体もまた、放射線から逃れることはできない。
いわば放射線の海に漂うクラゲのような存在が地球という天体に暮らすわたしたち生命体だ。
海の中でしか生きられない一方で、その海によって死んでしまうこともある。
(ファースト生命の誕生や進化には放射線によるDNA変異が大きくかかわっている。しかしそのことは、すでに誕生した生命や現状維持を望むDNAにとっては有害因子として働く)
がんの発生メカニズムの研究が進んで、もしかすると将来、放射線の発ガンリスクが、現在のものよりも引き上げられる可能性もないとは言えない。
しかしそのことは、逆の方向へ、つまり放射線の発ガンリスクが引き下げられる可能性もあることを意味している。
要は、発ガンメカニズムの解明はまだその程度の段階にあるということなのだ。
(例えばマウスの実験では、ストレスを与えればがんになることは分かっているが、ストレスがどう作用してがんを発生させるのかはわかっていない。正常細胞ががんとして機能するためのメカニズムが複雑過ぎるからだ)
仮に放射線による発ガンリスクが高いことが分かったとしても、長期的にも短期的にも現在の福島県周辺より放射線量の高い地域は世界中に存在するし、また高地で暮らす民族や登山やスキーが趣味の人や飛行機に良く乗る人の浴びる放射線量は、FUKUSHIMA事故以降の数日間に浴びたであろう周辺住民の放射線量よりもずっと多い。でもそれだって、健康にはなんら問題はない。
健康への影響ということや、発ガンリスクということを考えれば、コンビニ・ファストフードから高級レストランを含む外食全般、ダイエット(ダイエットが健康に良いというのは幻想。ダイエットは美容に良い)、紫外線(もし今回のFUKUSHIMAリスクを気にするのなら、オーストラリアで数日間過ごすなんて狂気の沙汰ということになる)、飲酒、喫煙、水分不足、糖分を加えた食事、塩分を加えた食事、油分を加えた食事、そして便秘、こんなことの方がずっと深刻な影響がある。
いやそもそも、『何かを気にする』ということそのものが、ヒトという生き物にとって非常に悪いストレスなのだ。
シンプルに言えば、「『何かを気にする』ということ」それは命にかかわる。
この世の大原則は、気にしようが気にしまいが結果は変わらない、ということだ。
神さまでもない限り、時間を戻ることも、別の世界へ移動することもできないのだから、この世界はすでに決まっているのだと言える。
「今・現在」と言いながら、それを変えることはできないのだから、その実質は「昔・過去」そのもの、だと言える。
またそれは「明日・未来」についても同じ。
ただ決定的に違うのは、「明日・未来」については誰も何も知らない、ということ。
でも、知らない=変えられる、じゃあない。
ま~さ~に~、読み終えていない小説のエンディング。
昨日今日あわてて西日本へ引っ越ししても、それはひとつの水槽の中をメダカがちょこっと移動したようなものに過ぎない。
それでストレスが軽減するというのなら、やったほうがいい。でも意味はそれくらいしかない。
がんになりたくないと気にすると、がんになる。
がんになるから死ぬのではなく、長生きするからがんになるのだ。
どうしてもがんになりたくないというのなら、放射線被曝を気にするよりもずっと確実に効く方法がある。
それは、がんになる前に死んでしまうことだ。
ふざけているようで、実はこれって結構真理をついているですよ。マジで。
【参照】
みんなの放射線
ぼくの放射線
放射線サンドイッチ
最大の発がんリスクは加齢です。
汚染水に浸かった人がいたことを忘れないで。
震災前も放射線ゼロだったわけじゃない。
全国放射線Map
香港の放射線量は、はるかに高い。
香港:大気中の放射線量、福島第一原発に近い東京より多い
4月1日(ブルームバーグ):
日本では東日本大震災後で損傷した福島第一原子力発電所の放射性物質漏れへの対応が続いているが、香港の大気中の一般的な放射線量は東京より多い。それを考えると、放射性物質の拡散への懸念は行き過ぎかもしれない。
東京都健康安全研究センターの発表によると、新宿区の放射線量は3月31日、1時間当たり最大0.109マイクロシーベルトだった。一方、香港天文台のウェブサイトによれば、香港の九竜地区では0.14マイクロシーベルトだ。胸部レントゲンの放射線量は約50マイクロシーベルト。
英王立放射線科医協会(RCR)の元幹部、ボブ・バリー氏によれば、多くの国ではもともと大気中の放射線量が東京より多い。原発事故の影響で東京の放射線量が30倍に増え、外国人が大挙して日本国外に脱出した。しかし、東京の放射線量は今でも、ロンドンやニューヨークの値よりわずかに高いだけにすぎないと、アナリストらはみている。
バリー氏は電子メールで日本の現状について、「実際の放射線による被害より放射線に対する懸念によるダメージの方がずっと大きかったチェルノブイリ原発事故のようなパターンをたどりそうな状況だ」とし、「自然界にある放射線を考慮すれば、東京の放射線量のレベルが現時点で世界の多くの場所より低いことはかなり確実だ」と指摘した。
環境放射能調査によると、ニューヨークの放射線量は3月31日まで7日間の平均で1時間当たり0.095マイクロシーベルトとなっており、東京をかろうじて下回っている。東京は原発事故の前で0.0338マイクロシーベルトだった。
シンガポール
シンガポール環境庁によれば、同国は現地時間3月31日午後4時(日本時間同5時)時点で1時間当たり0.09マイクロシーベルト。英政府機関RIMNETによると、ロンドンは同日、約0.08マイクロシーベルトだった。
英健康保護局(HPA)の試算では、英国人が1年間に浴びる自然界の放射線量は通常、約2200マイクロシーベルト。1時間当たり換算では約0.251マイクロシーベルトと、東京での観測値の2倍強だ。
HPA放射線センターのジョン・ハリソン副所長は電子メールで、「英国の住民が年間に浴びる平均的な放射線量の半分はラドンによるものだ。ラドンは目に見えず無色の放射性ガスで、すべての土壌に存在する。世界中の土壌で発見されるウランの崩壊生成物だ。量はその土地の地質による」と説明した。
世界原子力協会(WNA)によると、大気中の放射線量が世界で極めて高い地域はインドのケララ州とマドラス州で、放射線量は平均で1時間当たり3.42マイクロシーベルト。インドの土壌はトリウムを豊富に含む。ブラジルとスーダンでは4.57マイクロシーベルトに達することもある。
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世界で「日本回帰」の動き始まる 「放射線量モスクワより低い」
2011.4.20 産経新聞
東日本大震災後で初の政府賓客としてオーストラリアのジュリア・ギラード首相(49)が20日から日本を公式訪問する。これに先立ってオーストラリアは日本への渡航禁止措置を緩和し、被災地を除く地域への渡航を解除。同国のフラッグキャリアのカンタス航空も19日、成田への直航便の運航を再開した。韓国や米国、フランス、ロシア、英国なども東京への渡航制限を緩和し、香港からのツアーも再開した。各国は東京電力福島第1原発の状況には注意を払いながらも、復興をにらんで「日本回帰」の動きを始めたようだ。
原発事故拡大防止にメド
福島第1原発の放射能漏れ事故発生後、米国は原発から半径80キロ圏内からの待避を勧告。これに続くかのように、中国、インドを含むアジアや欧州各国が自国民に対し、待避を勧告し、さらに日本への渡航を制限してきた。外務省によると、正確な数字は把握できないものの、何らかの渡航制限を出した国は50数カ国に上るとみられる。
ただ、その後、原発事故による放射能汚染が拡大していないこともあって、4月に入って徐々に日本への渡航制限を見直す動きが出はじめた。19日までにデンマーク、イギリス、スウェーデン、韓国、オーストリア、カナダ、米国、フランス、オーストラリア、ロシア、さらに香港などが被災地以外への渡航制限を解除または緩和した。
放射線量モスクワより低い
原発事故直後の3月13日に自国民に関東圏からの待避を呼びかけたフランスは原発を推進する立場もあって31日にはサルコジ大統領が事故後初の外国首脳として来日。16日には「被災地訪問は勧めないが、東京への旅行は健康に害はない」として渡航自粛を解除した。18日に自粛を解除したロシアは「東京の放射線レベルの測定値はモスクワよりも低い」などと断じた。
ただ、アジア地域では香港が渡航自粛から渡航注意に引き下げたに止まる。その香港からは北海道、沖縄ツアーが16日に再開され、18日には関西国際空港にツアー客が到着した。ツアー客の一人は「西日本は原発から離れていて安全。温泉とグルメを楽しみたい」と話していた。
観光客はなお様子見
これに対し、米国で日本向けツアーを扱う旅行会社は「本来なら6月からの旅行シーズンの予約がまったくない状態。渡航制限は解除されたものの、お客さんはまだ様子見の段階のようだ」と今後に期待をかける。
こうしたなか、原発事故の影響や利用客の減少で成田・羽田両空港への直航便を止め、韓国・仁川などを経由していた各航空会社も4月に入りオランダ、フランス、イタリア、ドイツ、スイスのフラッグキャリアが直航便を再開した。さらに、羽田便についても3月から運航を中止していた米デルタ航空が6月から復便する。90日以内に運航を再開しないと、羽田を使用する権利を放棄したとみなされるためで、デルタ航空は今後をにらんで、採算を無視してでも羽田便を維持する方針という。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年3月の訪日客は35万2800人と昨年同月比で半減したものの、自粛解除と航空路線などの復活で、今後徐々に増加に転じることが期待されている。(SANKEI EXPRESS)
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がんという病の発生因子が放射線被曝だけだと思っている人はいないだろう。
まるで日本中が『発ガン物質』という言葉を忘れてしまったかのように、やたら放射線量ばかり気にしている。
もちろん、実際に騒いでいるのは一部の人だけなのだろうが、声が大きいのでどうしても目立ってしまう。
放射線を浴びないで済むものなら、それに越したことはない。
しかし残念ながら、この宇宙は放射線で満ちているし、そこに存在する地球という天体もまた、放射線から逃れることはできない。
いわば放射線の海に漂うクラゲのような存在が地球という天体に暮らすわたしたち生命体だ。
海の中でしか生きられない一方で、その海によって死んでしまうこともある。
(ファースト生命の誕生や進化には放射線によるDNA変異が大きくかかわっている。しかしそのことは、すでに誕生した生命や現状維持を望むDNAにとっては有害因子として働く)
がんの発生メカニズムの研究が進んで、もしかすると将来、放射線の発ガンリスクが、現在のものよりも引き上げられる可能性もないとは言えない。
しかしそのことは、逆の方向へ、つまり放射線の発ガンリスクが引き下げられる可能性もあることを意味している。
要は、発ガンメカニズムの解明はまだその程度の段階にあるということなのだ。
(例えばマウスの実験では、ストレスを与えればがんになることは分かっているが、ストレスがどう作用してがんを発生させるのかはわかっていない。正常細胞ががんとして機能するためのメカニズムが複雑過ぎるからだ)
仮に放射線による発ガンリスクが高いことが分かったとしても、長期的にも短期的にも現在の福島県周辺より放射線量の高い地域は世界中に存在するし、また高地で暮らす民族や登山やスキーが趣味の人や飛行機に良く乗る人の浴びる放射線量は、FUKUSHIMA事故以降の数日間に浴びたであろう周辺住民の放射線量よりもずっと多い。でもそれだって、健康にはなんら問題はない。
健康への影響ということや、発ガンリスクということを考えれば、コンビニ・ファストフードから高級レストランを含む外食全般、ダイエット(ダイエットが健康に良いというのは幻想。ダイエットは美容に良い)、紫外線(もし今回のFUKUSHIMAリスクを気にするのなら、オーストラリアで数日間過ごすなんて狂気の沙汰ということになる)、飲酒、喫煙、水分不足、糖分を加えた食事、塩分を加えた食事、油分を加えた食事、そして便秘、こんなことの方がずっと深刻な影響がある。
いやそもそも、『何かを気にする』ということそのものが、ヒトという生き物にとって非常に悪いストレスなのだ。
シンプルに言えば、「『何かを気にする』ということ」それは命にかかわる。
この世の大原則は、気にしようが気にしまいが結果は変わらない、ということだ。
神さまでもない限り、時間を戻ることも、別の世界へ移動することもできないのだから、この世界はすでに決まっているのだと言える。
「今・現在」と言いながら、それを変えることはできないのだから、その実質は「昔・過去」そのもの、だと言える。
またそれは「明日・未来」についても同じ。
ただ決定的に違うのは、「明日・未来」については誰も何も知らない、ということ。
でも、知らない=変えられる、じゃあない。
ま~さ~に~、読み終えていない小説のエンディング。
昨日今日あわてて西日本へ引っ越ししても、それはひとつの水槽の中をメダカがちょこっと移動したようなものに過ぎない。
それでストレスが軽減するというのなら、やったほうがいい。でも意味はそれくらいしかない。
がんになりたくないと気にすると、がんになる。
がんになるから死ぬのではなく、長生きするからがんになるのだ。
どうしてもがんになりたくないというのなら、放射線被曝を気にするよりもずっと確実に効く方法がある。
それは、がんになる前に死んでしまうことだ。
ふざけているようで、実はこれって結構真理をついているですよ。マジで。
【参照】
みんなの放射線
ぼくの放射線
放射線サンドイッチ
最大の発がんリスクは加齢です。
汚染水に浸かった人がいたことを忘れないで。
震災前も放射線ゼロだったわけじゃない。
2011年6月21日火曜日
今どきンな簡単に米が腐るか怒アホ!
支援米2トン被災地に送らず 神社本庁職員ら持ち帰る
2011/06/20 11:44 【共同通信】
東日本大震災の被災者を支援しようと、三重県伊勢市の伊勢神宮が神社本庁(東京都渋谷区)に送った米5トンのうち2トンが、福島県などに送られず、神社本庁の職員らが自宅に持ち帰っていたことが20日、分かった。
神社本庁によると、各県の神社庁を通じ、5トンのうち宮城に2トン、岩手に1トンを送った。残る2トンは福島県などに送る考えだったが、福島県神社庁からは、被災者が何度も移転していることなどを理由に「送るのをしばらく待ってほしい」と返答があり、神社本庁は「米が腐る可能性がある」と判断し、職員らに持ち帰らせたという。
消えた被災者支援用の“神のコメ”
2011年6月20日 「週刊ダイヤモンド」編集部 宮原啓彰
行方は神社本庁職員の胃袋へ
神社界のトップに立つ伊勢神宮が、東日本大震災の被災地へ送った“特別なコメ”を、全国約8万の神社を管理・指導する立場の神社本庁の職員が無料で食べていたことが本誌の取材で分かった。
このコメは、「御料米(ごりょうまい)」と呼ばれるもの。伊勢神宮が天皇に代わって栽培するものと位置付けられており、祭典や神事に使う最も神聖なコメとされる。
伊勢神宮は3月下旬、神社本庁を通じてこのコメ5トンを東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県に食糧支援として送った。
しかし、福島第1、第2原子力発電所の事故による混乱で、神社本庁の下部組織である福島県神社庁が県内の各神社への配布を断念、福島に割り当てられたコメ2トンの受け取りを固辞する事態となった。
ところがである。複数の関係者によると、神社本庁は福島に送られるはずだったコメを保管したり伊勢神宮に戻したりせず、職員に無料で配ることを決めたというのだ。
職員らは、5キログラム程度ずつ袋に小分けして自宅に持ち帰ったとされ、すでに食べてしまったとみられている。
この件について、神社本庁は「そのような事実は確認していない」としているが、外部から問題視された後、「事実関係をごまかそうとしていた」(関係者)疑惑もあるという。
支援米2トン被災地に送らず 「米が腐る」神社本庁職員ら持ち帰る
2011.6.20 11:50 産経
東日本大震災の被災者を支援しようと、三重県伊勢市の伊勢神宮が神社本庁(東京都渋谷区)に送った米5トンのうち2トンが、福島県などに送られず、神社本庁の職員らが自宅に持ち帰っていたことが20日、分かった。
神社本庁によると、各県の神社庁を通じ、5トンのうち宮城に2トン、岩手に1トンを送った。残る2トンは福島県などに送る考えだったが、福島県神社庁からは、被災者が何度も移転していることなどを理由に「送るのをしばらく待ってほしい」と返答があり、神社本庁は「米が腐る可能性がある」と判断し、職員らに持ち帰らせたという。
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これって、言い逃れ不可能なくらい完璧に、支援物資のネコババ横領。
お米が通貨だった時代もある日本文化の象徴たる神道の総本山による組織的な犯罪と考えれば、『義援金』を横領したようなもんだ。
誰かが、組織は頭から腐ると言っていたけど、こりゃあ頭も心も腐って来てるかも……日本。
しかし、そんなことに負けてはいけないのだ!
FIGHTぉー!
2011/06/20 11:44 【共同通信】
東日本大震災の被災者を支援しようと、三重県伊勢市の伊勢神宮が神社本庁(東京都渋谷区)に送った米5トンのうち2トンが、福島県などに送られず、神社本庁の職員らが自宅に持ち帰っていたことが20日、分かった。
神社本庁によると、各県の神社庁を通じ、5トンのうち宮城に2トン、岩手に1トンを送った。残る2トンは福島県などに送る考えだったが、福島県神社庁からは、被災者が何度も移転していることなどを理由に「送るのをしばらく待ってほしい」と返答があり、神社本庁は「米が腐る可能性がある」と判断し、職員らに持ち帰らせたという。
消えた被災者支援用の“神のコメ”
2011年6月20日 「週刊ダイヤモンド」編集部 宮原啓彰
行方は神社本庁職員の胃袋へ
神社界のトップに立つ伊勢神宮が、東日本大震災の被災地へ送った“特別なコメ”を、全国約8万の神社を管理・指導する立場の神社本庁の職員が無料で食べていたことが本誌の取材で分かった。
このコメは、「御料米(ごりょうまい)」と呼ばれるもの。伊勢神宮が天皇に代わって栽培するものと位置付けられており、祭典や神事に使う最も神聖なコメとされる。
伊勢神宮は3月下旬、神社本庁を通じてこのコメ5トンを東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県に食糧支援として送った。
しかし、福島第1、第2原子力発電所の事故による混乱で、神社本庁の下部組織である福島県神社庁が県内の各神社への配布を断念、福島に割り当てられたコメ2トンの受け取りを固辞する事態となった。
ところがである。複数の関係者によると、神社本庁は福島に送られるはずだったコメを保管したり伊勢神宮に戻したりせず、職員に無料で配ることを決めたというのだ。
職員らは、5キログラム程度ずつ袋に小分けして自宅に持ち帰ったとされ、すでに食べてしまったとみられている。
この件について、神社本庁は「そのような事実は確認していない」としているが、外部から問題視された後、「事実関係をごまかそうとしていた」(関係者)疑惑もあるという。
支援米2トン被災地に送らず 「米が腐る」神社本庁職員ら持ち帰る
2011.6.20 11:50 産経
東日本大震災の被災者を支援しようと、三重県伊勢市の伊勢神宮が神社本庁(東京都渋谷区)に送った米5トンのうち2トンが、福島県などに送られず、神社本庁の職員らが自宅に持ち帰っていたことが20日、分かった。
神社本庁によると、各県の神社庁を通じ、5トンのうち宮城に2トン、岩手に1トンを送った。残る2トンは福島県などに送る考えだったが、福島県神社庁からは、被災者が何度も移転していることなどを理由に「送るのをしばらく待ってほしい」と返答があり、神社本庁は「米が腐る可能性がある」と判断し、職員らに持ち帰らせたという。
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これって、言い逃れ不可能なくらい完璧に、支援物資のネコババ横領。
お米が通貨だった時代もある日本文化の象徴たる神道の総本山による組織的な犯罪と考えれば、『義援金』を横領したようなもんだ。
誰かが、組織は頭から腐ると言っていたけど、こりゃあ頭も心も腐って来てるかも……日本。
しかし、そんなことに負けてはいけないのだ!
FIGHTぉー!
親が与えるべきはフェンスじゃない。
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ため池で男児2人死亡・宮城 近くにカエルのバケツ
2011.6.18 22:31 産経新聞
18日午後6時20分ごろ、宮城県松島町幡谷のため池で、同所の町立松島第五小6年、佐藤公亮君(11)と保育園児、目々沢美昭君(5)が沈んでいるのが見つかった。2人は仙台市内の病院に運ばれたが、いずれも死亡。塩釜署は水難事故とみて調べている。
同署によると同日午後4時ごろ、ため池の近くに子供用の自転車1台、靴2足、ズボン※aがあるのを男性が見つけた。地元消防などが捜索したところ、水底に2人が沈んでいた。ため池は水深約2メートル。両岸の幅が最長約165メートルで、農業用水用とみられる。
現場には2人のほか、6歳の男児がおり、同署が事情を聴いている。2人は友達同士で、現場近くにカエルの入ったバケツがあったという。
ため池転落、2児死亡 フェンス、看板なく 宮城・松島
2011.6.20 01:45 産経新聞
18日午後6時20分ごろ、松島町幡谷のため池で、同町幡谷の松島第5小6年、佐藤公亮君(11)と保育園児、目々沢美昭君(5)が沈んでいるのが見つかり、間もなく死亡が確認された。ため池の周りにフェンスや注意を促す看板はなかった。塩釜署は水遊び中の事故とみて調べるとともに、ため池の管理者の特定も進めている。
一緒に遊んでいた小学1年の男児(6)も溺れたが、自力で逃げて無事だった。
調べによると、ため池は住宅地から1キロほど離れた農道の奥にあり、水深約2メートル。フェンスや注意を促す看板はなく、誰でも容易に入れる状態だった。2人の服と靴が現場に残されていた※aことから、同署は水遊び中に何らかの原因でため池に落ちたとみている。
ため池は子供たちに「ザリガニやカエルが取れる池」として知られ、佐藤君は1週間ほど前にも別の子供とオタマジャクシを取りに来ていたという。目々沢君の母親は「フェンスや看板さえあれば、あんなことにはならなかったかもしれない。悔しいです」と話した。
近所の人などによると、佐藤君と目々沢君はともに共働きの両親を持つ一人っ子。家が隣同士で、2人でよく遊んでいたという。
佐藤君の同級生の角田真綾さん(11)は「公亮君はよく行き先も決めずに遠くに行くことがあったから、心配はしていたんだけど。修学旅行も学習発表会もまだなのに…お線香は悲しくてあげられない」と話した。
孫が佐藤君や目々沢君とよく遊んでいたという同町の会社員、川住雅彦さん(54)は「公亮君は面倒見の良い子でよく孫を預けていた。もう遊べなくなると思うと…」と声を詰まらせた。
男児2人死亡:農業用ため池でおぼれ? 宮城・松島町
毎日新聞 2011年6月18日 23時40分
18日午後4時20分ごろ、宮城県松島町幡谷土屋沢(はたやどやさわ)の農業用ため池の近くに、子供の服や靴※aがあるのを近くの男性が見つけ、駐在所に通報した。宮城県警塩釜署や消防が捜索し約2時間後、近くの小学6年、佐藤公亮(こうすけ)君(11)と保育園児の目々沢美昭(めめざわ・よしあき)君(5)が岸から約3メートル、水深2メートルの場所に沈んでいるのを見つけた。※b病院に運ばれたが死亡した。
塩釜署などによると、ため池は長径約160メートルの細長い形。2人は友達同士で、近くに自転車1台とカエルが入っていたバケツがあった。同署は2人がカエルを捕るなどして遊んでいるうちに深みにはまり、おぼれた可能性が高いとみて調べている。
同署によると、池の周囲には高さ1メートル余の柵があったが、出入りするために一部途切れていたという。立ち入りを禁止する看板などはなかった。【須藤唯哉】
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主婦の機転!小3男児が池に転落、ペットボトルで“救助”
2011.6.4 10:36 産経新聞
3日午後4時ごろ、和歌山県有田川町の池に小学3年の男児(8)が足をすべらせ転落した。近所の主婦がとっさの判断で投げ入れた空のペットボトルが浮輪代わりとなり、約5分後に自力で岸へ上がった。
県警湯浅署によると、男児は放課後、同級生3人と同町水尻の扇谷池(直径約100メートル)近くで遊んでいて転落、岸から約3メートル離れた水深約2メートル付近※bで溺れかけた。騒ぎに気づいた主婦、田中ひとみさんが自宅から2リットルの空のペットボトル3本を持ち出し池へ投げ入れ、男児は1本をつかみ岸へたどり着いた。目立ったけがはなかった。
署員が駆けつけると、同級生らは安心し切って泣いており、田中さんは「助かってよかった」と話していたという。
湯浅署は近く田中さんへ感謝状を贈る予定だ。
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「長さ1m位の棒に50㎝くらいのたこ糸を付けて、その先にさきイカを取り付け、ザリガニがいそうな水辺に入れましょう。しばらくして、ザリガニがはさみでしっかりとさきイカを捕まえたらゆっくりと引き上げましょう」
おもしろいのは、ザリガニ釣りで挑戦している子どもたちが、お母さんやお父さんと「怖い、つかめない」なんてやっているうちに、親の方が飽きた子どもそっちのけで夢中になり、ザリガニに真剣勝負を挑んでしまっています。
さらには、そんな親子をしり目に、小学校低学年の「熟練者」がザブリッと用水に入り、手慣れた手付きで次ぎから次ぎと獲物をゲット。ところが、彼の入れ物には最大級がいつも一匹だけ。どうやら大きさにこだわりがあるようで、「フン!小さいな!」とばかり、周りで羨む親子を挑発するように小物は用水へ戻してしまします。
----------------------------------------------------------------
※a 靴とズボンを脱いで池に入ったこの子たちは、ケガをする危険よりも、服を汚さないことの方が重要だと思っていたと推察できる。
※b 奇しくも、状況は一緒。
----------------------------------------------------------------
誰かがこの子たちに、「池で遊ばないこと」じゃなくて「池で遊ぶときのリスク管理ノウハウ」を伝えていたら、おそらく違う結果になっていただろう。
子供は危ない場所で遊ぶ生き物だという前提を受け入れて、そのうえで大人として、親として、その子たちに伝えることがあるはずだ、と私は思う。
日本中の池をフェンスで囲んだとしても、それを乗りこえて、あるいはくぐってザリガニ釣りやカエル捕りに行くのが“子供”という生き物なのだから。
ため池で男児2人死亡・宮城 近くにカエルのバケツ
2011.6.18 22:31 産経新聞
18日午後6時20分ごろ、宮城県松島町幡谷のため池で、同所の町立松島第五小6年、佐藤公亮君(11)と保育園児、目々沢美昭君(5)が沈んでいるのが見つかった。2人は仙台市内の病院に運ばれたが、いずれも死亡。塩釜署は水難事故とみて調べている。
同署によると同日午後4時ごろ、ため池の近くに子供用の自転車1台、靴2足、ズボン※aがあるのを男性が見つけた。地元消防などが捜索したところ、水底に2人が沈んでいた。ため池は水深約2メートル。両岸の幅が最長約165メートルで、農業用水用とみられる。
現場には2人のほか、6歳の男児がおり、同署が事情を聴いている。2人は友達同士で、現場近くにカエルの入ったバケツがあったという。
ため池転落、2児死亡 フェンス、看板なく 宮城・松島
2011.6.20 01:45 産経新聞
18日午後6時20分ごろ、松島町幡谷のため池で、同町幡谷の松島第5小6年、佐藤公亮君(11)と保育園児、目々沢美昭君(5)が沈んでいるのが見つかり、間もなく死亡が確認された。ため池の周りにフェンスや注意を促す看板はなかった。塩釜署は水遊び中の事故とみて調べるとともに、ため池の管理者の特定も進めている。
一緒に遊んでいた小学1年の男児(6)も溺れたが、自力で逃げて無事だった。
調べによると、ため池は住宅地から1キロほど離れた農道の奥にあり、水深約2メートル。フェンスや注意を促す看板はなく、誰でも容易に入れる状態だった。2人の服と靴が現場に残されていた※aことから、同署は水遊び中に何らかの原因でため池に落ちたとみている。
ため池は子供たちに「ザリガニやカエルが取れる池」として知られ、佐藤君は1週間ほど前にも別の子供とオタマジャクシを取りに来ていたという。目々沢君の母親は「フェンスや看板さえあれば、あんなことにはならなかったかもしれない。悔しいです」と話した。
近所の人などによると、佐藤君と目々沢君はともに共働きの両親を持つ一人っ子。家が隣同士で、2人でよく遊んでいたという。
佐藤君の同級生の角田真綾さん(11)は「公亮君はよく行き先も決めずに遠くに行くことがあったから、心配はしていたんだけど。修学旅行も学習発表会もまだなのに…お線香は悲しくてあげられない」と話した。
孫が佐藤君や目々沢君とよく遊んでいたという同町の会社員、川住雅彦さん(54)は「公亮君は面倒見の良い子でよく孫を預けていた。もう遊べなくなると思うと…」と声を詰まらせた。
男児2人死亡:農業用ため池でおぼれ? 宮城・松島町
毎日新聞 2011年6月18日 23時40分
18日午後4時20分ごろ、宮城県松島町幡谷土屋沢(はたやどやさわ)の農業用ため池の近くに、子供の服や靴※aがあるのを近くの男性が見つけ、駐在所に通報した。宮城県警塩釜署や消防が捜索し約2時間後、近くの小学6年、佐藤公亮(こうすけ)君(11)と保育園児の目々沢美昭(めめざわ・よしあき)君(5)が岸から約3メートル、水深2メートルの場所に沈んでいるのを見つけた。※b病院に運ばれたが死亡した。
塩釜署などによると、ため池は長径約160メートルの細長い形。2人は友達同士で、近くに自転車1台とカエルが入っていたバケツがあった。同署は2人がカエルを捕るなどして遊んでいるうちに深みにはまり、おぼれた可能性が高いとみて調べている。
同署によると、池の周囲には高さ1メートル余の柵があったが、出入りするために一部途切れていたという。立ち入りを禁止する看板などはなかった。【須藤唯哉】
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主婦の機転!小3男児が池に転落、ペットボトルで“救助”
2011.6.4 10:36 産経新聞
3日午後4時ごろ、和歌山県有田川町の池に小学3年の男児(8)が足をすべらせ転落した。近所の主婦がとっさの判断で投げ入れた空のペットボトルが浮輪代わりとなり、約5分後に自力で岸へ上がった。
県警湯浅署によると、男児は放課後、同級生3人と同町水尻の扇谷池(直径約100メートル)近くで遊んでいて転落、岸から約3メートル離れた水深約2メートル付近※bで溺れかけた。騒ぎに気づいた主婦、田中ひとみさんが自宅から2リットルの空のペットボトル3本を持ち出し池へ投げ入れ、男児は1本をつかみ岸へたどり着いた。目立ったけがはなかった。
署員が駆けつけると、同級生らは安心し切って泣いており、田中さんは「助かってよかった」と話していたという。
湯浅署は近く田中さんへ感謝状を贈る予定だ。
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「長さ1m位の棒に50㎝くらいのたこ糸を付けて、その先にさきイカを取り付け、ザリガニがいそうな水辺に入れましょう。しばらくして、ザリガニがはさみでしっかりとさきイカを捕まえたらゆっくりと引き上げましょう」
おもしろいのは、ザリガニ釣りで挑戦している子どもたちが、お母さんやお父さんと「怖い、つかめない」なんてやっているうちに、親の方が飽きた子どもそっちのけで夢中になり、ザリガニに真剣勝負を挑んでしまっています。
さらには、そんな親子をしり目に、小学校低学年の「熟練者」がザブリッと用水に入り、手慣れた手付きで次ぎから次ぎと獲物をゲット。ところが、彼の入れ物には最大級がいつも一匹だけ。どうやら大きさにこだわりがあるようで、「フン!小さいな!」とばかり、周りで羨む親子を挑発するように小物は用水へ戻してしまします。
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※a 靴とズボンを脱いで池に入ったこの子たちは、ケガをする危険よりも、服を汚さないことの方が重要だと思っていたと推察できる。
※b 奇しくも、状況は一緒。
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誰かがこの子たちに、「池で遊ばないこと」じゃなくて「池で遊ぶときのリスク管理ノウハウ」を伝えていたら、おそらく違う結果になっていただろう。
子供は危ない場所で遊ぶ生き物だという前提を受け入れて、そのうえで大人として、親として、その子たちに伝えることがあるはずだ、と私は思う。
日本中の池をフェンスで囲んだとしても、それを乗りこえて、あるいはくぐってザリガニ釣りやカエル捕りに行くのが“子供”という生き物なのだから。
2011年6月19日日曜日
今日は父の日でしたね。
各地で全日本少年サッカー大会予選が大詰めの今日は父の日でしたね。
子供たちのサッカーに熱をあげるのも良いですが、その子供たちが大人になったときにお父さんのことを思い出すための「思い出(記憶)作り」もお忘れなきよう。
特に、少年団やクラブチームでコーチをしているお父さんたちは、ついつい我が子のことをないがしろにしてしまいがち。
強豪チームであればあるほど、この傾向は強くなります。
今年の埼玉の全少予選では、そうした強豪チームがけっこう早い段階で姿を消しました。でもそのおかげで、各コーチのご家庭では「この時期の週末にパパが家にいるなんて初めてじゃない?」「そうか? かもなあ~」なんていう会話もあっただろうと想像します。
基本に立ち返れば、なぜお子さんのサッカーを家族で応援しているのかというと、そのことで家族が幸せを感じるからのはずです。日常の生活が楽しくなるからのはずです。そうじゃなければダメです。
当たり前のようにスタメンで活躍して、やれトレセンだ、やれ優勝だ、というのはサッカーという広大で深遠な世界から見てみればほんの些細なささくれのような出来事に過ぎません。それよりも、そのことで家族がどんな思い出を築けたか、そっちの方がはるかに大事だと私は確信しています。
ですから、ずっと補欠で、ヘタッピで、トレセンなんか雲の上、みたいな選手であっても、その子とその家族が、サッカーを通じてどんな記憶を形成できたかの方がはるかに重要だということになるので、サッカーによる「幸福度」や「楽しさ体験度」は、スタメン君トレセン君にも勝るとも劣らないことになります。これは真理です。
たとえば父と息子、二人で行った被災地ボランティア、間違いなくこれは一生語ることのできる記憶となるでしょう。
世のため人のためになり、なおかつ家族にとっても一生の「共通体験」となる被災地ボランティアを、全少敗退によって時間のできたサッカーファミリーにお奨めします。
子供たちのサッカーに熱をあげるのも良いですが、その子供たちが大人になったときにお父さんのことを思い出すための「思い出(記憶)作り」もお忘れなきよう。
特に、少年団やクラブチームでコーチをしているお父さんたちは、ついつい我が子のことをないがしろにしてしまいがち。
強豪チームであればあるほど、この傾向は強くなります。
今年の埼玉の全少予選では、そうした強豪チームがけっこう早い段階で姿を消しました。でもそのおかげで、各コーチのご家庭では「この時期の週末にパパが家にいるなんて初めてじゃない?」「そうか? かもなあ~」なんていう会話もあっただろうと想像します。
基本に立ち返れば、なぜお子さんのサッカーを家族で応援しているのかというと、そのことで家族が幸せを感じるからのはずです。日常の生活が楽しくなるからのはずです。そうじゃなければダメです。
当たり前のようにスタメンで活躍して、やれトレセンだ、やれ優勝だ、というのはサッカーという広大で深遠な世界から見てみればほんの些細なささくれのような出来事に過ぎません。それよりも、そのことで家族がどんな思い出を築けたか、そっちの方がはるかに大事だと私は確信しています。
ですから、ずっと補欠で、ヘタッピで、トレセンなんか雲の上、みたいな選手であっても、その子とその家族が、サッカーを通じてどんな記憶を形成できたかの方がはるかに重要だということになるので、サッカーによる「幸福度」や「楽しさ体験度」は、スタメン君トレセン君にも勝るとも劣らないことになります。これは真理です。
たとえば父と息子、二人で行った被災地ボランティア、間違いなくこれは一生語ることのできる記憶となるでしょう。
世のため人のためになり、なおかつ家族にとっても一生の「共通体験」となる被災地ボランティアを、全少敗退によって時間のできたサッカーファミリーにお奨めします。
震災から100日~これからのJリーグ
震災から100日が過ぎた。
将来のことは誰にもわからない、でも、まだ表面化してはいないがすでに決定してしまったことはいくつかある。
そのうち、Jリーグに関することについてほんの一部書いてみたい。
【もう決定した事その1】
電力系企業からのサポートはなくなる。
[説明]
東電を始め、全国の電力会社は経営の見直しを迫られる。その意味するところは、もうこれまでのようにはできない、ということだ。
Jヴィレッジは、もうJヴィレッジとして機能することはない。永遠にJヴィレッジという施設は失われた。
その代替施設を、他の電力会社が建設してくれるようなこともない。
電力料金の値上げが避けられない環境下での、スポーツや文化への援助は確実に非難を招くからだ。
【もう決定した事その2】
長友選手が「一流選手」の基準となった。
[説明]
サッカー好きを含むほとんどの日本人にとっての「一流選手」の基準が、長友選手になってしまった。言いかえると、「本物の一流ブランド」を知ってしまった。
ある意味、これまでうまく騙してきたマスコミや広告代理店も、もうヨーロッパチームに所属しているだけで「一流選手」だというメッキをほどこすことが不可能になった。
実はこれが、サッカー界にとっては深刻な問題を引き起こすことになる。他の選手の広告評価が、相対的に引き下げられるからだ。このことは直接間接問わず、サッカー界へ回る資金量の減少につながり、これはイコール、有名選手や人気選手にぶら下がる形でチームに入ってきていた、チーム広告の減少にもつながる大問題なのだ。
★【今シーズン後に表面化する事】
Jリーグは春夏秋シーズン制を維持できなくなる。
☆[説明]
Jリーグの広告価値を高める以外にJ各チームの財政状況を救う手だてはなくなる。東電に代表される電力関係企業のバックアップを失ったJリーグという組織自体にも選択の余地はない。
当面は地上波での放映権で稼ぐしかない。いや、当面ではない。この地上波の放映権取引で失敗したら、もうJリーグはもたないのだから(そして地上波各局やスポーツマスコミも同じ船に乗っている)。
雪国のチームはどうするのか。
残念ながら、それを配慮する余裕はもうJリーグにはなくなった。
その条件でもJリーグに参加したいというチームが参加するしかないだろう。
◎【結論】
早晩、Jリーグは秋冬春制に移行する決定を下す。
将来のことは誰にもわからない、でも、まだ表面化してはいないがすでに決定してしまったことはいくつかある。
そのうち、Jリーグに関することについてほんの一部書いてみたい。
【もう決定した事その1】
電力系企業からのサポートはなくなる。
[説明]
東電を始め、全国の電力会社は経営の見直しを迫られる。その意味するところは、もうこれまでのようにはできない、ということだ。
Jヴィレッジは、もうJヴィレッジとして機能することはない。永遠にJヴィレッジという施設は失われた。
その代替施設を、他の電力会社が建設してくれるようなこともない。
電力料金の値上げが避けられない環境下での、スポーツや文化への援助は確実に非難を招くからだ。
【もう決定した事その2】
長友選手が「一流選手」の基準となった。
[説明]
サッカー好きを含むほとんどの日本人にとっての「一流選手」の基準が、長友選手になってしまった。言いかえると、「本物の一流ブランド」を知ってしまった。
ある意味、これまでうまく騙してきたマスコミや広告代理店も、もうヨーロッパチームに所属しているだけで「一流選手」だというメッキをほどこすことが不可能になった。
実はこれが、サッカー界にとっては深刻な問題を引き起こすことになる。他の選手の広告評価が、相対的に引き下げられるからだ。このことは直接間接問わず、サッカー界へ回る資金量の減少につながり、これはイコール、有名選手や人気選手にぶら下がる形でチームに入ってきていた、チーム広告の減少にもつながる大問題なのだ。
★【今シーズン後に表面化する事】
Jリーグは春夏秋シーズン制を維持できなくなる。
☆[説明]
Jリーグの広告価値を高める以外にJ各チームの財政状況を救う手だてはなくなる。東電に代表される電力関係企業のバックアップを失ったJリーグという組織自体にも選択の余地はない。
当面は地上波での放映権で稼ぐしかない。いや、当面ではない。この地上波の放映権取引で失敗したら、もうJリーグはもたないのだから(そして地上波各局やスポーツマスコミも同じ船に乗っている)。
雪国のチームはどうするのか。
残念ながら、それを配慮する余裕はもうJリーグにはなくなった。
その条件でもJリーグに参加したいというチームが参加するしかないだろう。
◎【結論】
早晩、Jリーグは秋冬春制に移行する決定を下す。
2011年6月17日金曜日
2011年6月15日水曜日
誰も異論封殺なんかしてないですよ。どうぞどうぞ。
2011年 平成23年 6月14日(火)
朝日新聞 朝刊 声
公務員に異論封殺 望まない
学習塾主宰 K.H(本紙面では実名記載)
北海道室蘭市 54歳
最高裁の「君が代」起立斉唱命令合憲裁判について、9日の声欄に二つの相反する意見が掲載されました。
1人は「君が代」起立命令の強制がもたらすむなしさを論じ、もう1人は命令服従は公務員の義務と書いていました。
こうして誰もが自分の考えを自由に述べ合えることはとても大事なことだと感じました。
意見表明の自由、その大事さから、私は異論を認めないことのむなしさを指摘する意見に理があると思いました。
命令遵守を当然とする論者は公務員を雇用しているのは国民だと述べました。
確かにそうですが、では国民すべてが「君が代」への敬意表明の強制を教育公務員に求めていると言えるでしょうか。
軍国主義の象徴だった経緯からその強制に抵抗感を持つ人は大勢います。
そうした人たちが意見を表明する自由は民主主義の礎となる基本的人権です。
国民の中にある異論は、公務員の中にもあると容易に推察され、そうした異論を強制によって封殺して無理に一つに束ねる必要があるでしょうか。
公務員には憲法遵守義務があり、誓約して職に就きます。
公務員が思想の自由を保障する憲法の下、良心に従って行動することが命令違反に問われる。
その事態こそ問題だと考えます。
----------------------------------------------------------------
あの裁判では、誰もそんなこと言ってないのになあ。
ただ、大事な式典の際は秩序を乱すような行動を教員が率先してやるようなことしたらいけませんよ、ってことに過ぎない。
「いや、日の丸と君が代は『軍国主義の象徴』だったのだから特別なのだ!」という論についても、それを個人が信奉することも、表明することも、論じることも、どうぞご自由に。でも、学校の大事な式典、例えば入学式だとか、卒業式だとか、運動会だとか、そういう時に、教員が率先して混乱させるような行為は慎みましょう。大人なんですから。まして公務員なんですから、ってこと。
これでも納得がいかないようであるならば、ちょっと違うシチュエーションを想像してみると、「ああ自分は誤解していただけだったんだ」と気付くやもしれません。
[シチュエーションA]
右翼丸出しの教員が、学校視察に訪れた中国からの来賓への歓迎式典において、中国国旗を引きずり降ろした。
[シチュエーションB]
公立病院に勤務する医師がエホバの証人に入信したことを理由に輸血処置を怠り、患者に重大な合併症が生じた。
[シチュエーションC]
法律や義務に従わず職務を放棄した消防士とそれにまつわる悲劇を描いた道徳映画を、むかし学校で強制的に見せられた。
[シチュエーションD]
過去の人権問題や米国が関係する反戦活動には非常に熱心で、常日頃世界市民を声高に標榜するのに、でも今現在近隣諸国でなされている強制徴兵や市民弾圧やジェノサイドや言論封殺、奴隷的労働、人権軽視、には無関心な教員が我が子の担任となり、内申評価をすること。
----------------------------------------------------------------
もし教師や学校が生徒に対して、「骨まで国旗国歌を愛せ! 嫌いになることは絶対に許さん!」として、もしそれに反抗したら停学とか退学にするっていう話なら、私も断固として戦います。でもこれって、生徒対象の話じゃないですよね。給与をもらって働いている大人の教員を対象とした話であって、それも別に個人の内面のことにまで触れてないですよね。それとも起立斉唱なんかしたら好きになりそうで心配ですか?
ね、わかりますよね?
ね?
わ、わかります、よね?
ね?
……
あのぅ──大丈夫ですか?
息、してますか?
【参照】
おおさかくんのご意見
さいこうさいちゃんのご意見
朝日新聞 朝刊 声
公務員に異論封殺 望まない
学習塾主宰 K.H(本紙面では実名記載)
北海道室蘭市 54歳
最高裁の「君が代」起立斉唱命令合憲裁判について、9日の声欄に二つの相反する意見が掲載されました。
1人は「君が代」起立命令の強制がもたらすむなしさを論じ、もう1人は命令服従は公務員の義務と書いていました。
こうして誰もが自分の考えを自由に述べ合えることはとても大事なことだと感じました。
意見表明の自由、その大事さから、私は異論を認めないことのむなしさを指摘する意見に理があると思いました。
命令遵守を当然とする論者は公務員を雇用しているのは国民だと述べました。
確かにそうですが、では国民すべてが「君が代」への敬意表明の強制を教育公務員に求めていると言えるでしょうか。
軍国主義の象徴だった経緯からその強制に抵抗感を持つ人は大勢います。
そうした人たちが意見を表明する自由は民主主義の礎となる基本的人権です。
国民の中にある異論は、公務員の中にもあると容易に推察され、そうした異論を強制によって封殺して無理に一つに束ねる必要があるでしょうか。
公務員には憲法遵守義務があり、誓約して職に就きます。
公務員が思想の自由を保障する憲法の下、良心に従って行動することが命令違反に問われる。
その事態こそ問題だと考えます。
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あの裁判では、誰もそんなこと言ってないのになあ。
ただ、大事な式典の際は秩序を乱すような行動を教員が率先してやるようなことしたらいけませんよ、ってことに過ぎない。
「いや、日の丸と君が代は『軍国主義の象徴』だったのだから特別なのだ!」という論についても、それを個人が信奉することも、表明することも、論じることも、どうぞご自由に。でも、学校の大事な式典、例えば入学式だとか、卒業式だとか、運動会だとか、そういう時に、教員が率先して混乱させるような行為は慎みましょう。大人なんですから。まして公務員なんですから、ってこと。
これでも納得がいかないようであるならば、ちょっと違うシチュエーションを想像してみると、「ああ自分は誤解していただけだったんだ」と気付くやもしれません。
[シチュエーションA]
右翼丸出しの教員が、学校視察に訪れた中国からの来賓への歓迎式典において、中国国旗を引きずり降ろした。
[シチュエーションB]
公立病院に勤務する医師がエホバの証人に入信したことを理由に輸血処置を怠り、患者に重大な合併症が生じた。
[シチュエーションC]
法律や義務に従わず職務を放棄した消防士とそれにまつわる悲劇を描いた道徳映画を、むかし学校で強制的に見せられた。
[シチュエーションD]
過去の人権問題や米国が関係する反戦活動には非常に熱心で、常日頃世界市民を声高に標榜するのに、でも今現在近隣諸国でなされている強制徴兵や市民弾圧やジェノサイドや言論封殺、奴隷的労働、人権軽視、には無関心な教員が我が子の担任となり、内申評価をすること。
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もし教師や学校が生徒に対して、「骨まで国旗国歌を愛せ! 嫌いになることは絶対に許さん!」として、もしそれに反抗したら停学とか退学にするっていう話なら、私も断固として戦います。でもこれって、生徒対象の話じゃないですよね。給与をもらって働いている大人の教員を対象とした話であって、それも別に個人の内面のことにまで触れてないですよね。それとも起立斉唱なんかしたら好きになりそうで心配ですか?
ね、わかりますよね?
ね?
わ、わかります、よね?
ね?
……
あのぅ──大丈夫ですか?
息、してますか?
【参照】
おおさかくんのご意見
さいこうさいちゃんのご意見
2011年6月14日火曜日
だから言わんこっちゃない。
2011年 平成23年 6月14日(火)
朝日新聞 朝刊 国際
伊も脱原発 福島の影
国民投票 政権には大打撃
【一部抜粋】
投票日前のローマ市内は、「ベルルスコーニは放射能を帯びている」「今こそ政権にノーを」といった「反ベルルスコーニ」のスローガンであふれた。「フクシマ、チェルノブイリ、スリーマイル──安全な核はウソだ!」という横断幕を掲げた環境団体幹部のルカ・スタッシさん(40)は、「国営テレビRAIは投票日もまとにも報道しなかった。これがイタリアの現実だ」と話した。
----------------------------------------------------------------
Chernobyl,Three Mile,Fukushima,──
チェルノブイリはキエフ州にある一都市であり、スリーマイルはペンシルバニア州にある大河(サスケハナ川)の中洲です。
福島第一原発はというと、福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22に位置しています。
ですから本来であれば「北原原発」とか「大熊原発」と呼ばれるべき施設だったとも言えるわけです。
しかし不幸にも「福島原発」として世界にその名は知れ渡ってしまいました。
「フクシマ」という単語は間違いなく、世界中の子供たちが手にする歴史や科学・物理の教科書に載るでしょう。
チェルノブイリ、スリーマイルアイランド、と並んで。
チェルノブイリ産の生産物について差別はあるかもしれませんが、キエフ州産の生産物にそれはありません。
スリーマイルとペンシルバニア州の間にも、同じ関係が成立しています。
しかし残念ながら、「FUKUSHIMA」と「福島県」は同一視されています。
TPPだとかグローバル化がどうなろうが、「FUKUSHIMA」とあるだけで世界の購買者・消費者は意識するでしょう。それも100年単位の期間──。
所在地名ではなく、所在都道府県名が名称となっている原発は、ここ福島と島根(中国電力)の2カ所だけです。
老婆心ながら、島根原発(島根県松江市鹿島町(旧八束郡鹿島町)片句)についてはその名称を、松江、鹿島、八束、片句のいずれかに変更されることを進言したいです。
【参照】
世界のFUKUSHIMAにしないために
いつだって日本政府はあてにならなかった。それはこれからも変わらない
FUKUSHIMAが“運動”の象徴になったら復活はない。“運動”を守るため“悲劇”は保存されるから
朝日新聞 朝刊 国際
伊も脱原発 福島の影
国民投票 政権には大打撃
【一部抜粋】
投票日前のローマ市内は、「ベルルスコーニは放射能を帯びている」「今こそ政権にノーを」といった「反ベルルスコーニ」のスローガンであふれた。「フクシマ、チェルノブイリ、スリーマイル──安全な核はウソだ!」という横断幕を掲げた環境団体幹部のルカ・スタッシさん(40)は、「国営テレビRAIは投票日もまとにも報道しなかった。これがイタリアの現実だ」と話した。
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Chernobyl,Three Mile,Fukushima,──
チェルノブイリはキエフ州にある一都市であり、スリーマイルはペンシルバニア州にある大河(サスケハナ川)の中洲です。
福島第一原発はというと、福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22に位置しています。
ですから本来であれば「北原原発」とか「大熊原発」と呼ばれるべき施設だったとも言えるわけです。
しかし不幸にも「福島原発」として世界にその名は知れ渡ってしまいました。
「フクシマ」という単語は間違いなく、世界中の子供たちが手にする歴史や科学・物理の教科書に載るでしょう。
チェルノブイリ、スリーマイルアイランド、と並んで。
チェルノブイリ産の生産物について差別はあるかもしれませんが、キエフ州産の生産物にそれはありません。
スリーマイルとペンシルバニア州の間にも、同じ関係が成立しています。
しかし残念ながら、「FUKUSHIMA」と「福島県」は同一視されています。
TPPだとかグローバル化がどうなろうが、「FUKUSHIMA」とあるだけで世界の購買者・消費者は意識するでしょう。それも100年単位の期間──。
所在地名ではなく、所在都道府県名が名称となっている原発は、ここ福島と島根(中国電力)の2カ所だけです。
老婆心ながら、島根原発(島根県松江市鹿島町(旧八束郡鹿島町)片句)についてはその名称を、松江、鹿島、八束、片句のいずれかに変更されることを進言したいです。
【参照】
世界のFUKUSHIMAにしないために
いつだって日本政府はあてにならなかった。それはこれからも変わらない
FUKUSHIMAが“運動”の象徴になったら復活はない。“運動”を守るため“悲劇”は保存されるから
2011年6月12日日曜日
2011 全少埼玉県大会第1日結果
第35回 全日本少年サッカー大会
埼玉県大会 第1日 結果
2011年 平成23年 6月12日(日)
【1回戦】
新座片山(南) 4 × 1 大井少年サッカークラブ(西)
越谷サンシン(東) 1 × 0 江南南B(北)
NEOS FC(南) 3 × 1 松伏FC(東)
1FC川越水上公園(西) 4 × 1 戸塚FC(南)
豊春サッカークラブ(東) 4 × 3 川口朝日リボルバー(南)
上福岡少年少女サッカークラブ(西) 0 × 3 浦和三室(南)
大宮アルディージャ(南) 1 × 0 江南南A(北)
川越福原サッカークラブ(西) 0 × 8 レジスタFC(東)
【2回戦】
新座片山 1 × 3 越谷サンシン
NEOS 2 × 2 1FC川越 (PK戦3-1でNEOS)
豊春 1 × 1 三室 (PK戦4-3で豊春)
アルディージャ 2 × 0 レジスタ
----------------------------------------------------------------
試合を観ていないから想像でしかないけど、今回東部地区が躍進していることの一因には、同地区のレジスタFCの存在があるように思えて仕方がない。
いいライバルが身近にいると、それだけでモチベーションがあがるもの。子供も大人も。
江南南、新座片山、そしてレジスタ──選抜チームじゃなくてもここまでできるんだっていういいお手本がいくつもある埼玉は恵まれている。
----------------------------------------------------------------
◆第2日予定
【準決勝戦】
0930 第2A
越谷サンシン(東) × NEOS(南)
0930 第2B
豊春サッカークラブ(東) × 大宮アルディージャ(南)
【決勝戦】
1300 第2A
埼玉県大会 第1日 結果
2011年 平成23年 6月12日(日)
【1回戦】
新座片山(南) 4 × 1 大井少年サッカークラブ(西)
越谷サンシン(東) 1 × 0 江南南B(北)
NEOS FC(南) 3 × 1 松伏FC(東)
1FC川越水上公園(西) 4 × 1 戸塚FC(南)
豊春サッカークラブ(東) 4 × 3 川口朝日リボルバー(南)
上福岡少年少女サッカークラブ(西) 0 × 3 浦和三室(南)
大宮アルディージャ(南) 1 × 0 江南南A(北)
川越福原サッカークラブ(西) 0 × 8 レジスタFC(東)
【2回戦】
新座片山 1 × 3 越谷サンシン
NEOS 2 × 2 1FC川越 (PK戦3-1でNEOS)
豊春 1 × 1 三室 (PK戦4-3で豊春)
アルディージャ 2 × 0 レジスタ
----------------------------------------------------------------
試合を観ていないから想像でしかないけど、今回東部地区が躍進していることの一因には、同地区のレジスタFCの存在があるように思えて仕方がない。
いいライバルが身近にいると、それだけでモチベーションがあがるもの。子供も大人も。
江南南、新座片山、そしてレジスタ──選抜チームじゃなくてもここまでできるんだっていういいお手本がいくつもある埼玉は恵まれている。
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◆第2日予定
【準決勝戦】
0930 第2A
越谷サンシン(東) × NEOS(南)
0930 第2B
豊春サッカークラブ(東) × 大宮アルディージャ(南)
【決勝戦】
1300 第2A
闘え! 闘え! 闘え!
クロアチアの愛国歌
『ウ・ボイ!(闘え!)』
いざ戦闘へ、戦闘へ!
鞘(さや)から剣を抜け
われらの死に様を 敵に知らしめよ
わが街は すでに戦火に包まれ
その火の手は ここまで迫り来る
敵の叫び声が聞こえる 激しく凶暴なまでに
わが胸に 戦意は高まり
わが刃音は 敵の叫びもかき消す
諸君、ズリンスキーに別れのキスを
兄弟たちが交わすキスのように!
われに続け とりでの門へ
わか勇敢な兵士たちよ!
----------------------------------------------------------------
クロアチアの作曲家
イバン財津、もといイバン・ザイツ(1832-1914)が1866年に男声合唱曲として作曲。
作詞はフラーニョ・マルコビッチ(の穴)。
(註)ズリンスキー
ニコラ・シュービッチ・ズリンスキー将軍。
ヨーロッパ同盟対イスラム(オスマン・トルコ)の戦争において、天下分け目となった戦で奮闘した。
1566年(家康が松平から徳川へ改姓した年。34年後の1600年に関ヶ原合戦となる)の夏、現在はハンガリー南部の小さな街(人口1万人弱)シゲトバルとなっているかつての城塞都市で、欧州軍の中核であるハプスブルク軍の将軍として、わずか3000名の兵を率いて10万を越えるトルコ軍に相対した。「ウ・ボイ!(クロアチア語:U boj!)」は最終決戦前にあげた鬨(とき)の声。トルコ軍はこの戦いに勝利するもウィーン侵攻を断念し、イスタンブールへ引き返した。ズリンスキーなければ、ウィーンはイスラム化していたと言われている。欧州を救ったことで国民的英雄となったズリンスキー将軍は、死後およそ450年経った現在もクロアチア、ハンガリー両国で尊敬を集めている。
(ま、世界史で習ったときの記憶だと、オスマン・トルコ側の自滅なんだけどね)
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『ウ・ボイ!(闘え!)』
いざ戦闘へ、戦闘へ!
鞘(さや)から剣を抜け
われらの死に様を 敵に知らしめよ
わが街は すでに戦火に包まれ
その火の手は ここまで迫り来る
敵の叫び声が聞こえる 激しく凶暴なまでに
わが胸に 戦意は高まり
わが刃音は 敵の叫びもかき消す
諸君、ズリンスキーに別れのキスを
兄弟たちが交わすキスのように!
われに続け とりでの門へ
わか勇敢な兵士たちよ!
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クロアチアの作曲家
イバン財津、もといイバン・ザイツ(1832-1914)が1866年に男声合唱曲として作曲。
作詞はフラーニョ・マルコビッチ(の穴)。
(註)ズリンスキー
ニコラ・シュービッチ・ズリンスキー将軍。
ヨーロッパ同盟対イスラム(オスマン・トルコ)の戦争において、天下分け目となった戦で奮闘した。
1566年(家康が松平から徳川へ改姓した年。34年後の1600年に関ヶ原合戦となる)の夏、現在はハンガリー南部の小さな街(人口1万人弱)シゲトバルとなっているかつての城塞都市で、欧州軍の中核であるハプスブルク軍の将軍として、わずか3000名の兵を率いて10万を越えるトルコ軍に相対した。「ウ・ボイ!(クロアチア語:U boj!)」は最終決戦前にあげた鬨(とき)の声。トルコ軍はこの戦いに勝利するもウィーン侵攻を断念し、イスタンブールへ引き返した。ズリンスキーなければ、ウィーンはイスラム化していたと言われている。欧州を救ったことで国民的英雄となったズリンスキー将軍は、死後およそ450年経った現在もクロアチア、ハンガリー両国で尊敬を集めている。
(ま、世界史で習ったときの記憶だと、オスマン・トルコ側の自滅なんだけどね)
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2011年6月11日土曜日
走ってくれた仲間のために走れ!
知っている人の間ではとても有名な話らしいのだが、私は知らなかったのでここにメモる。
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人工股関節置換術を受けたミハイロ・ペトロヴィッチ監督はオシムの弟子と言われる人です。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はサッカー好きでないと知らないかもしれません。
サッカーJ1のサンフレッチェ広島の監督(2006年~)です。
昨年(2010年)、人工股関節置換術を受けたそうです。
オーストリア(グラーツ)に緊急帰国して受けたらしいです。
「名言」で調べると以下のような語録などが出てきます。
(長くてサッカーに興味のない人にはつまらないかもしれませんが、深いと思います。)
「私は“ブラボー”でもないのに“ブラボー”と叫ぶような人間ではない。私は時に、君たちに対して厳しい言葉を言うが、それは私のためでなく君たちのことを思って言っている。
シュン(前田俊介選手)、お前にはよく考えてもらいたい。お前は日本サッカー界の中でも特別な才能を持った選手だ。
それなのに今、試合に出ていないのは監督のせいなのか?
少し前までお前と同じ場所にいた、お前と同じくらいの才能を持った選手たちは、もう違うステージでプレーしている。その姿を見て、どう思っているのか。
お前は、3人ドリブルで抜いて4人目でとられる。
その後、カウンターで失点してもドリブルで抜けたことで満足している。
それはプロではなくアマチュアの発想だ。単に楽しくやっているだけだ。
お前にクサビのボールを入れて、周りは一生懸命走る。
40m、50m、時には80mも走ってくれる仲間がいる。
それなのに、お前はつまらないミスでボールを失ってしまう。
仲間の頑張りや走りを無駄にしているんだ。
ミスをしてボールを失ってしまうことは仕方がない。
でも、お前はミスして失った後、走っていた仲間のために80m走ってカバーしたことはあるか?そうすべきだと思わないか?サッカーはチームスポーツなんだ。
シュン、お前には特別な才能がある。ただその才能を活かすには、お前のアタマの中身を変えないとダメなんだよ。
それができれば、お前は将来、日本を代表する選手になれる。そのためにはまず、お前のために走る仲間やここで頑張っている人たちに対して、リスペクトする気持ちを持たないといけない。
シュン、今日の練習の最初、ボール回しをやっただろう。あれは確かに遊びだ。しかし、ただの遊びじゃないんだ。
シュン、お前はあのボール回しの中で、ずっと中で鬼をやっていたな。悔しくないのか?ボールが取れなくて。俺がお前なら、悔しくてスライディングしてでもボールを取りにいくぞ。
シュン、お前は素晴らしい才能を持っている。でも、これから成功するには、お前のそのアタマの中を変えないといけない。
そのために残された時間は、シュン、そんなにたくさんあるわけじゃない。お前は、もう特別に若いわけじゃないんだ。
走って走って、玉際でアグレッシブに戦え。そうすれば、いい選手になれる。
90分、いや100分、180分、戦い抜くくらいにやろう。
サッカーとは厳しい仕事だ。
しかし、私はそのサッカーという仕事について、君たちにもっといろいろなものを教えてやれる。
だから、それをどんどん吸収してほしい。でも、そうするためには、もっともっと自分自身が気持ちを前に出してやる気を持って取り組まないといけない。
私にとって最も楽なのは、ここに来て黙って座って見ていること。しかし、そういうことはできない。私はみんなをもっともっとよくしたいから。
例えば洋次郎。パスを出したら、動かないといけない。
そんなことは、私が言わなくても簡単にできることだろう。
確かに、今、やろうとしているサッカーは簡単ではない。難しいよ。
走らないといけないし、アタマを使わないといけないから。
でも、プロのサッカー選手として成功するためには、アタマの中を変えないといけない。
私はどんなジャーナリストの批判からも君たちを守る。しかし、私は君たちを批判する。それは私のためじゃない。みんなのためだ。私たちはまだまだいいサッカーができる。それをやろうじゃないか。
つい長くしゃべってしまった。今日は言わないといけない気持ちがしたから、しゃべらせてもらった。」
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人工股関節置換術を受けたミハイロ・ペトロヴィッチ監督はオシムの弟子と言われる人です。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はサッカー好きでないと知らないかもしれません。
サッカーJ1のサンフレッチェ広島の監督(2006年~)です。
昨年(2010年)、人工股関節置換術を受けたそうです。
オーストリア(グラーツ)に緊急帰国して受けたらしいです。
「名言」で調べると以下のような語録などが出てきます。
(長くてサッカーに興味のない人にはつまらないかもしれませんが、深いと思います。)
「私は“ブラボー”でもないのに“ブラボー”と叫ぶような人間ではない。私は時に、君たちに対して厳しい言葉を言うが、それは私のためでなく君たちのことを思って言っている。
シュン(前田俊介選手)、お前にはよく考えてもらいたい。お前は日本サッカー界の中でも特別な才能を持った選手だ。
それなのに今、試合に出ていないのは監督のせいなのか?
少し前までお前と同じ場所にいた、お前と同じくらいの才能を持った選手たちは、もう違うステージでプレーしている。その姿を見て、どう思っているのか。
お前は、3人ドリブルで抜いて4人目でとられる。
その後、カウンターで失点してもドリブルで抜けたことで満足している。
それはプロではなくアマチュアの発想だ。単に楽しくやっているだけだ。
お前にクサビのボールを入れて、周りは一生懸命走る。
40m、50m、時には80mも走ってくれる仲間がいる。
それなのに、お前はつまらないミスでボールを失ってしまう。
仲間の頑張りや走りを無駄にしているんだ。
ミスをしてボールを失ってしまうことは仕方がない。
でも、お前はミスして失った後、走っていた仲間のために80m走ってカバーしたことはあるか?そうすべきだと思わないか?サッカーはチームスポーツなんだ。
シュン、お前には特別な才能がある。ただその才能を活かすには、お前のアタマの中身を変えないとダメなんだよ。
それができれば、お前は将来、日本を代表する選手になれる。そのためにはまず、お前のために走る仲間やここで頑張っている人たちに対して、リスペクトする気持ちを持たないといけない。
シュン、今日の練習の最初、ボール回しをやっただろう。あれは確かに遊びだ。しかし、ただの遊びじゃないんだ。
シュン、お前はあのボール回しの中で、ずっと中で鬼をやっていたな。悔しくないのか?ボールが取れなくて。俺がお前なら、悔しくてスライディングしてでもボールを取りにいくぞ。
シュン、お前は素晴らしい才能を持っている。でも、これから成功するには、お前のそのアタマの中を変えないといけない。
そのために残された時間は、シュン、そんなにたくさんあるわけじゃない。お前は、もう特別に若いわけじゃないんだ。
走って走って、玉際でアグレッシブに戦え。そうすれば、いい選手になれる。
90分、いや100分、180分、戦い抜くくらいにやろう。
サッカーとは厳しい仕事だ。
しかし、私はそのサッカーという仕事について、君たちにもっといろいろなものを教えてやれる。
だから、それをどんどん吸収してほしい。でも、そうするためには、もっともっと自分自身が気持ちを前に出してやる気を持って取り組まないといけない。
私にとって最も楽なのは、ここに来て黙って座って見ていること。しかし、そういうことはできない。私はみんなをもっともっとよくしたいから。
例えば洋次郎。パスを出したら、動かないといけない。
そんなことは、私が言わなくても簡単にできることだろう。
確かに、今、やろうとしているサッカーは簡単ではない。難しいよ。
走らないといけないし、アタマを使わないといけないから。
でも、プロのサッカー選手として成功するためには、アタマの中を変えないといけない。
私はどんなジャーナリストの批判からも君たちを守る。しかし、私は君たちを批判する。それは私のためじゃない。みんなのためだ。私たちはまだまだいいサッカーができる。それをやろうじゃないか。
つい長くしゃべってしまった。今日は言わないといけない気持ちがしたから、しゃべらせてもらった。」
2011年6月10日金曜日
選手名鑑 ─ファルファン(ファンファンじゃないよ)─
2011年 平成23年 6月4日(土)
朝日新聞 朝刊 スポーツ
内田「みんなに見てほしい」
ペルーFWファルファン キリン杯で来日中
サッカーのキリン杯で来日しているペルー代表のFWファルファン。
ドイツ・シャルケで同僚の日本代表DF内田は「日本のみんなに見てもらいたい」と薦める選手だ。
世界のトップレベルのプレーを体現しているという。
1日の日本戦でもデータが質の高さを裏付けた。
ペルーは4日、チェコと対戦する。
内田はファルファンを評して「速さ、強さ、技術のどれをとってもレベルが高い。一発で勝負する力もある。ここぞというときにそれを出せる」と話した。
日本-ペルー戦では目立たなかったが、データスタジアム社が集計したデータでファルファンとほぼ同じポジションでプレーした日本のFW前田を比べるとその差は歴然だった。
ファルファンが敵陣でパスを受けた回数は19回で、13回はそのプレーを成功させた。
前田は敵陣でパスを受けた回数は5回で成功は2回。
映像で内容を確認すると、前田がすべて後ろ向きでプレーしているのに対し、ファルファンは必ずゴールへ向かってプレーしていた。
シュート数など攻撃の数値でペルーが日本を上回った理由の一つだ。
「世界ではこういう選手と戦うということを知ってもらいたい」と内田は話していた。
(編集委員・忠鉢信一)
----------------------------------------------------------------
Full name Jefferson Agustin Farfan Guadalupe
Date of birth 26 October 1984 (1984-10-26) (age 26)
Place of birth Lima, Peru
Height 1.77 m
ラテン系、アフリカ系のストライカーに時折ありがちな“草サッカーの空気”を感じさせてくれる選手(もちろん賛辞です)。
一方でアスリートとしてフィジカルバランスの良すぎることが、かえってプレーでのキャラを薄めてしまっているような印象も(個人的見解です)。
プレミア向きな選手だと思うので、ぜひ来期はプレミアでプレーしてくれないかなあ。
朝日新聞 朝刊 スポーツ
内田「みんなに見てほしい」
ペルーFWファルファン キリン杯で来日中
サッカーのキリン杯で来日しているペルー代表のFWファルファン。
ドイツ・シャルケで同僚の日本代表DF内田は「日本のみんなに見てもらいたい」と薦める選手だ。
世界のトップレベルのプレーを体現しているという。
1日の日本戦でもデータが質の高さを裏付けた。
ペルーは4日、チェコと対戦する。
内田はファルファンを評して「速さ、強さ、技術のどれをとってもレベルが高い。一発で勝負する力もある。ここぞというときにそれを出せる」と話した。
日本-ペルー戦では目立たなかったが、データスタジアム社が集計したデータでファルファンとほぼ同じポジションでプレーした日本のFW前田を比べるとその差は歴然だった。
ファルファンが敵陣でパスを受けた回数は19回で、13回はそのプレーを成功させた。
前田は敵陣でパスを受けた回数は5回で成功は2回。
映像で内容を確認すると、前田がすべて後ろ向きでプレーしているのに対し、ファルファンは必ずゴールへ向かってプレーしていた。
シュート数など攻撃の数値でペルーが日本を上回った理由の一つだ。
「世界ではこういう選手と戦うということを知ってもらいたい」と内田は話していた。
(編集委員・忠鉢信一)
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Full name Jefferson Agustin Farfan Guadalupe
Date of birth 26 October 1984 (1984-10-26) (age 26)
Place of birth Lima, Peru
Height 1.77 m
ラテン系、アフリカ系のストライカーに時折ありがちな“草サッカーの空気”を感じさせてくれる選手(もちろん賛辞です)。
一方でアスリートとしてフィジカルバランスの良すぎることが、かえってプレーでのキャラを薄めてしまっているような印象も(個人的見解です)。
プレミア向きな選手だと思うので、ぜひ来期はプレミアでプレーしてくれないかなあ。
2011年6月9日木曜日
選手名鑑 ─山田直輝(潜れ!)─
2011年 平成23年 6月4日 土曜日
朝日新聞 夕刊 スポーツ面
スポーツ人物館 小兵選手編
山田直輝 サッカー・J1浦和
やまだ なおき
1990年7月4日、広島市生まれ。
高校3年だった2008年4月に京都戦でJ1デビュー。
09年4月の清水戦で初得点を挙げた。
日本代表には09年5月、キリン杯チリ戦で初出場を果たした。
─周りを見て さらに低く─
周りをよく見て、プレーしろ──。
大きな選手と渡り合うために、旧日本リーグのサッカー選手だった父隆さんにたたき込まれた教えを今でも実践している。
私生活からそんな意識を持たせるため、こどもの頃に、冷蔵庫を開ける時は、必ず左右を見てから開けることを習慣づけさせられた。
その癖は今も続く。
166センチ、64キロ。
J1浦和の中で、最も低い。
周りを把握して位置取りに気を配っているが、ぶつかることは避けられない。
対抗する秘訣は「さらに低く」だ。
ボールを持つ時、重心を低くし、相手のひざのあたりに腰を持って行き、当てられにくくなるように意識している。
プロデビューから2年目の18歳で、岡田武史監督に見初められ、日本代表に選ばれた。
デビュー戦のチリ戦では本田圭佑の得点をアシストする活躍を見せた。
だが、右足の骨折などもあり、今は大きな壁にぶつかっている。
今季はリーグ戦の出場はなく、ベンチに入れたのもわずか1試合だ。
青色の代表ユニフォームを再びまとうのが目標だが、「今が一番下。まずは練習で『あいついいなあ』と監督に思わせるプレーをすること」。
一歩ずつ、復活を期している。
(河野正樹)
----------------------------------------------------------------
この記事の中で価値のある部分は
「冷蔵庫を開ける時は、必ず左右を見てから開ける」
ではない。
周りを把握して位置取りに気を配っているが、ぶつかることは避けられない。太字
と
まずは練習で『あいついいなあ』と監督に思わせるプレーをすること
だ。
【避けられないことについてそれはそれとして受け入れ、自分なりに納得できるよう工夫し、与えられた場でベストを尽くす】
あらゆる事に言えることだが、自分にできることってのは究極的にはコレ↑しかない。
内的人生(自分にとっての自分の人生)は、自我が芽生えてから自我を失うまでのコレ↑のくり返しだ。
私はそう確信している。
【参照】
世界の小兵たち
マドソン
イトゥルベ
ルーカスその1、その2
世界の巨神兵
トラオレ
朝日新聞 夕刊 スポーツ面
スポーツ人物館 小兵選手編
山田直輝 サッカー・J1浦和
やまだ なおき
1990年7月4日、広島市生まれ。
高校3年だった2008年4月に京都戦でJ1デビュー。
09年4月の清水戦で初得点を挙げた。
日本代表には09年5月、キリン杯チリ戦で初出場を果たした。
─周りを見て さらに低く─
周りをよく見て、プレーしろ──。
大きな選手と渡り合うために、旧日本リーグのサッカー選手だった父隆さんにたたき込まれた教えを今でも実践している。
私生活からそんな意識を持たせるため、こどもの頃に、冷蔵庫を開ける時は、必ず左右を見てから開けることを習慣づけさせられた。
その癖は今も続く。
166センチ、64キロ。
J1浦和の中で、最も低い。
周りを把握して位置取りに気を配っているが、ぶつかることは避けられない。
対抗する秘訣は「さらに低く」だ。
ボールを持つ時、重心を低くし、相手のひざのあたりに腰を持って行き、当てられにくくなるように意識している。
プロデビューから2年目の18歳で、岡田武史監督に見初められ、日本代表に選ばれた。
デビュー戦のチリ戦では本田圭佑の得点をアシストする活躍を見せた。
だが、右足の骨折などもあり、今は大きな壁にぶつかっている。
今季はリーグ戦の出場はなく、ベンチに入れたのもわずか1試合だ。
青色の代表ユニフォームを再びまとうのが目標だが、「今が一番下。まずは練習で『あいついいなあ』と監督に思わせるプレーをすること」。
一歩ずつ、復活を期している。
(河野正樹)
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この記事の中で価値のある部分は
「冷蔵庫を開ける時は、必ず左右を見てから開ける」
ではない。
周りを把握して位置取りに気を配っているが、ぶつかることは避けられない。太字
と
まずは練習で『あいついいなあ』と監督に思わせるプレーをすること
だ。
【避けられないことについてそれはそれとして受け入れ、自分なりに納得できるよう工夫し、与えられた場でベストを尽くす】
あらゆる事に言えることだが、自分にできることってのは究極的にはコレ↑しかない。
内的人生(自分にとっての自分の人生)は、自我が芽生えてから自我を失うまでのコレ↑のくり返しだ。
私はそう確信している。
【参照】
世界の小兵たち
マドソン
イトゥルベ
ルーカスその1、その2
世界の巨神兵
トラオレ
2011年6月8日水曜日
基礎大阪語会話
基礎大阪語会話
(註)大阪 oosaka/oozaka ;現地民は『でぇーはん』と発音。 元々は現地の言葉で「偉大なる阪神タイガース」という意味だったが、現在はそのような形でこの言葉が用いられることはない。阪神タイガースとは、当地で広く信仰されている民俗宗教における虎とシマウマの姿に似た神の名。
客「なんやコレ」 (何ですかこれは)
商「なんやと!」 (何を言っているんだ!)
客「『なんやと』ぉ!?」 (「何を言っているんだ!」だって!?)
商「なんや!?」 (何か言いたい事でもあるのか!?)
客「なんや!?」 (何でそんなに怒るんだ!?)
商「なんや!?」 (何だやる気か!?)
他「なんや」 (何事だ)
他「なんやなんや」 (何が起きたのだろう)
他「なんやケンカやて」 (何だかケンカだそうだ)
他「なんや」 (なんだそうだったのか)
客「なあんやあ」 (※威嚇の声)
商「ねえあんやあ」 (※威嚇の声)
警「もうなんやなんや」 (まぁいい加減にしなさい)
警「なんや?なんやねん」 (何があったんだ?)
商「なあーやねん!」 (何で関係ない人間が入ってくるんだ!)
警「なんやねんてなんや!」 (関係ないとは何だ!)
商「なんや!」 (お前もやる気か!)
客「なんやーーーーー!」 (※怒りを爆発させた声)
(註)大阪 oosaka/oozaka ;現地民は『でぇーはん』と発音。 元々は現地の言葉で「偉大なる阪神タイガース」という意味だったが、現在はそのような形でこの言葉が用いられることはない。阪神タイガースとは、当地で広く信仰されている民俗宗教における虎とシマウマの姿に似た神の名。
客「なんやコレ」 (何ですかこれは)
商「なんやと!」 (何を言っているんだ!)
客「『なんやと』ぉ!?」 (「何を言っているんだ!」だって!?)
商「なんや!?」 (何か言いたい事でもあるのか!?)
客「なんや!?」 (何でそんなに怒るんだ!?)
商「なんや!?」 (何だやる気か!?)
他「なんや」 (何事だ)
他「なんやなんや」 (何が起きたのだろう)
他「なんやケンカやて」 (何だかケンカだそうだ)
他「なんや」 (なんだそうだったのか)
客「なあんやあ」 (※威嚇の声)
商「ねえあんやあ」 (※威嚇の声)
警「もうなんやなんや」 (まぁいい加減にしなさい)
警「なんや?なんやねん」 (何があったんだ?)
商「なあーやねん!」 (何で関係ない人間が入ってくるんだ!)
警「なんやねんてなんや!」 (関係ないとは何だ!)
商「なんや!」 (お前もやる気か!)
客「なんやーーーーー!」 (※怒りを爆発させた声)
2011年6月7日火曜日
意見には個人差があります。
《大前提》
もちろん! 意見には個人差があります。
─君が代不起立訴訟─
卒業式などの君が代斉唱時に起立しなかったことを理由に退職後の再雇用を拒否したのは「思想や良心の自由」を保障した憲法に違反するなどとして、東京都立高校の元教職員13人が都を相手に慰謝料などを求めた訴訟。
最高裁判所第1小法廷平成23年6月6日決定(日の丸.君が代事件)宮川判事の反対意見
裁判官宮川光治の反対意見は次のとおり。
なお、{}や下線、※、フォント修飾はゲゲ。
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本件は少数者の思想及び良心の自由に深く関わる問題であると思われる。憲法は個人の多様な思想及び生き方を尊重し、我が国社会が寛容な開かれた社会であることをその理念としている。そして、憲法は少数者の思想及び良心を多数者のそれと等しく尊重し、その思想及び良心の核心に反する行為を行うことを強制することは許容していないと考えられる。このような視点で本件を検討すると、私は多数意見に同意することはできない。まず、1において私の反対意見の要諦を述べ、2以下においてそれを敷衍{ふえん;上から目線でくわしくねちねち説明すること}する。
【1】
国旗に対する敬礼や国歌を斉唱する行為は、私もその一員であるところの多くの人々にとっては心情から自然に、自発的に行う行為であり、式典における起立斉唱は儀式におけるマナーでもあろう。しかし、そうではない人々が我が国には相当数存在している※a。それらの人々は「日の丸」や「君が代」を軍国主義や戦前の天皇制絶対主義のシンボルであるとみなし、平和主義や国民主権とは相容れないと考えている。そうした思いはそれらの人々の心に深く在り、人格的アイデンティティ{自分らしさ;人格的アイデンティティ=自分的自分らしさ=自分で「オレってこういうやつなんだ」と思っている自分らしさ=ヮタシってぇ~○○な人じゃないですかぁ~}をも形成し、思想及び良心として昇華{しょうか;本来の意味を越え、この場合は斜め上に行っちゃってること}されている。少数ではあっても、そうした人々はともすれば忘れがちな歴史的・根源的問いを社会に投げかけているとみることができる※b。上告人らが起立斉唱行為を拒否する前提として有している考えについては原審の適法に確定した事実関係の概要中において6点に要約されている。
多数意見も、この考えは、「『日の丸』や『君が代』が過去の我が国において果たした役割に関わる上告人ら自身の歴史観ないし世界観及びこれに由来する社会生活上ないし教育上の信念等ということができる」としており、多数意見は上告人らが有している考えが思想及び良心の内容となっていること、ないしこれらと関連するものであることは承認しているものと思われる。
上告人らが起立斉唱しないのは、式典において「日の丸」や「君が代」に関わる自らの歴史観ないし世界観及び教育上の信念を表明しようとする意図からではないであろう。
その理由は、
第1に、上告人らにとって「日の丸」に向かって起立し「君が代」を斉唱する行為は、慣例上の儀礼的な所作ではなく、上告人ら自身の歴史観ないし世界観等にとって譲れない一線を越える行動であり、上告人らの思想及び良心の核心を動揺させるからであると思われる※c。
第2に、これまで人権の尊重や自主的に思考することの大切さを強調する教育実践を続けてきた教育者として、その魂というべき教育上の信念を否定することになると考えたからであると思われる※d。
そのように真摯なものであれば、本件各職務命令に服することなく起立せず斉唱しないという行為は上告人らの思想及び良心の核心の表出であるとみることができ、少なくともこれと密接に関連しているとみることができる。
上告人らは東京都立高等学校の教職員であるところ、教科教育として生徒に対し国旗及び国歌について教育するということもあり得るであろう。その場合は、教師としての専門的裁量の下で職務を適正に遂行しなければならない。しかし、それ以上に生徒に対し直接に教育するという場を離れた場面においては(式典もその一つであるといえる。)、自らの思想及び良心の核心に反する行為を求められるということはないというべきである。なお、音楽教師が式典において「君が代」斉唱のピアノ伴奏を求められる場合に関しても同様に考えることができる。
国旗及び国歌に関する法律の制定に関しては、国論は分かれていたが、政府の国会答弁では、国旗及び国歌の指導に係る教員の職務上の責務について変更を加えるものではないことが示されており、同法はそのように強制の契機を有しないものとして成立したものといえるであろう。しかしながら、本件通達は、校長の職務命令に従わない場合は服務上の責任を問うとして、都立高等学校の教職員に対し、式典において指定された席で国旗に向かって起立し国歌を斉唱することを求めており、その意図するところは、前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を有する教職員を念頭に置き、その歴史観等に対する否定的評価を背景に、不利益処分をもってその歴史観等に反する行為を強制しようとすることにあるとみることができる。本件各職務命令はこうした本件通達に基づいている。
本件各職務命令は、直接には、上告人らに対し前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を持つことを禁止したり、これに反対する思想等を持つことを強制したりするものではないので、一見明白に憲法19条に違反するとはいえない。しかしながら、上告人らの不起立不斉唱という外部的行動は上告人らの思想及び良心の核心の表出であるか、少なくともこれと密接に関連している可能性があるので、これを許容せず上告人らに起立斉唱行為を命ずる本件各職務命令は憲法審査の対象となる。そして、上告人らの行動が式典において前記歴史観等を積極的に表明する意図を持ってなされたものでない限りは、その審査はいわゆる厳格な基準によって本件事案の内容に即して具体的になされるべきであると思われる。本件は、原判決を破棄し差し戻すことを相当とする。
【2】
上告人らの主張の中心は、起立斉唱行為を強制されることは上告人らの有する歴史観ないし世界観及び教育上の信念を否定することと結び付いており、上告人らの思想及び良心を直接に※e侵害するものであるというにあると理解できるところ、多数意見は、式典において国旗に向かって起立し国歌を斉唱する行為は慣例上の儀礼的な所作としての性質を有するものであり、その性質の点から見て、上告人らの有する歴史観ないし世界観それ自体を否定するものではないとしている。
多数意見は、式典における起立斉唱行為を、一般的、客観的な視点で、いわば多数者の視点でそのようなものであると評価しているとみることができる。およそ精神的自由権に関する問題を、一般人(多数者)の視点からのみ考えることは相当でないと思われる。
なお、多数意見が指摘するとおり式典において国旗の掲揚と国歌の斉唱が広く行われていたことは周知の事実であるが、少数者の人権の問題であるという視点からは、そのことは本件合憲性の判断にはいささかも関係しない。前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を有する者でも、その内面における深さの程度は様々であろう。割り切って起立し斉唱する者もいるであろう※f。面従腹背する者もいるであろう。起立はするが、声を出して斉唱しないという者もいよう(なお、本件各職務命令では起立と斉唱は一体であり、これを分けて考える意味はない。不起立行為は視覚的に明瞭であるだけに、行為者にとっては 内心の動揺は大きいとみることもできる。他方、職務命令を発する側にとっても斉唱よりもむしろ起立させることが重要であると考えているように思われる。)。しかし、思想及び良心として深く根付き、人格的アイデンティティそのものとなっており、深刻に悩んだ結果として、あるいは信念として、そのように行動することを潔しとしなかった場合※g、そういった人達の心情や行動を一般的ではないからとして、過小評価することは相当でないと思われる。
【3】
本件では、上告人らが抱いている歴史観ないし世界観及び教育上の信念が真摯なものであり、思想及び良心として昇華していると評価し得るものであるかについて、また、上告人らの不起立不斉唱行為が上告人らの思想及び良心の核心と少なくとも密接に関連する真摯なものであるかについて(不利益処分を受容する覚悟での行動であることを考えるとおおむね疑問はないと思われるが※h)、本件各職務命令によって上告人らの内面において現実に生じた矛盾、葛藤、精神的苦痛等を踏まえ、まず、審査が行われる必要がある。
こうした真摯性に関する審査が肯定されれば、これを制約する本件各職務命令について、後述のとおりいわゆる厳格な基準によって本件事案の内容に即して具体的に合憲性審査を行うこととなる。
【4】
平成11年8月に公布、施行された国旗及び国歌に関する法律は僅か2条の定義法にすぎないが、この制定に関しては、国論は分かれた。
政府の国会答弁では、繰り返し、国旗の掲揚及び国歌の斉唱に関し義務付けを行うことは考えていないこと、学校行事の式典における不起立不斉唱の自由を否定するものではないこと、国旗及び国歌の指導に係る教員の職務上の責務について変更を加えるものではないこと等が示されており、同法はそのように強制の契機を有しないものとして成立したものといえるであろう。その限りにおいて、同法は、憲法と適合する。
これより先、平成11年3月告示の高等学校学習指導要領は、「入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする。」と規定しているが、この規定を高等学校の教職員に対し起立斉唱行為を職務命令として強制することの根拠とするのは無理であろう。
そもそも、学習指導要領は、教育の機会均等を確保し全国的に一定の水準を維持するという目的のための大綱的基準であり、教師による創造的かつ弾力的な教育や地方ごとの特殊性を反映した個別化の余地が十分にあるものであって(最高裁昭和43年(あ)第1614号同51年5月21日大法廷判決・刑集30巻5号615頁参照)、学習指導要領のこのような性格にも照らすと、上記根拠 となるものではないことは明白であると思われる。
国旗及び国歌に関する法律施行後、東京都立高等学校において、少なからぬ学校の校長は内心の自由告知(内心の自由を保障し、起立斉唱するかしないかは各教職員の判断に委ねられる旨の告知)を行い、式典は一部の教職員に不起立不斉唱行為があったとしても支障なく進行していた。
こうした事態を、本件通達は一変させた。本件通達が何を企図したものかに関しては記録中の東京都関連の各会議議事録等の証拠によれば歴然としているように思われるが、原判決はこれを認定していない。しかし、原判決認定の事実によっても、都教委は教職員に起立斉唱させるために職務命令についてその出し方を含め細かな指示をしていること、内心の自由を説明しないことを求めていること、形から入り形に心を入れればよい、形式的であっても立てば一歩前進だなどと説明していること、不起立行為を把握するための方法等について入念な指導をしていること、不起立行為等があった場合、速やかに東京都人事部に電話で連絡するとともに事故報告書を提出することを求めていること等の事実が認められるのであり、卒業式等にはそれぞれ職員を派遣し式の状況を監視していることや、その後の戒告処分の状況をみると、本件通達は、式典の円滑な進行を図るという価値中立的な意図で発せられたものではなく、前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を有する教職員を念頭に置き、その歴史観等に対する強い否定的評価を背景に、不利益処分をもってその歴史観等に反する行為を強制することにあるとみることができると思われる※i。本件通達は校長に対して発せられたものではあるが、本件各職務命令は本件通達に基づいているのであり、上告人らが、本件各職務命令が上告人らの有する前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念に対し否定的評 価をしているものと受け止めるのは自然なことであると思われる。
本件各職務命令の合憲性の判断に当たっては、本件通達やこれに基づく本件各職務命令をめぐる諸事情を的確に把握することが不可欠であると考えられる。
【5】
本件各職務命令の合憲性の判断に関しては、いわゆる厳格な基準により、本件事案の内容に即して、具体的に、目的・手段・目的と手段との関係をそれぞれ審査することとなる。目的は真にやむを得ない利益であるか、手段は必要最小限度の制限であるか、関係は必要不可欠であるかということをみていくこととなる。結局、具体的目的である「教育上の特に重要な節目となる儀式的行事」における「生徒等への配慮を含め、教育上の行事にふさわしい秩序を確保して式典の円滑な進行を図ること」が真にやむを得ない利益といい得るか、不起立不斉唱行為がその目的にとって実質的害悪を引き起こす蓋然性{がいぜんせい;そうなるだろうなって感じ}が明白で、害悪が極めて重大であるか(式典が妨害され、運営上重大な支障をもたらすか)を検討することになる。その上で、本件各職務命令がそれを避けるために必要不可欠であるか、より制限的でない他の選び得る手段が存在するか(受付を担当させる等、会場の外における役割を与え※j、不起立不斉唱行為を回避させることができないか)を検討することとなろう。
【6】
以上、原判決を破棄し、第1に前記3の真摯性、第2に前記5の本件各職務命令の憲法適合性に関し、改めて検討させるため、本件を原審に差し戻すことを相当とする。』
─意見本文異常、もとい以上─
※a そりゃあまあ確かに、地下鉄改札ロビーで立ちションする家族や国旗を燃やして踏みつける人たちを見たことはありますけど。
※b 誰が忘れがちで、誰に投げかけているの?
※c アバウト過ぎです。
※d 「魂」+「考えたからであると思われる」。ストーカー裁判での「愛があると考えたからであると思われる」みたいでいとをかし(おもむきがある)。
※e 仮にあったとしても「間接に」じゃないですか? だって「直接」っていうのは「直接」でしょ?
※f 中立さのまったくない表現にお里が知れます。
※g じたばたっぷりが全然潔(いさぎよ)くないんですけど。
※h 受容する覚悟なんて微塵(みじん)も感じられないんですけど。
※i 思想や信条といった内面はご自由に。でも公の立場にあるときはふさわしい行動をってことなのでは? 特に、学校という場ですし。
※j そうしたらしたで、また騒ぐくせに。
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私の基本的な近代日本史観は、薩長の成功体験から抜け出せないのは「残念なことだなあ」って感じですかね。
間違った選択をすれば悪い結果になって、正しい選択をすれば良い結果になる、みたいな歴史観とはまるっきり逆の考えを持っています。私。
過去と現在と未来は連続していない、と思っているんです。
だからこの争いみたいに「過去が! 過去が! 過去の教訓が!」みたいな論によって今現在に何らかの影響を及ぼそうとする行為には賛同できないんです。それよりも、もっと「今」を良く見ましょうよ、って言いたくなります。
とは言っても、もし今、あらゆる選択で正解をしたからといってじゃあそれが良い未来につながるかっていうと、そういうことでもないんですけどね。
それはそうと、この宮川光治さんっていう最高裁判事のように『ご自分のご意見をしっかり持っていらっしゃって、それを公の判断に臆面もなく反映させる』ことで、国と国民を引っ張り回してくださる菅総理、枝野官房長官、仙谷前官房長官、ってすごくステキだと思います。
今度は自民党との大連立ですか?
きっとご本人たちは、自らを幕末の志士になぞらえたりなさって悦に入っているのでしょう。わかります。
“志士”累々 なんてことになったりして。
もちろん! 意見には個人差があります。
─君が代不起立訴訟─
卒業式などの君が代斉唱時に起立しなかったことを理由に退職後の再雇用を拒否したのは「思想や良心の自由」を保障した憲法に違反するなどとして、東京都立高校の元教職員13人が都を相手に慰謝料などを求めた訴訟。
最高裁判所第1小法廷平成23年6月6日決定(日の丸.君が代事件)宮川判事の反対意見
裁判官宮川光治の反対意見は次のとおり。
なお、{}や下線、※、フォント修飾はゲゲ。
------------------------------
本件は少数者の思想及び良心の自由に深く関わる問題であると思われる。憲法は個人の多様な思想及び生き方を尊重し、我が国社会が寛容な開かれた社会であることをその理念としている。そして、憲法は少数者の思想及び良心を多数者のそれと等しく尊重し、その思想及び良心の核心に反する行為を行うことを強制することは許容していないと考えられる。このような視点で本件を検討すると、私は多数意見に同意することはできない。まず、1において私の反対意見の要諦を述べ、2以下においてそれを敷衍{ふえん;上から目線でくわしくねちねち説明すること}する。
【1】
国旗に対する敬礼や国歌を斉唱する行為は、私もその一員であるところの多くの人々にとっては心情から自然に、自発的に行う行為であり、式典における起立斉唱は儀式におけるマナーでもあろう。しかし、そうではない人々が我が国には相当数存在している※a。それらの人々は「日の丸」や「君が代」を軍国主義や戦前の天皇制絶対主義のシンボルであるとみなし、平和主義や国民主権とは相容れないと考えている。そうした思いはそれらの人々の心に深く在り、人格的アイデンティティ{自分らしさ;人格的アイデンティティ=自分的自分らしさ=自分で「オレってこういうやつなんだ」と思っている自分らしさ=ヮタシってぇ~○○な人じゃないですかぁ~}をも形成し、思想及び良心として昇華{しょうか;本来の意味を越え、この場合は斜め上に行っちゃってること}されている。少数ではあっても、そうした人々はともすれば忘れがちな歴史的・根源的問いを社会に投げかけているとみることができる※b。上告人らが起立斉唱行為を拒否する前提として有している考えについては原審の適法に確定した事実関係の概要中において6点に要約されている。
多数意見も、この考えは、「『日の丸』や『君が代』が過去の我が国において果たした役割に関わる上告人ら自身の歴史観ないし世界観及びこれに由来する社会生活上ないし教育上の信念等ということができる」としており、多数意見は上告人らが有している考えが思想及び良心の内容となっていること、ないしこれらと関連するものであることは承認しているものと思われる。
上告人らが起立斉唱しないのは、式典において「日の丸」や「君が代」に関わる自らの歴史観ないし世界観及び教育上の信念を表明しようとする意図からではないであろう。
その理由は、
第1に、上告人らにとって「日の丸」に向かって起立し「君が代」を斉唱する行為は、慣例上の儀礼的な所作ではなく、上告人ら自身の歴史観ないし世界観等にとって譲れない一線を越える行動であり、上告人らの思想及び良心の核心を動揺させるからであると思われる※c。
第2に、これまで人権の尊重や自主的に思考することの大切さを強調する教育実践を続けてきた教育者として、その魂というべき教育上の信念を否定することになると考えたからであると思われる※d。
そのように真摯なものであれば、本件各職務命令に服することなく起立せず斉唱しないという行為は上告人らの思想及び良心の核心の表出であるとみることができ、少なくともこれと密接に関連しているとみることができる。
上告人らは東京都立高等学校の教職員であるところ、教科教育として生徒に対し国旗及び国歌について教育するということもあり得るであろう。その場合は、教師としての専門的裁量の下で職務を適正に遂行しなければならない。しかし、それ以上に生徒に対し直接に教育するという場を離れた場面においては(式典もその一つであるといえる。)、自らの思想及び良心の核心に反する行為を求められるということはないというべきである。なお、音楽教師が式典において「君が代」斉唱のピアノ伴奏を求められる場合に関しても同様に考えることができる。
国旗及び国歌に関する法律の制定に関しては、国論は分かれていたが、政府の国会答弁では、国旗及び国歌の指導に係る教員の職務上の責務について変更を加えるものではないことが示されており、同法はそのように強制の契機を有しないものとして成立したものといえるであろう。しかしながら、本件通達は、校長の職務命令に従わない場合は服務上の責任を問うとして、都立高等学校の教職員に対し、式典において指定された席で国旗に向かって起立し国歌を斉唱することを求めており、その意図するところは、前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を有する教職員を念頭に置き、その歴史観等に対する否定的評価を背景に、不利益処分をもってその歴史観等に反する行為を強制しようとすることにあるとみることができる。本件各職務命令はこうした本件通達に基づいている。
本件各職務命令は、直接には、上告人らに対し前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を持つことを禁止したり、これに反対する思想等を持つことを強制したりするものではないので、一見明白に憲法19条に違反するとはいえない。しかしながら、上告人らの不起立不斉唱という外部的行動は上告人らの思想及び良心の核心の表出であるか、少なくともこれと密接に関連している可能性があるので、これを許容せず上告人らに起立斉唱行為を命ずる本件各職務命令は憲法審査の対象となる。そして、上告人らの行動が式典において前記歴史観等を積極的に表明する意図を持ってなされたものでない限りは、その審査はいわゆる厳格な基準によって本件事案の内容に即して具体的になされるべきであると思われる。本件は、原判決を破棄し差し戻すことを相当とする。
【2】
上告人らの主張の中心は、起立斉唱行為を強制されることは上告人らの有する歴史観ないし世界観及び教育上の信念を否定することと結び付いており、上告人らの思想及び良心を直接に※e侵害するものであるというにあると理解できるところ、多数意見は、式典において国旗に向かって起立し国歌を斉唱する行為は慣例上の儀礼的な所作としての性質を有するものであり、その性質の点から見て、上告人らの有する歴史観ないし世界観それ自体を否定するものではないとしている。
多数意見は、式典における起立斉唱行為を、一般的、客観的な視点で、いわば多数者の視点でそのようなものであると評価しているとみることができる。およそ精神的自由権に関する問題を、一般人(多数者)の視点からのみ考えることは相当でないと思われる。
なお、多数意見が指摘するとおり式典において国旗の掲揚と国歌の斉唱が広く行われていたことは周知の事実であるが、少数者の人権の問題であるという視点からは、そのことは本件合憲性の判断にはいささかも関係しない。前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を有する者でも、その内面における深さの程度は様々であろう。割り切って起立し斉唱する者もいるであろう※f。面従腹背する者もいるであろう。起立はするが、声を出して斉唱しないという者もいよう(なお、本件各職務命令では起立と斉唱は一体であり、これを分けて考える意味はない。不起立行為は視覚的に明瞭であるだけに、行為者にとっては 内心の動揺は大きいとみることもできる。他方、職務命令を発する側にとっても斉唱よりもむしろ起立させることが重要であると考えているように思われる。)。しかし、思想及び良心として深く根付き、人格的アイデンティティそのものとなっており、深刻に悩んだ結果として、あるいは信念として、そのように行動することを潔しとしなかった場合※g、そういった人達の心情や行動を一般的ではないからとして、過小評価することは相当でないと思われる。
【3】
本件では、上告人らが抱いている歴史観ないし世界観及び教育上の信念が真摯なものであり、思想及び良心として昇華していると評価し得るものであるかについて、また、上告人らの不起立不斉唱行為が上告人らの思想及び良心の核心と少なくとも密接に関連する真摯なものであるかについて(不利益処分を受容する覚悟での行動であることを考えるとおおむね疑問はないと思われるが※h)、本件各職務命令によって上告人らの内面において現実に生じた矛盾、葛藤、精神的苦痛等を踏まえ、まず、審査が行われる必要がある。
こうした真摯性に関する審査が肯定されれば、これを制約する本件各職務命令について、後述のとおりいわゆる厳格な基準によって本件事案の内容に即して具体的に合憲性審査を行うこととなる。
【4】
平成11年8月に公布、施行された国旗及び国歌に関する法律は僅か2条の定義法にすぎないが、この制定に関しては、国論は分かれた。
政府の国会答弁では、繰り返し、国旗の掲揚及び国歌の斉唱に関し義務付けを行うことは考えていないこと、学校行事の式典における不起立不斉唱の自由を否定するものではないこと、国旗及び国歌の指導に係る教員の職務上の責務について変更を加えるものではないこと等が示されており、同法はそのように強制の契機を有しないものとして成立したものといえるであろう。その限りにおいて、同法は、憲法と適合する。
これより先、平成11年3月告示の高等学校学習指導要領は、「入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする。」と規定しているが、この規定を高等学校の教職員に対し起立斉唱行為を職務命令として強制することの根拠とするのは無理であろう。
そもそも、学習指導要領は、教育の機会均等を確保し全国的に一定の水準を維持するという目的のための大綱的基準であり、教師による創造的かつ弾力的な教育や地方ごとの特殊性を反映した個別化の余地が十分にあるものであって(最高裁昭和43年(あ)第1614号同51年5月21日大法廷判決・刑集30巻5号615頁参照)、学習指導要領のこのような性格にも照らすと、上記根拠 となるものではないことは明白であると思われる。
国旗及び国歌に関する法律施行後、東京都立高等学校において、少なからぬ学校の校長は内心の自由告知(内心の自由を保障し、起立斉唱するかしないかは各教職員の判断に委ねられる旨の告知)を行い、式典は一部の教職員に不起立不斉唱行為があったとしても支障なく進行していた。
こうした事態を、本件通達は一変させた。本件通達が何を企図したものかに関しては記録中の東京都関連の各会議議事録等の証拠によれば歴然としているように思われるが、原判決はこれを認定していない。しかし、原判決認定の事実によっても、都教委は教職員に起立斉唱させるために職務命令についてその出し方を含め細かな指示をしていること、内心の自由を説明しないことを求めていること、形から入り形に心を入れればよい、形式的であっても立てば一歩前進だなどと説明していること、不起立行為を把握するための方法等について入念な指導をしていること、不起立行為等があった場合、速やかに東京都人事部に電話で連絡するとともに事故報告書を提出することを求めていること等の事実が認められるのであり、卒業式等にはそれぞれ職員を派遣し式の状況を監視していることや、その後の戒告処分の状況をみると、本件通達は、式典の円滑な進行を図るという価値中立的な意図で発せられたものではなく、前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念を有する教職員を念頭に置き、その歴史観等に対する強い否定的評価を背景に、不利益処分をもってその歴史観等に反する行為を強制することにあるとみることができると思われる※i。本件通達は校長に対して発せられたものではあるが、本件各職務命令は本件通達に基づいているのであり、上告人らが、本件各職務命令が上告人らの有する前記歴史観ないし世界観及び教育上の信念に対し否定的評 価をしているものと受け止めるのは自然なことであると思われる。
本件各職務命令の合憲性の判断に当たっては、本件通達やこれに基づく本件各職務命令をめぐる諸事情を的確に把握することが不可欠であると考えられる。
【5】
本件各職務命令の合憲性の判断に関しては、いわゆる厳格な基準により、本件事案の内容に即して、具体的に、目的・手段・目的と手段との関係をそれぞれ審査することとなる。目的は真にやむを得ない利益であるか、手段は必要最小限度の制限であるか、関係は必要不可欠であるかということをみていくこととなる。結局、具体的目的である「教育上の特に重要な節目となる儀式的行事」における「生徒等への配慮を含め、教育上の行事にふさわしい秩序を確保して式典の円滑な進行を図ること」が真にやむを得ない利益といい得るか、不起立不斉唱行為がその目的にとって実質的害悪を引き起こす蓋然性{がいぜんせい;そうなるだろうなって感じ}が明白で、害悪が極めて重大であるか(式典が妨害され、運営上重大な支障をもたらすか)を検討することになる。その上で、本件各職務命令がそれを避けるために必要不可欠であるか、より制限的でない他の選び得る手段が存在するか(受付を担当させる等、会場の外における役割を与え※j、不起立不斉唱行為を回避させることができないか)を検討することとなろう。
【6】
以上、原判決を破棄し、第1に前記3の真摯性、第2に前記5の本件各職務命令の憲法適合性に関し、改めて検討させるため、本件を原審に差し戻すことを相当とする。』
─意見本文異常、もとい以上─
※a そりゃあまあ確かに、地下鉄改札ロビーで立ちションする家族や国旗を燃やして踏みつける人たちを見たことはありますけど。
※b 誰が忘れがちで、誰に投げかけているの?
※c アバウト過ぎです。
※d 「魂」+「考えたからであると思われる」。ストーカー裁判での「愛があると考えたからであると思われる」みたいでいとをかし(おもむきがある)。
※e 仮にあったとしても「間接に」じゃないですか? だって「直接」っていうのは「直接」でしょ?
※f 中立さのまったくない表現にお里が知れます。
※g じたばたっぷりが全然潔(いさぎよ)くないんですけど。
※h 受容する覚悟なんて微塵(みじん)も感じられないんですけど。
※i 思想や信条といった内面はご自由に。でも公の立場にあるときはふさわしい行動をってことなのでは? 特に、学校という場ですし。
※j そうしたらしたで、また騒ぐくせに。
----------------------------------------------------------------
私の基本的な近代日本史観は、薩長の成功体験から抜け出せないのは「残念なことだなあ」って感じですかね。
間違った選択をすれば悪い結果になって、正しい選択をすれば良い結果になる、みたいな歴史観とはまるっきり逆の考えを持っています。私。
過去と現在と未来は連続していない、と思っているんです。
だからこの争いみたいに「過去が! 過去が! 過去の教訓が!」みたいな論によって今現在に何らかの影響を及ぼそうとする行為には賛同できないんです。それよりも、もっと「今」を良く見ましょうよ、って言いたくなります。
とは言っても、もし今、あらゆる選択で正解をしたからといってじゃあそれが良い未来につながるかっていうと、そういうことでもないんですけどね。
それはそうと、この宮川光治さんっていう最高裁判事のように『ご自分のご意見をしっかり持っていらっしゃって、それを公の判断に臆面もなく反映させる』ことで、国と国民を引っ張り回してくださる菅総理、枝野官房長官、仙谷前官房長官、ってすごくステキだと思います。
今度は自民党との大連立ですか?
きっとご本人たちは、自らを幕末の志士になぞらえたりなさって悦に入っているのでしょう。わかります。
“志士”累々 なんてことになったりして。
2011年6月6日月曜日
クラブユースU15 ~観戦メモ~
第26回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会埼玉県予選
決勝戦および関東大会最終枠決定戦 ~観戦メモ~
★クラブ与野×武南FC
秋葉の森公園グラウンド
天然芝
晴れ 暑い 無風
2011年6月5日(日) 1100KO 40分ハーフ(20分ごとに給水有り)
クラブ与野、武南、ともに背番号16をつけた選手に目を惹かれた。
試合自体は7割強与野ペースで進んでいた。
武南の選手たちは、なぜか集中力が切れていた。特にトップを張っていた14番の選手は、前半から投げやり気味で荒っぽいプレーがちらほら見えた。本当なら、苦しい展開になればなるほど、また大事な試合であればあるほど、彼のようなキャラの選手がチームを鼓舞(こぶ)して引っぱっていかなければならないと私なんかは思っているのだけれど、ベンチからは別に注意も指示もなかったという点から類推して、武南FC的にはあれでOKということなのだろう(私には理解しがたいが)。もしかすると、ちょっとでも指摘されるとますますふてくされるタイプの選手なのかもしれない、あるいはああいう態度で自分のモチベーションを上げていくタイプの選手なのかもしれない、ので、あえてそうしていたことも考えられる。が……、そういう面こそコーチや周囲の大人たちが早く矯正してあげないと、確実に伸び悩むことになる。こういうケース(俗に言う“壁”)は、本当によくあるから心配だ(余計なお世話と言われるだろうが)。
クラブ与野の3得点目はすばらしかった。
私の記憶が確かならば、左に流れながら、左足のインに引っかけてゴール逆サイド(キーパーの左)のサイドネットへパスするようなシュートだった。
身体能力(パワーではなくバランスや無理の利く柔軟さ)とシュートイメージのセンスがないとあり得ないゴールだった。
良いものを見せてくれてありがとう。
この一瞬だけで、わざわざ足を運んだ甲斐があった。
★クマガヤSC × クラブ アトレティコ アレグレ
NACK5スタジアム
天然芝
晴れ 暑い 無風
2011年6月5日(日) 1300KO 40分ハーフ(給水なし)
第一印象は、クマガヤの選手たちは大人だなあ、というものだった。
決勝戦を前にしても、彼らは落ちついていた。
しかしコーチの表情は、それでもまだ不満を持っているように見受けられた。おそらく例年の選手たちに比べると、まだまだ頼りないと感じているのかもしれない。求める水準(サッカーの技術や体力だけではなく、一人前の男としても)が高いのだろうなあ、と遠目から見ていて感じた。
対してアレグレの選手たちははしゃぎまくっていた。試合前の写真撮影でも大騒ぎだった。興奮は疲労を増す(燃費が悪くなる)ので、少し心配になった。
興奮している相手を見透かすように、立ち上がり3分でクマガヤが先制した。
左ななめ後方から頭上を越えてきたパスをペナルティマーク手前横あたりでダイレクトに左足で合わせ、アウトサイドのギリギリに当たり損ねたボレーシュートがキーパーの逆をついてゴールに吸い込まれた。当たり損ねたと言っても、音が「ドンッ」ではなく「シッ」とか「チッ」というくらいにはヒットしていたし、ボールもゴロゴロとかチュルチュルじゃなく、ちゃんと「ス~ッ」っと空中を飛んでいったので、もしテレビ画面や遠目で見ただけだったら、完璧なスーパーシュートに見えただろう。いや、試合開始一発目のチャンスで、あのパスに、あのタイミング、スピード、体勢で合わせられる中学生なんて、なかなかいない。シュート自体だけを取ってみても、実戦ではそうそう目にすることのないスーパーゴールであることも間違いない。私にとっても、自分がこの目で生で見たゴールの中では十二分にベスト10に入る。ということは──
「当たり損ね」なんて言ってごめんなさい。
あれはすばらしいゴールでした。
クマガヤはこの大会をもう何年も連覇しているらしい。
観客席でそんな会話を耳にした。
なかなかできることじゃない。っつうか、ほとんど不可能だろう。でも、それをやってのけているのだから、クマガヤSCは大したものだ。でも──他のチームは何してるの?
技術的な面で感心したのは、クマガヤの選手たちがもれなく左右両足を使えることだ。
さらに、左右の足の使い分け※でフェイントのような効果も持たせるスキルを修得している点には、非常に感心させられた。
クマガヤもアレグレも、この年代の国際大会へ出場したら上位を争えるくらいのレベルにある(んじゃないかなあ、と私には見えた)。
機会があれば、また観戦したい。
※ ボクシングで、器用なボクサーがレギュラースタンスとサウスポースタンスを切り替えて相手を幻惑するように、右利きの選手がスッと左利きのボールの持ち方になることで、相手DFの防御ブロックを瞬間的に無力化することができる。慣れればちっとも難しくないので、是非習慣化させて欲しい基礎スキルのひとつ。
決勝戦および関東大会最終枠決定戦 ~観戦メモ~
★クラブ与野×武南FC
秋葉の森公園グラウンド
天然芝
晴れ 暑い 無風
2011年6月5日(日) 1100KO 40分ハーフ(20分ごとに給水有り)
クラブ与野、武南、ともに背番号16をつけた選手に目を惹かれた。
試合自体は7割強与野ペースで進んでいた。
武南の選手たちは、なぜか集中力が切れていた。特にトップを張っていた14番の選手は、前半から投げやり気味で荒っぽいプレーがちらほら見えた。本当なら、苦しい展開になればなるほど、また大事な試合であればあるほど、彼のようなキャラの選手がチームを鼓舞(こぶ)して引っぱっていかなければならないと私なんかは思っているのだけれど、ベンチからは別に注意も指示もなかったという点から類推して、武南FC的にはあれでOKということなのだろう(私には理解しがたいが)。もしかすると、ちょっとでも指摘されるとますますふてくされるタイプの選手なのかもしれない、あるいはああいう態度で自分のモチベーションを上げていくタイプの選手なのかもしれない、ので、あえてそうしていたことも考えられる。が……、そういう面こそコーチや周囲の大人たちが早く矯正してあげないと、確実に伸び悩むことになる。こういうケース(俗に言う“壁”)は、本当によくあるから心配だ(余計なお世話と言われるだろうが)。
クラブ与野の3得点目はすばらしかった。
私の記憶が確かならば、左に流れながら、左足のインに引っかけてゴール逆サイド(キーパーの左)のサイドネットへパスするようなシュートだった。
身体能力(パワーではなくバランスや無理の利く柔軟さ)とシュートイメージのセンスがないとあり得ないゴールだった。
良いものを見せてくれてありがとう。
この一瞬だけで、わざわざ足を運んだ甲斐があった。
★クマガヤSC × クラブ アトレティコ アレグレ
NACK5スタジアム
天然芝
晴れ 暑い 無風
2011年6月5日(日) 1300KO 40分ハーフ(給水なし)
第一印象は、クマガヤの選手たちは大人だなあ、というものだった。
決勝戦を前にしても、彼らは落ちついていた。
しかしコーチの表情は、それでもまだ不満を持っているように見受けられた。おそらく例年の選手たちに比べると、まだまだ頼りないと感じているのかもしれない。求める水準(サッカーの技術や体力だけではなく、一人前の男としても)が高いのだろうなあ、と遠目から見ていて感じた。
対してアレグレの選手たちははしゃぎまくっていた。試合前の写真撮影でも大騒ぎだった。興奮は疲労を増す(燃費が悪くなる)ので、少し心配になった。
興奮している相手を見透かすように、立ち上がり3分でクマガヤが先制した。
左ななめ後方から頭上を越えてきたパスをペナルティマーク手前横あたりでダイレクトに左足で合わせ、アウトサイドのギリギリに当たり損ねたボレーシュートがキーパーの逆をついてゴールに吸い込まれた。当たり損ねたと言っても、音が「ドンッ」ではなく「シッ」とか「チッ」というくらいにはヒットしていたし、ボールもゴロゴロとかチュルチュルじゃなく、ちゃんと「ス~ッ」っと空中を飛んでいったので、もしテレビ画面や遠目で見ただけだったら、完璧なスーパーシュートに見えただろう。いや、試合開始一発目のチャンスで、あのパスに、あのタイミング、スピード、体勢で合わせられる中学生なんて、なかなかいない。シュート自体だけを取ってみても、実戦ではそうそう目にすることのないスーパーゴールであることも間違いない。私にとっても、自分がこの目で生で見たゴールの中では十二分にベスト10に入る。ということは──
「当たり損ね」なんて言ってごめんなさい。
あれはすばらしいゴールでした。
クマガヤはこの大会をもう何年も連覇しているらしい。
観客席でそんな会話を耳にした。
なかなかできることじゃない。っつうか、ほとんど不可能だろう。でも、それをやってのけているのだから、クマガヤSCは大したものだ。でも──他のチームは何してるの?
技術的な面で感心したのは、クマガヤの選手たちがもれなく左右両足を使えることだ。
さらに、左右の足の使い分け※でフェイントのような効果も持たせるスキルを修得している点には、非常に感心させられた。
クマガヤもアレグレも、この年代の国際大会へ出場したら上位を争えるくらいのレベルにある(んじゃないかなあ、と私には見えた)。
機会があれば、また観戦したい。
※ ボクシングで、器用なボクサーがレギュラースタンスとサウスポースタンスを切り替えて相手を幻惑するように、右利きの選手がスッと左利きのボールの持ち方になることで、相手DFの防御ブロックを瞬間的に無力化することができる。慣れればちっとも難しくないので、是非習慣化させて欲しい基礎スキルのひとつ。
岡ちゃんと菅ちゃん
ここ数日、ふと岡田前日本代表監督のことを思い出す。
日本代表・岡田監督「進退伺は冗談」
2010/05/25(火) サンスポ
サッカー日本代表の岡田武史監督(53)は25日、前日に行われた南アフリカW杯への壮行試合を兼ねた韓国戦で0-2で敗れ、日本サッカー協会の犬飼基昭会長(67)に進退を伺った件について「真剣に言ったわけじゃない。これからは口を慎みたい」と話し、冗談めかした発言だったと弁明した。
岡田監督はきょうの練習後の会見で「選手が付いてきてくれているのに投げ出すことは絶対にない」と昨日の憔悴しきった表情とは違い、晴れやかな表情で応えた。
岡田監督は「1年で韓国に2回も負けて申し訳ない。当然責任問題ということになると思うので、会長に問いただす…というか、尋ねました。でも『やれ』ということでしたので、前を向いてやるしかないと思っています」と発言していた。
岡田監督、“進退伺”は冗談だったと弁明
2010/05/26(水) 06:42:10 スポニチ
0―2で惨敗した24日の韓国戦後に日本サッカー協会の犬飼基昭会長(67)に“進退伺”を
申し入れた日本代表の岡田武史監督(53)が一夜明けた25日、収拾に追われた。
最終的にはW杯本大会で指揮を執ることをあらためて明言したが、説明に食い違いが
生じるなど釈明も迷走した。日本代表は26日未明にチャーター便で日本を出発し、
同日午後(日本時間同日夜)に直前合宿地スイス・ザースフェーに入る。
釈明までも迷走した。前代未聞のW杯壮行試合直後の監督の“進退伺”。韓国戦の会見で
自ら衝撃的事実を公表した岡田監督は一夜明けたこの日、事態収拾に動いた。
午後、選手全員が参加して埼玉県内で行われた練習の開始前に約6分間のミーティングを
行った。円陣の中で岡田監督は「心配していないかもしれないが、あれはジョーク。
こんなところで仕事を投げ出すつもりはない」と前夜の“進退伺”が冗談だったと釈明した。
続いて練習後、報道陣に対しては「冗談ではない。でも、言ったこと自体は真剣に言ったわけ
じゃない。僕が選手を決めて預かって、選手がついてきてくれているのに、それを僕が自分から
投げ出すことは絶対しない」と弁明した。
さらに首相官邸に鳩山由紀夫首相を表敬訪問した後、原博実強化・技術委員長、犬飼会長と
それぞれ会談。犬飼会長には「“僕がもう1回やります”という意思表示だった」と真意を説明した。
自らの不用意な発言が波紋を広げ、選手に不安を与えたことから必死に取り繕ったが、
コメントには矛盾もあり説得力には欠けた。
岡田監督、暴言一転!進退伺は冗談だった
(2010年5月30日) デイリースポーツ
サッカー日本代表の岡田武史監督(53)は25日、前日に行われたW杯壮行試合を兼ねた韓国代表との試合後、日本協会の犬飼基昭会長(67)に進退を伺った件が、冗談での発言だったと弁明した。選手たちはこの日、指揮官の“無責任発言第2弾”にも動揺した様子はなく、さいたま市内で軽めの調整を行い国内合宿を打ち上げた。26日未明にチャーター機で直前合宿地のスイスに出発。6月6日に南ア入りする。
この日も周囲に耳を疑わせた。惨敗から一夜明け、指揮官は薄ら笑いを浮かべて言い放った。「進退伺?冗談…じゃないけど、そんなにみんなが真剣にとらえるとは思わなかった。会長に言ったこと自体は、全然そんな真剣に言ったわけではない」。W杯での指揮を放棄するような暴言の弁明もまた、あまりに子供じみた言い訳だった。
韓国に0‐2と完敗を喫した直後、壮行試合を観戦したサポーターへのあいさつを投げ出し、犬飼会長に「会長もいろいろ言われるけど、僕でいいんですか」と伺い、直後の会見で青白い顔を浮かべながらそれを暴露。だが、この日は一転「真剣に言ったわけではない」と取り繕う始末。練習前のピッチ上で行われたミーティングでは、選手に対して「あれは冗談の発言だった」と伝えたというから驚きだ。
練習後に首相官邸を表敬訪問した後に犬飼会長と会談し、「僕でいいんですか、というのは、僕がやりたいという意味だった。言葉足らずで申し訳ない」と、これまた報道陣への弁明とは整合性の付かない言い方で釈明。事実上、現段階での監督交代は不可能なだけに同会長も「どうせ(責任問題について)聞かれるだろうから、先に言ったと聞いている」と、苦しい擁護をせざるを得ない状況だ。
指揮官は“冗談”と言い張るが、日本協会の原技術委員長からは「(勘違いを生む)余計なことは言わないでください」と厳重注意を受けた。無責任の上塗りとなる“冗談発言”。W杯ベスト4という目標も、もはや大風呂敷を広げた“冗談”にしか聞こえない。
----------------------------------------------------------------
また、以下は、岡田前監督と鳩山前首相を俎上(そじょう:まな板の上という意味)にのせて、リーダーシップについて述べられたコラムであるが、とても面白いので是非目を通してみて欲しい。
サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会出場を前に日本代表の岡田武監督らが鳩山由紀夫首相を表敬訪問した。26日付の岐阜新聞は2人が並んでいる写真を掲載し、次のような見出しをつけた。
迷える「ツートップ」
思わず膝を打つようなうまい表現だ。
鳩山首相は、普天間で〝迷〟走を繰り返した挙げ句、連立パートナーの社民党からは「辺野古移設反対」という造反を掛けられ対応に苦慮している。もうひとりのトップである岡田監督は、先日の韓国戦で完敗した後の記者会見で進退伺いについて言及したが、翌日になって「真剣に言ったわけじゃない」と冗談であったと釈明、マスコミから「軽率すぎる」と大ブーニングを浴びせられている。
このツートップの共通点は、『トップの言葉の重み』というのをあまりにも自覚していない点にある。自分の発言が周囲にどのような影響を及ぼすのかを常に頭の片隅に置いていれば、滅多に口が滑ることはないはずだ。トップが前言を翻し、ブレまくっていては部下も付いていけなくなる。そして、こうしたトップは往々にして「リーダーシップが取れない」という烙印を押される。
ではリーダーシップとは何だろうか?
ドラッカーのリーダーシップ論の主旨は、簡単明瞭である。
すぐれたリーダーシップにはカリスマ性は無用であり、生まれながらのリーダー的資質も存在しない。
ドラッカーは、カリスマ性(個人的崇拝)は、組織から柔軟性を奪うことでシステム化を遠ざけ、組織そのものの衰退や破滅につながると否定し、さらに次のように述べている。
リーダーシップとは神秘的なものではなく、平凡で退屈なものであり、その本質は行動にある。それは集団をよりよい方向へ導くための行動手段であって、リーダーシップを身につけること自体が目的化してはいけない。
言い換えれば、たとえ凡庸な人間でもリーダーシップを発揮することは十分に可能であるということである。またリーダーシップは、持って生まれた天賦ではなく、一種のスキルとも判断できる。
そしてドラッカーは、すぐれたリーダーシップの条件を3つ掲げている。
1、リーダーシップを「仕事」ととらえる
組織の〝使命〟を〝目標〟に定義し直すことで、組織の生産性を上げ、成果に結びつけていく。鳩山首相も、岡田監督も使命と目標が混同してしまい、明確な戦略が策定できていないのではないだろうか?
2、リーダーシップを地位や特権ではなく「責任」ととらえる
「責任」である以上、失敗したら最終的に〝腹〟を切らねばならない。だから岡田監督の進退伺いは決して冗談では済まされない話だし、鳩山首相も普天間の問題が公約とは違う決着になった場合には、相応の責任を取る必要があると思う。
3、信頼が得られる人物であること
ただし、それは必ずしも好かれることではない。鳩山首相も岡田監督も人間的には「いい人」かもしれないが、リーダーとして信頼できるかと問われると、疑問符が付いてしまう。
では信頼感とはどこから生まれるのか? ドラッカーは下記のようなことを挙げている。
★話が信じられる(その言動が真意に基づいていると信用できる)
★言動が一致している
★一貫性がある
小泉内閣以降の歴代内閣を振り返ってほしい。どの内閣も首相の言動がふらつく、俗に言う「ブレた」ことから支持率の下落が始まり、1年ほどで終焉を迎えてしまった。逆説的に考えれば、小泉元首相が長期政権を維持できたのは、『変人』と言われようとも自分の政治的信条(例えば郵政民営化)を曲げずに貫いたことが国民から信頼を得られる要因になったのではないだろうか。
さて、崖ぷっちに立たされた鳩山首相と岡田監督のツートップは、起死回生を図ることができるか。しかし、ふたりがリーダーシップを取り戻すために残された時間や手段はあまりにも少ない。
参考文献 『ドラッカー理論』(かんき出版、久垣啓一著)
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菅直人内閣に対して「リーダーシップがない」とか「問題処理能力がない」などと批判するのはお門違いである、と私は確信している。
なぜなら、菅内閣の中核であるところの現首相である菅直人氏、現官房長官である枝野幸男氏、そして前官房長官である仙谷由人氏は、『政治資金の面で問題がない政治家』ということでその地位を得た人たちだからだ。
さらに思い出して欲しいのは、彼らをその地位につけたのは、一般国民ではなくて、民主党の党員とサポーターたちだ。もちろん民主党の党員やサポーターの中にも日本国民はいるだろうが、そうでない人も大勢いる。そういう人たちから多数票を得た人たちなのだから、日本国の危機に際して、優先順位をどうつけるかやその問題処理にたいしてそれほど気乗りしないというのも仕方がないではないか。だって、元々そういう人たちなのだから。
この3人の何がすごいって、これだけのプレッシャーがある中で、誰1人食事が喉を通らないなんてことになっていないってこと。
3人とも、どう見たって、震災前よりも体重が増えている。
この3人にとって、この度の一連の大災害(大人災)は、その根っ子のところでは“他人事”なのだろう。
知識や思考では「危機」だろうとは認識していても、個の人間としての本能的、根元的な部分では、間違いなく「危機」だと認識してない。
もっと踏み込むと、彼らはそのことを誤解している。
こんな危機にあっても冷静でいられるのは自分が優秀だからだ、とか、混乱時だからこそ物事を客観的に捉えられる自分たちでなければ事態を収拾することはできない、などと誤解している。
逆だ。
こういう時、彼らのようなタイプは害毒だ。
八甲田や真珠湾のときの指揮官や外交官らのように。
リーダーに必要なのは、熱いハートとクールな頭脳なのに、
菅政権三人衆は、冷たいハートとすぐカッカする思考回路しか持っていない。
国民として私は、どんな批判があろうとも、一票を投じる機会が欲しい。
一日でも早く。
冬が来る前に。
日本代表・岡田監督「進退伺は冗談」
2010/05/25(火) サンスポ
サッカー日本代表の岡田武史監督(53)は25日、前日に行われた南アフリカW杯への壮行試合を兼ねた韓国戦で0-2で敗れ、日本サッカー協会の犬飼基昭会長(67)に進退を伺った件について「真剣に言ったわけじゃない。これからは口を慎みたい」と話し、冗談めかした発言だったと弁明した。
岡田監督はきょうの練習後の会見で「選手が付いてきてくれているのに投げ出すことは絶対にない」と昨日の憔悴しきった表情とは違い、晴れやかな表情で応えた。
岡田監督は「1年で韓国に2回も負けて申し訳ない。当然責任問題ということになると思うので、会長に問いただす…というか、尋ねました。でも『やれ』ということでしたので、前を向いてやるしかないと思っています」と発言していた。
岡田監督、“進退伺”は冗談だったと弁明
2010/05/26(水) 06:42:10 スポニチ
0―2で惨敗した24日の韓国戦後に日本サッカー協会の犬飼基昭会長(67)に“進退伺”を
申し入れた日本代表の岡田武史監督(53)が一夜明けた25日、収拾に追われた。
最終的にはW杯本大会で指揮を執ることをあらためて明言したが、説明に食い違いが
生じるなど釈明も迷走した。日本代表は26日未明にチャーター便で日本を出発し、
同日午後(日本時間同日夜)に直前合宿地スイス・ザースフェーに入る。
釈明までも迷走した。前代未聞のW杯壮行試合直後の監督の“進退伺”。韓国戦の会見で
自ら衝撃的事実を公表した岡田監督は一夜明けたこの日、事態収拾に動いた。
午後、選手全員が参加して埼玉県内で行われた練習の開始前に約6分間のミーティングを
行った。円陣の中で岡田監督は「心配していないかもしれないが、あれはジョーク。
こんなところで仕事を投げ出すつもりはない」と前夜の“進退伺”が冗談だったと釈明した。
続いて練習後、報道陣に対しては「冗談ではない。でも、言ったこと自体は真剣に言ったわけ
じゃない。僕が選手を決めて預かって、選手がついてきてくれているのに、それを僕が自分から
投げ出すことは絶対しない」と弁明した。
さらに首相官邸に鳩山由紀夫首相を表敬訪問した後、原博実強化・技術委員長、犬飼会長と
それぞれ会談。犬飼会長には「“僕がもう1回やります”という意思表示だった」と真意を説明した。
自らの不用意な発言が波紋を広げ、選手に不安を与えたことから必死に取り繕ったが、
コメントには矛盾もあり説得力には欠けた。
岡田監督、暴言一転!進退伺は冗談だった
(2010年5月30日) デイリースポーツ
サッカー日本代表の岡田武史監督(53)は25日、前日に行われたW杯壮行試合を兼ねた韓国代表との試合後、日本協会の犬飼基昭会長(67)に進退を伺った件が、冗談での発言だったと弁明した。選手たちはこの日、指揮官の“無責任発言第2弾”にも動揺した様子はなく、さいたま市内で軽めの調整を行い国内合宿を打ち上げた。26日未明にチャーター機で直前合宿地のスイスに出発。6月6日に南ア入りする。
この日も周囲に耳を疑わせた。惨敗から一夜明け、指揮官は薄ら笑いを浮かべて言い放った。「進退伺?冗談…じゃないけど、そんなにみんなが真剣にとらえるとは思わなかった。会長に言ったこと自体は、全然そんな真剣に言ったわけではない」。W杯での指揮を放棄するような暴言の弁明もまた、あまりに子供じみた言い訳だった。
韓国に0‐2と完敗を喫した直後、壮行試合を観戦したサポーターへのあいさつを投げ出し、犬飼会長に「会長もいろいろ言われるけど、僕でいいんですか」と伺い、直後の会見で青白い顔を浮かべながらそれを暴露。だが、この日は一転「真剣に言ったわけではない」と取り繕う始末。練習前のピッチ上で行われたミーティングでは、選手に対して「あれは冗談の発言だった」と伝えたというから驚きだ。
練習後に首相官邸を表敬訪問した後に犬飼会長と会談し、「僕でいいんですか、というのは、僕がやりたいという意味だった。言葉足らずで申し訳ない」と、これまた報道陣への弁明とは整合性の付かない言い方で釈明。事実上、現段階での監督交代は不可能なだけに同会長も「どうせ(責任問題について)聞かれるだろうから、先に言ったと聞いている」と、苦しい擁護をせざるを得ない状況だ。
指揮官は“冗談”と言い張るが、日本協会の原技術委員長からは「(勘違いを生む)余計なことは言わないでください」と厳重注意を受けた。無責任の上塗りとなる“冗談発言”。W杯ベスト4という目標も、もはや大風呂敷を広げた“冗談”にしか聞こえない。
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また、以下は、岡田前監督と鳩山前首相を俎上(そじょう:まな板の上という意味)にのせて、リーダーシップについて述べられたコラムであるが、とても面白いので是非目を通してみて欲しい。
サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会出場を前に日本代表の岡田武監督らが鳩山由紀夫首相を表敬訪問した。26日付の岐阜新聞は2人が並んでいる写真を掲載し、次のような見出しをつけた。
迷える「ツートップ」
思わず膝を打つようなうまい表現だ。
鳩山首相は、普天間で〝迷〟走を繰り返した挙げ句、連立パートナーの社民党からは「辺野古移設反対」という造反を掛けられ対応に苦慮している。もうひとりのトップである岡田監督は、先日の韓国戦で完敗した後の記者会見で進退伺いについて言及したが、翌日になって「真剣に言ったわけじゃない」と冗談であったと釈明、マスコミから「軽率すぎる」と大ブーニングを浴びせられている。
このツートップの共通点は、『トップの言葉の重み』というのをあまりにも自覚していない点にある。自分の発言が周囲にどのような影響を及ぼすのかを常に頭の片隅に置いていれば、滅多に口が滑ることはないはずだ。トップが前言を翻し、ブレまくっていては部下も付いていけなくなる。そして、こうしたトップは往々にして「リーダーシップが取れない」という烙印を押される。
ではリーダーシップとは何だろうか?
ドラッカーのリーダーシップ論の主旨は、簡単明瞭である。
すぐれたリーダーシップにはカリスマ性は無用であり、生まれながらのリーダー的資質も存在しない。
ドラッカーは、カリスマ性(個人的崇拝)は、組織から柔軟性を奪うことでシステム化を遠ざけ、組織そのものの衰退や破滅につながると否定し、さらに次のように述べている。
リーダーシップとは神秘的なものではなく、平凡で退屈なものであり、その本質は行動にある。それは集団をよりよい方向へ導くための行動手段であって、リーダーシップを身につけること自体が目的化してはいけない。
言い換えれば、たとえ凡庸な人間でもリーダーシップを発揮することは十分に可能であるということである。またリーダーシップは、持って生まれた天賦ではなく、一種のスキルとも判断できる。
そしてドラッカーは、すぐれたリーダーシップの条件を3つ掲げている。
1、リーダーシップを「仕事」ととらえる
組織の〝使命〟を〝目標〟に定義し直すことで、組織の生産性を上げ、成果に結びつけていく。鳩山首相も、岡田監督も使命と目標が混同してしまい、明確な戦略が策定できていないのではないだろうか?
2、リーダーシップを地位や特権ではなく「責任」ととらえる
「責任」である以上、失敗したら最終的に〝腹〟を切らねばならない。だから岡田監督の進退伺いは決して冗談では済まされない話だし、鳩山首相も普天間の問題が公約とは違う決着になった場合には、相応の責任を取る必要があると思う。
3、信頼が得られる人物であること
ただし、それは必ずしも好かれることではない。鳩山首相も岡田監督も人間的には「いい人」かもしれないが、リーダーとして信頼できるかと問われると、疑問符が付いてしまう。
では信頼感とはどこから生まれるのか? ドラッカーは下記のようなことを挙げている。
★話が信じられる(その言動が真意に基づいていると信用できる)
★言動が一致している
★一貫性がある
小泉内閣以降の歴代内閣を振り返ってほしい。どの内閣も首相の言動がふらつく、俗に言う「ブレた」ことから支持率の下落が始まり、1年ほどで終焉を迎えてしまった。逆説的に考えれば、小泉元首相が長期政権を維持できたのは、『変人』と言われようとも自分の政治的信条(例えば郵政民営化)を曲げずに貫いたことが国民から信頼を得られる要因になったのではないだろうか。
さて、崖ぷっちに立たされた鳩山首相と岡田監督のツートップは、起死回生を図ることができるか。しかし、ふたりがリーダーシップを取り戻すために残された時間や手段はあまりにも少ない。
参考文献 『ドラッカー理論』(かんき出版、久垣啓一著)
----------------------------------------------------------------
菅直人内閣に対して「リーダーシップがない」とか「問題処理能力がない」などと批判するのはお門違いである、と私は確信している。
なぜなら、菅内閣の中核であるところの現首相である菅直人氏、現官房長官である枝野幸男氏、そして前官房長官である仙谷由人氏は、『政治資金の面で問題がない政治家』ということでその地位を得た人たちだからだ。
さらに思い出して欲しいのは、彼らをその地位につけたのは、一般国民ではなくて、民主党の党員とサポーターたちだ。もちろん民主党の党員やサポーターの中にも日本国民はいるだろうが、そうでない人も大勢いる。そういう人たちから多数票を得た人たちなのだから、日本国の危機に際して、優先順位をどうつけるかやその問題処理にたいしてそれほど気乗りしないというのも仕方がないではないか。だって、元々そういう人たちなのだから。
この3人の何がすごいって、これだけのプレッシャーがある中で、誰1人食事が喉を通らないなんてことになっていないってこと。
3人とも、どう見たって、震災前よりも体重が増えている。
この3人にとって、この度の一連の大災害(大人災)は、その根っ子のところでは“他人事”なのだろう。
知識や思考では「危機」だろうとは認識していても、個の人間としての本能的、根元的な部分では、間違いなく「危機」だと認識してない。
もっと踏み込むと、彼らはそのことを誤解している。
こんな危機にあっても冷静でいられるのは自分が優秀だからだ、とか、混乱時だからこそ物事を客観的に捉えられる自分たちでなければ事態を収拾することはできない、などと誤解している。
逆だ。
こういう時、彼らのようなタイプは害毒だ。
八甲田や真珠湾のときの指揮官や外交官らのように。
リーダーに必要なのは、熱いハートとクールな頭脳なのに、
菅政権三人衆は、冷たいハートとすぐカッカする思考回路しか持っていない。
国民として私は、どんな批判があろうとも、一票を投じる機会が欲しい。
一日でも早く。
冬が来る前に。
2011 全少県大会組合せ
第35回 全日本少年サッカー大会
埼玉県大会 組合せ表
◆第1日
2011年 平成23年 6月12日(日)
埼玉スタジアム第2グラウンド
[1回戦]
第2A 0930 (南)新座片山FC × (西)大井少年サッカークラブ
第2A 1030 (南)NEOS FootballClub × (東)松伏FC
第2A 1130 (東)豊春サッカークラブ × (南)川口朝日リボルバー
第2A 1230 (南)大宮アルディージャ × (北)江南南A
第2B 0930 (東)越谷サンシン × (北)江南南B
第2B 1030 (西)1FC川越水上公園 × (南)戸塚FC
第2B 1130 (西)上福岡少年少女SC × (南)浦和三室
第2B 1230 (西)川越福原サッカークラブ × (東)レジスタFC
[2回戦]
第2A 1330 片山・大井 × サンシン・江南B
第2A 1430 豊春・川口朝日 × 福岡少年・三室
第2B 1330 NEOS・松伏 × 1FC・戸塚
第2B 1430 アルディ・江南A × 福原・レジスタ
◆第2日
2011年 平成23年 6月19日(日)
埼玉スタジアム第2グラウンド
[準決勝戦]
第2A 0930
片山・大井・サンシン・江南B × NEOS・松伏・1FC・戸塚
第2B 0930
豊春・川口朝日・上福岡少年・三室 × アルディ・江南A・福原・レジスタ
[決勝戦]
第2A 1300
決勝戦
※ 第1日目の応援観客席はものすごいことになりそう。少なくとも出入り口は複数設けないと、思わぬ事故が起きるかもしれない。低学年の子どもたちや、乳幼児を連れたママさんたちも来るだろうから。
埼玉県大会 組合せ表
◆第1日
2011年 平成23年 6月12日(日)
埼玉スタジアム第2グラウンド
[1回戦]
第2A 0930 (南)新座片山FC × (西)大井少年サッカークラブ
第2A 1030 (南)NEOS FootballClub × (東)松伏FC
第2A 1130 (東)豊春サッカークラブ × (南)川口朝日リボルバー
第2A 1230 (南)大宮アルディージャ × (北)江南南A
第2B 0930 (東)越谷サンシン × (北)江南南B
第2B 1030 (西)1FC川越水上公園 × (南)戸塚FC
第2B 1130 (西)上福岡少年少女SC × (南)浦和三室
第2B 1230 (西)川越福原サッカークラブ × (東)レジスタFC
[2回戦]
第2A 1330 片山・大井 × サンシン・江南B
第2A 1430 豊春・川口朝日 × 福岡少年・三室
第2B 1330 NEOS・松伏 × 1FC・戸塚
第2B 1430 アルディ・江南A × 福原・レジスタ
◆第2日
2011年 平成23年 6月19日(日)
埼玉スタジアム第2グラウンド
[準決勝戦]
第2A 0930
片山・大井・サンシン・江南B × NEOS・松伏・1FC・戸塚
第2B 0930
豊春・川口朝日・上福岡少年・三室 × アルディ・江南A・福原・レジスタ
[決勝戦]
第2A 1300
決勝戦
※ 第1日目の応援観客席はものすごいことになりそう。少なくとも出入り口は複数設けないと、思わぬ事故が起きるかもしれない。低学年の子どもたちや、乳幼児を連れたママさんたちも来るだろうから。
2011年6月5日日曜日
2011年6月4日土曜日
桶川という市名の由来
鎧甲甲冑(よろいかぶとかっちゅう)
「桶側胴」という表記もあるようですが、どちらにしても「起き川→桶川」説よりは地名の由来と関連があるように、私には思えます。
そもそも現桶川市東部の、旧菖蒲町境界のゴミ焼却場付近が綾瀬川の起点だったから「起き川」と呼ばれたってのは、相当無理があると思いませんか?
元々広大な湿地帯であって、水田耕作地でもあった埼玉県のあたりには中小河川が縦横無尽に流れていました。見沼代用水だってありましたし、沼も池も数え切れないほどありました。なのに、ここだけが「起き川」などと呼ばれたなんてことがあるでしょうか? もしそんなことがあったのなら、なにか他の河川を圧倒するくらいの強烈な理由がないと、そうはならないはずです。地名ってのは、ご近所だけがそう呼んでるだけじゃあ意味がほとんどないからです。自分の家の裏にある池を、その家の住人が『裏池』と呼んでいたからといって、その池の名前が『裏池』とはならないのと同じことです。だって、その池が「裏」にあると思っているのは、その家の住人だけなんですから。
「起き川→桶川」説に説得力が乏しい理由も、この「裏池」の例とよく似ています。中小河川の起点なんていっぱいあったんですもんね。
もう一点おかしいなあと思っていたのは、その位置です。
綾瀬川の流れる位置は、旧中山道桶川宿とかなり離れています。桶川宿のある地域を他の地域と区別するためのシンボルとしては、あまりにも物理的に離れているように、私には思えるのです。まして当時は徒歩メイン。綾瀬川の起点である本来の「桶川」に行きたかった人が、中山道の「桶川宿」に着いたとしても、「本当の桶川」はまだまだ先にあることになります。これで問題なかったのでしょうか?
私は何も、「桶川(側)胴」そのものが「桶川」という地名の由来ではないか、と考えているわけではないんです。
でも、当時(鎌倉時代~戦国時代~江戸時代)の常識として、特に、地名を定めるくらいの地位にあったであろう人たちにとっては、「起き川」という概念よりも「桶川(側)胴」という言葉への親しみの方が強かったであろうことは、かんたんに想像できるよねっていう程度のことは考えています。
「桶川胴」がなぜそう呼ばれるようになったかといいますと、その形状が木桶の側面に似ているからだそうです。
大昔の桶川地域にも、道行く人の目にそういう風に見える何かがあったのではないでしょうか。
綾瀬川が、知らぬ者のない大河川であったとかいうのなら、「綾瀬川の起点」ということにも普遍的なメッセージ性はありますけど、どう考えても綾瀬川はそうじゃないですから、「起き川→桶川」説は“ない”と思います。
「綾瀬川の起点だから起き川で桶川だ!」
って言われても、他の地域に暮らす人にしてみれば「はぁ?」って話ですよね。
「桶の側面に見えるシンボル→桶川」説が正解なのかどうかわかりませんけど、「起き川→桶川」説よりは“あり”だな、と私個人はそう思っています。
【参照】
北本市名由来
2011年6月3日金曜日
4スタンス理論─体幹重心──
NHK『ディープピープル DEEP PEOPLE』
本放送 総合テレビ 毎週 月曜日 2200~
再放送 総合テレビ 毎週 水曜日 2510~
5月30日(月)放送分
テーマ 女子マラソン
ゲスト 有森裕子 千葉真子 山下佐知子
この番組の中で、以前紹介した『4つの体幹重心タイプ』についても触れられていました。
このスポーツ人間工学概念は『4スタンス理論』というのが正式名称らしいです(いつ頃からそうなったのだろう?)。
お話されていたのは、順天堂大学講師兼陸上部監督の鯉川なつえ女史でした。
6月5日(日)に再放送があるので、スポーツ指導に興味のある方で本放送をご覧にならなかった方、そして本放送を見たけど録画を忘れた方は、この機会をお見逃しなく。
ディープピープル「女子マラソン」
2011年6月5日(日) 25時30分~26時21分
Gコード:6963964
【参照】
4スタンス理論 体幹重心理解の基礎
4スタンス理論 つま先重心の代表例1
4スタンス理論 つま先重心の代表例2
4スタンス理論 つま先重心の代表例3
4スタンス理論 かかと重心の代表例1
4スタンス理論 かかと重心の代表例2
本放送 総合テレビ 毎週 月曜日 2200~
再放送 総合テレビ 毎週 水曜日 2510~
5月30日(月)放送分
テーマ 女子マラソン
ゲスト 有森裕子 千葉真子 山下佐知子
この番組の中で、以前紹介した『4つの体幹重心タイプ』についても触れられていました。
このスポーツ人間工学概念は『4スタンス理論』というのが正式名称らしいです(いつ頃からそうなったのだろう?)。
お話されていたのは、順天堂大学講師兼陸上部監督の鯉川なつえ女史でした。
6月5日(日)に再放送があるので、スポーツ指導に興味のある方で本放送をご覧にならなかった方、そして本放送を見たけど録画を忘れた方は、この機会をお見逃しなく。
ディープピープル「女子マラソン」
2011年6月5日(日) 25時30分~26時21分
Gコード:6963964
【参照】
4スタンス理論 体幹重心理解の基礎
4スタンス理論 つま先重心の代表例1
4スタンス理論 つま先重心の代表例2
4スタンス理論 つま先重心の代表例3
4スタンス理論 かかと重心の代表例1
4スタンス理論 かかと重心の代表例2
2011年6月1日水曜日
18歳ルカクがチェルシーへ
チェルシーが「ドログバ2世」と移籍合意
[2011年6月1日 ニッカン]
チェルシーが、ベルギー1部アンデルレヒトの同国代表FWロメル・ルカク(18)を獲得する事で基本合意に達したと、1日付の英各紙が報じた。同選手は昨季のベルギーリーグで18歳ながら得点王に輝き、「ドログバ2世」と注目を集めた。
移籍金は1800万ポンド(約24億円)で、同選手は今週末に現地入りし、週明けにもサインする見込み。ルカクは「6日までに去就を決めたい。その翌日から大学の試験が始まるからね」と語った。
--------------------------------------------------
16歳で得点王になった神童ルカクはチェルシー移籍の噂を否定
[2011年05月06日 サッカーキング]
ビッグクラブから注目されるルカク 09-10シーズンに16歳でベルギーリーグの得点王となり、“神童”として注目を集めるアンデルレヒトのFWロメル・ルカクは、今夏にチェルシーへ移籍することが決まったのではないかとの噂を否定した。
チェルシーは早くからルカクに注目していると報じられ、獲得に乗り出すのではないかと噂されている。ルカクがFWディディエ・ドログバのファンであることから、一部では既に契約が結ばれているのではないかともささやかれていた。
しかし、現在17歳のルカクは自身のツイッターで、「ロマンスがいつも真実であるとは限らない。チェルシーに関するロマンスについてもそうだよ」とコメント。さらにアンデルレヒトもチェルシーとの取引について否定し、この話が単なる噂に過ぎないとの見解を示している。
なお、ルカクは今シーズンも28試合に出場して12得点を記録。得点ランキング4位につけ、昨シーズンの活躍がフロックでなかったことを証明している。
--------------------------------------------------
Romelu Lukaku (born 13 May 1993)
原口選手@浦和(1991年5月9日生)や宇佐美選手@G大阪(1992年5月6日生)のライバルですね。
【参照】
世界の十代
[2011年6月1日 ニッカン]
チェルシーが、ベルギー1部アンデルレヒトの同国代表FWロメル・ルカク(18)を獲得する事で基本合意に達したと、1日付の英各紙が報じた。同選手は昨季のベルギーリーグで18歳ながら得点王に輝き、「ドログバ2世」と注目を集めた。
移籍金は1800万ポンド(約24億円)で、同選手は今週末に現地入りし、週明けにもサインする見込み。ルカクは「6日までに去就を決めたい。その翌日から大学の試験が始まるからね」と語った。
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16歳で得点王になった神童ルカクはチェルシー移籍の噂を否定
[2011年05月06日 サッカーキング]
ビッグクラブから注目されるルカク 09-10シーズンに16歳でベルギーリーグの得点王となり、“神童”として注目を集めるアンデルレヒトのFWロメル・ルカクは、今夏にチェルシーへ移籍することが決まったのではないかとの噂を否定した。
チェルシーは早くからルカクに注目していると報じられ、獲得に乗り出すのではないかと噂されている。ルカクがFWディディエ・ドログバのファンであることから、一部では既に契約が結ばれているのではないかともささやかれていた。
しかし、現在17歳のルカクは自身のツイッターで、「ロマンスがいつも真実であるとは限らない。チェルシーに関するロマンスについてもそうだよ」とコメント。さらにアンデルレヒトもチェルシーとの取引について否定し、この話が単なる噂に過ぎないとの見解を示している。
なお、ルカクは今シーズンも28試合に出場して12得点を記録。得点ランキング4位につけ、昨シーズンの活躍がフロックでなかったことを証明している。
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Romelu Lukaku (born 13 May 1993)
原口選手@浦和(1991年5月9日生)や宇佐美選手@G大阪(1992年5月6日生)のライバルですね。
【参照】
世界の十代
今日からパクる、バルサのパスワーク!
今日からパクる、バルサのパスワーク!
【キーワード その1 】
パスの受け手への声かけ
[説明]
パスの出し手への声かけはどこのチームでもやっていますよね。ボールを持っている味方に対して、「ヘイ! こっち!」とか「逆サイフリー!」とか、そういうの。
でもバルサっぽい、速いテンポのパスワークをマネしようと思ったら、それじゃあ遅いんです。
そこでワンテンポ早い声かけができるように、練習しましょう。
個人の基本スキルのひとつに、「パスを受ける前に周りを見ておく」っていうのがあります。
前にもこのブログのどこかでそんなことを書きました。
これはサッカーをより楽しむうえでぜひとも身につけたい基本のひとつなのです(やっぱり“ゲームは頭を使わないと面白くない”です。状況がわからぬまま反射的に反応しているだけでは、猿回しの猿とどっこいどこいです)が、でもあくまでこれは個々人個々の個人的なスキルのほんの一部分に過ぎないですから、このスキルだけでバルサみたいなパスワークを実現しようとすると、このスキルをチームの全員が高レベルで身につけていること、それが前提条件になります。それぞれみんなが、それぞれみんなの考えていることを互いにわかっている必要があるからです。
でもそんなこと、そこらへんのふつうのチームにゃあできんせん。
できるわけがありゃんせん。
そこで、その代わりと言っちゃあなんですが、『パスの受け手への声かけ』がけっこう使えるんで紹介しますってことなんです。
[具体的説明]
まだボールを持っていない段階、パスを受けていない段階で、さあこれからパスを受けるぞ、パスを受けるためにポジションを移動中だぞっていう気配の味方に対して「○○! こっち!」「□□! サイド見てくれ!」などと、事前予測的に声でアナウンスするんです。「○○」や「□□」には、そのパスを受けそうな気配の味方選手の個人名やニックネームが入ります。実はここがポイントなんです。それもけっこう重要な。
【キーワード その2】
名前を呼ぶ
[説明]
知能の発達した動物には、音のした方向を見て確認しようとする本能があります。
また、社会性動物である「ヒト」にはさらに、自分を呼ばれたら呼んだ相手を見るという、ほとんど本能に近いような習性もあります。
自分から能動的に何かがあるのかないのかを見て情報収集して判断しなければならない場合、混乱を生じる率も、脳への負担も高くなります。当然処理するには手間もかかってしまいます。
対して呼ばれて振り向く場合は、ほぼ本能的な反応として声のした方向を確認するという、非常にシンプルな作業で済むので脳への負担も小さくてすみます。つまり処理速度も、だんぜんこっちの方が早いということになります。
---[ちょっと寄り道]---
それに胎教にはモーツアルトがいいとか、胎児はお母さんの声に反応するなどと言われていることからも明らかなように、耳(聴覚)は目(視覚)よりも優先される感覚器官です。脳にとってみれば、よりはるかに頼りにされているのが「耳」だと言えるでしょう。
ですから、何かうまくいかないなあということがあった場合、目(視覚)を忘れて、耳(聴覚)に注目して考え直してみると、ブレイクスルーが見いだせるかもしれませんよ。
-------------------
「パスを受ける前に周りを見ておく」というのは、例えれば、道路を横断する前に右左を見て安全を確認するようなものです。一方、「パスを受ける前に名前を呼ばれる」のは、いわば、クラクションを鳴らされるようなもの。誰だってびくっとしてそっちを振り返ります。考えている間なんてありません。
「ちゃんと見たはずなんだけど……」出会い頭の事故にありがちな言い訳です。こんな風に、自らの意図に従って事前確認しようとした場合に、見間違えや見落としが起こるのは、その作業が「見た」だけで完了しないからです。「見た」あとに「必要な情報をさがす」という作業がなければ完了しません。ましてその「必要な情報」は存在しない、かもしれないのです。
人間は、あるかないかわからない物をさがすのは大の苦手なのです。
でも逆に、「ある」とわかっている物をさがすことは得意だという特性も持っています。
ですから、クラクションを鳴らした車であったり、自分を呼んだ相手をみつけるのは、ストレスなしに瞬時で成し遂げることができるのです。
---[ちょっと寄り道]---
自分のかけた間違い電話のことはすぐ忘れるのに、かかってきた間違い電話のことは妙に頭に残ったりしますよね。これも実は、上で書いた働きを同じ、人間が持つ特性にその理由があるんです。
人間の反応や記憶といった能力は、自分から能動的に動いたことによる情報よりも、外部から受動的に受けた情報の方に価値を置き、またその処理に対しても重きを置くようにできているみたいなんです。面白いですよね。
-------------------
【キーワード その3】
ポーカーフェイス
[説明]
ババ抜きや麻雀といった対人ゲームで遊んでいるとき、持ち札(パイ)の並べ方や引いてきた札を入れる位置に細工をするのは子供でもやることですよね(子供が麻雀をする倫理的問題について、ここでは論じません)。私も手札のジョーカーを引いてもらえるように、幼いながらもいろいろ小細工を試みた覚えがあります。またポーカーや麻雀、将棋、囲碁でも、大きな手のかかっている場面では、相手にそれを悟られないように、目線や表情や仕草に気をつけるものです。自然に自然に見えるよう、平静を保つようにします。
こういう風に、自分の意図を勘ぐられないよう、表情や仕草を変化させないことを「ポーカーフェイス」と呼ぶことは、100人に聞けば100人がそう答えるくらいの一般常識です。
ところが同じ対人ゲームであるはずのサッカーとなると、とたんにこの「ポーカーフェイス」を忘れてしまう輩(やから)が多いことは、ものすごく残念だなあと常日頃(つねひごろ)私なんかは思っていたりするわけです。
なにもロナウジーニョみたいに、アッチ向いてホイしろっていうんじゃないんです。
何かプレーをする前に、自分の方から、
「うおっしゃー、△△するぞ!」
とか
「あいつにパスするぞ!」
とか
「こっちへ抜くぞ!」
とすぐわかるようなシグナルやサインを出す必要はないですよね、ってことなんです。
あと、ミスしたあと、自分から
「あ~あ、ミスしちゃった」
と、周囲にアピールする姿を目にするのは、まるで自分から会見を開いて、己の無知無能無責任さを無自覚に喧伝(けんでん)する政府首脳を見せつけられる国民のように興(きょう)ざめしてしまいます。
黙っていればミスかどうかなんてわからないのに、なぜミスする人ほどミスをアピールするんでしょう?
ここでもやっぱり「ポーカーフェイス」でお願いします。
チャビ選手もイニエスタ選手も、けっこうミスしてると思うんです。
でも無表情だから、それがミスなのかどうか周りはわからないんです。ましてテレビ画面からはとうてい判断がつきません。
カタルーニャの厳しい歴史が、そうさせているのかもしれません。戦いの場で、意図や感情を読まれたり、失敗を認めたりすることがどれほど危険なことなのかが、血骨に染みこんでいるのでしょう。
私個人の好みとしては、現在のFCバルセロナみたいなスタイルには、正直魅力を感じません。
もしバルサの紅白戦を見る機会に恵まれたとしても、他人が遊んでいるピンボールを脇から見ているようで、メッシがドリブルを仕掛けたときくらいしか「ワクワク」はしないのではないでしょうか。想像ですが。
でも今回のCL決勝から刺激を受けて、「バルサみたいなサッカーをしてみたい!」と思った、子供や親やコーチもいらっしゃるはずです。
そんなとき、「もっとテクニックを!」「もっと足元が上手にならないと!」「パスをもらえるように動け!」「もっと周りを見ろ!」というような指導・アドバイス一辺倒ではなく、今回私が紹介したような切り口からもトレーニングを見直してみるもの悪くないはずだ、いやむしろそうすべきだ、と私は確信しているので、このような駄文をしたためました。おおらかな器で楽しんで頂けましたならわいわいです、もとい、さいわいです。
【参照】
バルサの弱点はここ
対バルサ戦略~偽ファーガソン編~
バルサをマネる3つのポイント
昔のバルサはこうだった
バルサの育成投資方針
バルサ5-0レアルの動画
昨年度(09-10シーズン)CLでのFCバルセロナ評
2009-2010CL準決勝インテル×バルサ第1戦
イニエスタの作り方
FCバルセロナの哲学
【キーワード その1 】
パスの受け手への声かけ
[説明]
パスの出し手への声かけはどこのチームでもやっていますよね。ボールを持っている味方に対して、「ヘイ! こっち!」とか「逆サイフリー!」とか、そういうの。
でもバルサっぽい、速いテンポのパスワークをマネしようと思ったら、それじゃあ遅いんです。
そこでワンテンポ早い声かけができるように、練習しましょう。
個人の基本スキルのひとつに、「パスを受ける前に周りを見ておく」っていうのがあります。
前にもこのブログのどこかでそんなことを書きました。
これはサッカーをより楽しむうえでぜひとも身につけたい基本のひとつなのです(やっぱり“ゲームは頭を使わないと面白くない”です。状況がわからぬまま反射的に反応しているだけでは、猿回しの猿とどっこいどこいです)が、でもあくまでこれは個々人個々の個人的なスキルのほんの一部分に過ぎないですから、このスキルだけでバルサみたいなパスワークを実現しようとすると、このスキルをチームの全員が高レベルで身につけていること、それが前提条件になります。それぞれみんなが、それぞれみんなの考えていることを互いにわかっている必要があるからです。
でもそんなこと、そこらへんのふつうのチームにゃあできんせん。
できるわけがありゃんせん。
そこで、その代わりと言っちゃあなんですが、『パスの受け手への声かけ』がけっこう使えるんで紹介しますってことなんです。
[具体的説明]
まだボールを持っていない段階、パスを受けていない段階で、さあこれからパスを受けるぞ、パスを受けるためにポジションを移動中だぞっていう気配の味方に対して「○○! こっち!」「□□! サイド見てくれ!」などと、事前予測的に声でアナウンスするんです。「○○」や「□□」には、そのパスを受けそうな気配の味方選手の個人名やニックネームが入ります。実はここがポイントなんです。それもけっこう重要な。
【キーワード その2】
名前を呼ぶ
[説明]
知能の発達した動物には、音のした方向を見て確認しようとする本能があります。
また、社会性動物である「ヒト」にはさらに、自分を呼ばれたら呼んだ相手を見るという、ほとんど本能に近いような習性もあります。
自分から能動的に何かがあるのかないのかを見て情報収集して判断しなければならない場合、混乱を生じる率も、脳への負担も高くなります。当然処理するには手間もかかってしまいます。
対して呼ばれて振り向く場合は、ほぼ本能的な反応として声のした方向を確認するという、非常にシンプルな作業で済むので脳への負担も小さくてすみます。つまり処理速度も、だんぜんこっちの方が早いということになります。
---[ちょっと寄り道]---
それに胎教にはモーツアルトがいいとか、胎児はお母さんの声に反応するなどと言われていることからも明らかなように、耳(聴覚)は目(視覚)よりも優先される感覚器官です。脳にとってみれば、よりはるかに頼りにされているのが「耳」だと言えるでしょう。
ですから、何かうまくいかないなあということがあった場合、目(視覚)を忘れて、耳(聴覚)に注目して考え直してみると、ブレイクスルーが見いだせるかもしれませんよ。
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「パスを受ける前に周りを見ておく」というのは、例えれば、道路を横断する前に右左を見て安全を確認するようなものです。一方、「パスを受ける前に名前を呼ばれる」のは、いわば、クラクションを鳴らされるようなもの。誰だってびくっとしてそっちを振り返ります。考えている間なんてありません。
「ちゃんと見たはずなんだけど……」出会い頭の事故にありがちな言い訳です。こんな風に、自らの意図に従って事前確認しようとした場合に、見間違えや見落としが起こるのは、その作業が「見た」だけで完了しないからです。「見た」あとに「必要な情報をさがす」という作業がなければ完了しません。ましてその「必要な情報」は存在しない、かもしれないのです。
人間は、あるかないかわからない物をさがすのは大の苦手なのです。
でも逆に、「ある」とわかっている物をさがすことは得意だという特性も持っています。
ですから、クラクションを鳴らした車であったり、自分を呼んだ相手をみつけるのは、ストレスなしに瞬時で成し遂げることができるのです。
---[ちょっと寄り道]---
自分のかけた間違い電話のことはすぐ忘れるのに、かかってきた間違い電話のことは妙に頭に残ったりしますよね。これも実は、上で書いた働きを同じ、人間が持つ特性にその理由があるんです。
人間の反応や記憶といった能力は、自分から能動的に動いたことによる情報よりも、外部から受動的に受けた情報の方に価値を置き、またその処理に対しても重きを置くようにできているみたいなんです。面白いですよね。
-------------------
【キーワード その3】
ポーカーフェイス
[説明]
ババ抜きや麻雀といった対人ゲームで遊んでいるとき、持ち札(パイ)の並べ方や引いてきた札を入れる位置に細工をするのは子供でもやることですよね(子供が麻雀をする倫理的問題について、ここでは論じません)。私も手札のジョーカーを引いてもらえるように、幼いながらもいろいろ小細工を試みた覚えがあります。またポーカーや麻雀、将棋、囲碁でも、大きな手のかかっている場面では、相手にそれを悟られないように、目線や表情や仕草に気をつけるものです。自然に自然に見えるよう、平静を保つようにします。
こういう風に、自分の意図を勘ぐられないよう、表情や仕草を変化させないことを「ポーカーフェイス」と呼ぶことは、100人に聞けば100人がそう答えるくらいの一般常識です。
ところが同じ対人ゲームであるはずのサッカーとなると、とたんにこの「ポーカーフェイス」を忘れてしまう輩(やから)が多いことは、ものすごく残念だなあと常日頃(つねひごろ)私なんかは思っていたりするわけです。
なにもロナウジーニョみたいに、アッチ向いてホイしろっていうんじゃないんです。
何かプレーをする前に、自分の方から、
「うおっしゃー、△△するぞ!」
とか
「あいつにパスするぞ!」
とか
「こっちへ抜くぞ!」
とすぐわかるようなシグナルやサインを出す必要はないですよね、ってことなんです。
あと、ミスしたあと、自分から
「あ~あ、ミスしちゃった」
と、周囲にアピールする姿を目にするのは、まるで自分から会見を開いて、己の無知無能無責任さを無自覚に喧伝(けんでん)する政府首脳を見せつけられる国民のように興(きょう)ざめしてしまいます。
黙っていればミスかどうかなんてわからないのに、なぜミスする人ほどミスをアピールするんでしょう?
ここでもやっぱり「ポーカーフェイス」でお願いします。
チャビ選手もイニエスタ選手も、けっこうミスしてると思うんです。
でも無表情だから、それがミスなのかどうか周りはわからないんです。ましてテレビ画面からはとうてい判断がつきません。
カタルーニャの厳しい歴史が、そうさせているのかもしれません。戦いの場で、意図や感情を読まれたり、失敗を認めたりすることがどれほど危険なことなのかが、血骨に染みこんでいるのでしょう。
私個人の好みとしては、現在のFCバルセロナみたいなスタイルには、正直魅力を感じません。
もしバルサの紅白戦を見る機会に恵まれたとしても、他人が遊んでいるピンボールを脇から見ているようで、メッシがドリブルを仕掛けたときくらいしか「ワクワク」はしないのではないでしょうか。想像ですが。
でも今回のCL決勝から刺激を受けて、「バルサみたいなサッカーをしてみたい!」と思った、子供や親やコーチもいらっしゃるはずです。
そんなとき、「もっとテクニックを!」「もっと足元が上手にならないと!」「パスをもらえるように動け!」「もっと周りを見ろ!」というような指導・アドバイス一辺倒ではなく、今回私が紹介したような切り口からもトレーニングを見直してみるもの悪くないはずだ、いやむしろそうすべきだ、と私は確信しているので、このような駄文をしたためました。おおらかな器で楽しんで頂けましたならわいわいです、もとい、さいわいです。
【参照】
バルサの弱点はここ
対バルサ戦略~偽ファーガソン編~
バルサをマネる3つのポイント
昔のバルサはこうだった
バルサの育成投資方針
バルサ5-0レアルの動画
昨年度(09-10シーズン)CLでのFCバルセロナ評
2009-2010CL準決勝インテル×バルサ第1戦
イニエスタの作り方
FCバルセロナの哲学
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